航空経済紙「Aviation Wire」の記事に、JTA・JALの2024年2月の輸送実績速報値がありました。

《JTA、2月利用率72.1% 旅客19.6%増25万人》

https://www.aviationwire.jp/archives/297583

新石垣空港・宮古空港路線の提供座席数を見て、本土や那覇からの新石垣空港と宮古&みやこ下地島空港への今月の航空会社提供座席数はどうなっているのか、興味が湧き調べてみました。

(軽い気持ちで調べたら…半日かかりました)

*表は個人的に調べたものなので、参考程度にご覧ください。

石垣・宮古ともに航空機利用者は島民や出張の移動手段もあり観光客だけではありませんが、提供座席数は航空会社の綿密なマーケティングによるものなので、入域観光客と比例していると思います。

4月の航空会社提供座席数(本土・那覇から石垣・宮古片道)

本土・那覇⇒新石垣:14万8,149席

本土・那覇⇒宮 古:9万8,492席

本土・那覇⇒みやこ下地島:2万1,960席

*宮古空港・みやこ下地島空港併せて:12万452席

本土・那覇からの石垣・宮古行きの提供座席数では、まだ新石垣空港が2万席強多いですが、下地島空港開港やここ数年の宮古島の注目度は凄いですよね。

タイトルの「航空会社提供座席数、石垣島を宮古島が上回る日が来る?」という見出しにした理由は、最近の航空業界で衝撃が走った、「鈴与ホールディングス(HD)」がスカイマーク株を電撃取得して筆頭株主となる予定となりました。

鈴与HDは、静岡空港や名古屋空港を拠点に定期航空事業を展開し新石垣空港にもチャーター便を運航しているFDA(フジドリームエアラインズ)の親会社、「みやこ下地島空港」の空港ハンドリング業務を行っている「鈴与エアポートサービス」もグループ企業、今回のスカイマークの筆頭株主となることで、スカイマークの下地島空港への乗り入れが更に増える可能性があります。

実際に、7-8月に福岡路線を就航させます。

また、「みやこ下地島空港」に就航しているLCC「ジェットスター」も4月末から本格的に運航を再開しますので、今後は「みやこ下地島空港」が盛り上がってくるのでは。

石垣・宮古路線への提供座席数だけを比較するのではなく、宮古圏域の盛り上がりによる相乗効果で、沖縄の『先島諸島』のブランド化が高まってほしいですね。

『先島諸島』というと最近は、台湾有事の際の全島民島外避難だとか、シェルターだとかのお先真っ暗な話題が多かっただけに、このような話題で明るい未来を考えたいですね。