~異様な施政方針~
 
本日より石垣市議会3月定例会が始まりました。
 
新年度の石垣市の主要施策や年間予算を諮る3月定例会初日は、恒例の市長の令和6年度施政方針演説から。
 
 
巻頭巻末を除き全7章からなる令和6年度石垣市施政方針でしたが、現市政が始まって15年目の施政方針は、初めて見る異様な施政方針でした。
 
今年度石垣市の福祉・経済振興・インフラ整備・行財政等について7章に章立てされ、29ページになりますが、全体的には総花的で目新しいものはありませんでしたが、ひとつの章すべてをある事業に費やす程の力を入れるものがありました。
 
それは、「石垣港と台湾基隆港を結ぶ定期航路開設」を柱とする事業を、まるまるひとつの章とし、全29ページ中4ページも割いています。
第5章のこの事業で、石垣市の総合的なまちづくり、新たな経済システムの確立へ「一気呵成(いっきかせい)に進める」とまで力説し、さらに「日台双方の新しい時代の架け橋を築く」と政府を代表するようなことまで謳い、この事業に全身全霊で取り組むと、異様な拘りようでした。
 
 
 
ひとつの事業・方針にここまで施政方針で拘るのは現市政が誕生して初めてではないでしょうか。
 
この事業について、今定例会の一般質問で取り上げますので、詳細は一般質問後に改めて報告します。
 
ちなみに、現市長の4期目主要施策の「ゴルフ場」は、たったの1行半でした。
 
また、脱コロナ禍の目玉であったクルーズ船再開に関して、大事業となるクルーズ船用ターミナル整備には特に触れられていないどころか、大多数クルーズ客による「夕食難民」対策で、キッチンカーパークの取り組みを試みるとだけ…
新石垣空港国際線再開の施策もありません。
 
この「石垣港と台湾基隆港を結ぶ定期航路開設」の動きについては以前、軍事利用を想定した動きであるのではとの指摘をしてきましたので、そちらを参考してください。
 
砥板芳行アメーバブログ
『怪しげな台湾航路開設の動き…』
https://ameblo.jp/toita-isg/entry-12834069145.html
『続・怪しげな台湾航路開設の動き』
https://ameblo.jp/toita-isg/entry-12834289024.html
 
『台湾航路開設について妻がYoutubeで解説…』
https://ameblo.jp/toita-isg/entry-12834345162.html