今朝の八重山毎日新聞。
「底地海水浴場再整備へ~市が民活導入」
底地ビーチを民間企業に資金を出させて整備・運営させる事を市民が望んでいるか?
誰のための整備?
先日も市の底地ビーチ再整備計画のプロポーザル要綱公表時に投稿しましたが、投稿後に市民から多くのお言葉を頂きました。
その殆どが、PFIという民間企業の資金でもって整備され企業収益を目的に運営されていくことへの懸念と疑問の声でした。
PFIとは、Private Finance Initiativeの略で民間の資金やノウハウを活用して公共事業を実施する手法で、自治体の財政面の負担軽減や民間企業による運営ならではの高レベルなサービスが期待できる一方で、民間企業の資金で整備される公共施設であるにも関わらず資金拠出企業や企業グループの収益目的の料金徴収による公共性の低下、公共施設の独占的な運営が懸念されます。
最近の石垣市は、同じく民間活力による公共施設運営手法の指定管理者制度で、放課後児童クラブや運動公園等を、市外の大手企業を選定する傾向が続いているので、底地ビーチも同じようになるのではとの憶測が出ています。
底地ビーチは、昔から市民の憩いのビーチとして親しまれている、静かで波も穏やかな海岸で、特に子供連れには安心して海遊びができる海岸です。
数年前から指定管理者制度による運営、現在は何故か業務委託による運営となっていますが、管理棟も新たに整備され、シャワー施設やトイレ等は改修が必要だとは思いますが、市民がそれ以上の施設整備を望んでいるのでしょうか。
管理棟はすでに整備されているので、シャワー施設やトイレ等の改修、整備に係る整備財源は、そんなに大きな負担になるとは思えず、運営も石垣市がコントロールする指定管理者制度や業務委託で良いと思います。
このPFIによる底地ビーチ再整備計画についても、6月議会でしっかりと質していきます。