石垣市の中山市長他、沖縄県内離島市町村長が国が進める有事の際に自衛隊が空港や港湾を使用出来るようにする「特定重要拠点空港・港湾」としての整備を沖縄県として国に要請するようにと、玉城デニー県知事に要請しました。


玉城デニー県知事は、情報が不十分として「現状では判断できない」と回答。

石垣市議会は、過去に数回、近隣諸国からの国際線就航が増加傾向にある中、滑走路の延長や国際線ターミナルビルの拡張を国や県に要請していますが、あくまで民間旅客機の就航を前提としたもので、有事の際の軍事利用を念頭としたものではありませんでした。

要請の結果、国際線ターミナルビルは、約3倍の床面積に拡張されました。

今回の要請では、沖縄県内離島市町村長による要請なので、石垣市についてのみ述べます。

中山市長は、新石垣空港の拡張を事あるごとに要請していますし、市長支持の市議らも議会意見書を提案していますが、今回の要請でも、新石垣空港就航機材の大型化を想定していますが、新石垣空港空港には既に大型機に分類される機材も就航しており、それより更に大型の旅客機は世界で2〜3機種しかありません。




更に先日、JALも羽田空港⇄新石垣空港路線にB787を就航させるとのプレスリリースがありました。
 


JALの同路線には退役したB777-200も就航していました。

空港拡張!拡張!とばかり言っていますが、具体的に何をどう拡張したいのか、意図が理解できません。

中山市長が求める現状よりも大型の機材就航では、現在でも空港ターミナルビルの収容力の限界を超えているとの指摘があるので、増設どころではなく新設しなければならないのでは。

そんな中、中山市長は、欧州での石垣島観光が好評だったので、欧州からの直行便にも言及していますが…
那覇空港や新千歳空港にさえ欧州便がないのに、そもそも欧州の方が石垣島に行きたいと希望するのと、直行便でなくてはならないということは別の話です。

そんな例え話で、市民が納得するとでも思っているのでしょうか。