昨日お風呂から出て、

 
 
 
寝る準備の為に部屋を暗くしていました。
 
 
 
睡眠の質を上げる為にヒーリングの音楽がかすかに流れている部屋に、
 
 
 
携帯のバイブ音が。
 
 
 
知らない番号。
 
 
 
 
でも03から始まるその電話番号を見て、
 
 
 
 
何となくどこからか気付いた。
 
 
 
 
私の緊張は一気に高まりました。
 
 
 
 
【はい、○○でございます。】
 
 
 
 
声は普通だが明らかに手が少し震えていた。
 
 
 
 
【○○さんの携帯でしょうか?
私○○クリニックの○○です。
今お時間大丈夫ですか?】
 
 
 
 
出生前診断をしたクリニックのカウンセラーの方だ。
 
 
 
 
検査機関に2箇所出したので、2回分けて結果の連絡が来るとは聞いていたのですが、
クリニックがやっている時間内に連絡が来るものだと勝手に考えていました。
 
 
 
この時間の連絡には心の準備が出来ていなかった。
いや、日中いつ来てもいい様に準備はしていたが、
クリニックが終わる時間、大体19時くらいには、
緊張を解いた所だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【はい、大丈夫です。】
 
 
 
 
内心は大丈夫では全くなかった。
再度心の準備が欲しかった。
 
 
 
 
【国内の検査機関に出した結果が今FAXで来ました。
結果をお伝えして大丈夫ですか?】
 
 
 
 
(何、この結果をお伝えして大丈夫ですか?っていうフリ。
ダメなの・・・?)
 
 
 
 
【お願い致します】
 
 
 
 
【国内の機関に出した、ダウン症の21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの結果は大丈夫でした】
【◯◯さんが一番知りたい相互転座の染色体異常の有無はまだアメリカから結果が来ていませんので、来ましたら直ぐにご連絡をします】
 
 
 
 
と言われ、電話を切りました。
2分弱のやりとり。
 
 
 
 
凄く長く、長く、長く感じたこの間。
 
 
 
 
まずは安堵しました。
 
 
 
私が結果が出たら直ぐに教えて下さい、
なんて言ったばかりに、
カウンセラーの方は気を使ってくれて、あの時間に連絡して来たのかもしれません。
もしかしたら、帰ろうとカバンを持っていた時にFAXが鳴り、
そのカバンを置いて私に電話かけて来たのかもしれません。
 
 
 
あんな時間まで本当にご苦労様と言いたいくらいです!
 
 
 
 
 
第一関門は突破しました。
次の電話で全てが決まる。
次の電話で私の染色体異常が遺伝しているか分かる。
 
 
 
次にかかって来る電話を切った後に、
大粒の涙を流したい。
 
 
 
 
【何も染色体に異常はありません】
 
 
 
 
と聞かされて。
 
 
 
 
大丈夫。
 
 
 
大丈夫。
 
 
 
高い確率で、私の染色体異常が遺伝する?
 
 
 
それがどうした!!!
 
 
 
なら、その統計データー、その論文をこの子が塗り替えてやる。