どうも。

砥石川です。

 

 

 

 

6月1日2日と、福岡市のベイサイドプレイス博多で行われたベイサイドミュージックジャンボリーなるイベントに行ってきた。

このイベントのことを知ったのは多分2か月近く前のこと、ツイッタの山口洋(以下ヒロシ)の告知によってであった。

入場無料とあり、かつ参加するメンツを確認して、すぐさま私は6月1日の宿探しを開始したのだった。

かつ、翌3日(今現在だ)のバイトの有給取得を決める。

 

 

 

 

 

 

 

 

随分早い時期に予約したが、土曜日とあって、カプセルホテイルであっても高かった!(出来れば3000円程度で泊まりたかったんだが、叶わなかった)

まーしかし、宿も有給も、無事ちゃんと取れた。

 

 

が、6月1日当日になって、今回の福岡遠征は至難を極めた!

このブログ記事は、多分かなり長くなる。

なので、この至難については書かぬ(第三者からすれば面白がれるだろうから書きたいけれども)。

自分のおっちょこちょいのせいなんだが、イベント参加にまつわる個人的な周辺のあれやこれは、これでもかと私を苦しめたのだったw

 

 

 

 

 

先述の至難によって、1番手モーサムトーンベンターの人の開始時間には到着が間に合わなかった。

しかし3分の2くらいは観ることが出来た。

やたら吞みやがるなというのと、ルースターズのカバー「グッド・ドリームス」が印象に残っているw

 

 

 

2番手藤井一彦!

もちろんグルーヴァーズのフロントマンでソングライター、素晴らしすぎるギタリストでもある。

今回の我が遠征を即決に至らしめた重要なひとりである。

観るのははじめて。

 

 

全部ではないが、「トップ・オブ・ザ・パレード」以降6作ほどのアルバムは聴いている。

たまーに死ぬほどいいメロディを書くんであるw

多少リズム隊に弱い印象を持つこともあるんだが、昔から大好きなバンドなのだった。

 

 

まず2曲目に演奏したブルース「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」が良かった!

ギターがうまい!分かっちゃいるがうまい!

そしてグルーヴァーズの最新ヒットと自称して演奏されたこれだ!

初めて聴いた(と思う)この曲に私の涙腺は崩壊したww

ようつべにちょうど似たような弾き語りがあったので貼っておく。

 

 

奇跡は要らない あなたはもう起こしている

憂鬱に 痛みに 渇きに 虚しさに 重圧に 孤独に 屈辱に 耐えたじゃないか!

 

 

アウトサイダーとして歯を食いしばるようにして生きている私のために歌われていると思いましたよ。

ありがとう一彦!

私は次の列車に乗り続けます!

 

 

 

 

 

 

そして問題の大江慎也だw

生きる伝説。

サウンドチェック無しでスタートだw

歪みに歪ませた電気ギターでの弾き語りなんだが、忌憚なくいってしまえばもうむっちゃくちゃなんであるw

呂律が回ってなければリズム感も何もあったもんじゃないw

いきなり「テキーラ」だww

弾き語りに合う合わないに関係なく選曲されたに違いない怒涛のルースターズナンバーw

 

 

見渡すとさっきの一彦の時より観客が3倍以上は増えている。

しかも若いのが多い。

いかに伝説として、ルースターズというのが若い世代にも聴かれているかを物語っていた。

 

 

ご存じのように、彼は着実な音楽生活を続けていくことが叶わなかった。

九大病院のことなど自分でもネタにしていたんで書いてしまうが、精神を病み、今もその後遺症は残っているだろう。

この時の演奏にもその影響はゴリゴリに出ているわけで、少しばかりギターがうまくなって喜んでギターを歪ませる中学生並みの演奏なわけでw、それでも「ここんとこのソロは花田じゃなくって俺なんだ!人間クラブじゃおいらギタリストだったんだからね」と言わんばかりにコード感もへったくれもないソロをもぶちかますわけでww

 

 

もちろん、くそ真剣なんであるw

ヒロシは自分の出番で「大江さんすごかったね!ルーリードみたいやったね」言うてたが、ルーリードの比ではなかったw

「なんだこりゃ」と私も思っていたがw、段々「そうだ!大江!いけ!やれ!そうだ!やるんだ!そうだ!」と静かな狂気が宿りだしw、私はすっかりケルアック「路上」のディーン・モリアーティみたいになっていたw

ヒロシは「大江さんな」というかもしれんが、やはりここは「大江!大江!」と呼びかけたいw

 

 

大江慎也66歳、ピュアの塊のようだった。

それを象徴するかのように最後は「やりたいだけ」www

モーサムの人、ブラフマンの人も一緒になって、やりたがっていたww

私も猛烈にやりたくなってきてしまい、翌日はソープに突撃したwww

ある意味でこのイベントは「やりたいだけ祭り」であったと思いますw

すごいもの観ました(やー)。

 

 

 

 

 

 

その後小山田荘平さんという若い方(私は全く知らなかったんだが人気あるようでした)、ブラフマンの人と続き、初日のヘッドライナー、ヒロシの出番を迎える。

ヒロシを観るのは99年以来だから25年ぶりである。

山口で2回、都内で3回は観ているのを覚えているから、6回目かそれ以上の邂逅となる。

 

 

四半世紀ほどの時をへだてたわけだが、良くも悪くも変わっていなかった。

私はヒロシを日本最高峰のギタリストの一人と思っているが、この日のギターは少し力が入りすぎているように思えたかな。

即時録音したループに乗せたソロを聴けるのは嬉しかったが。

 

 

それにしてもよくあんな美人を射止めたのう(うらやましいー)。

TOKIEさん。

私ちょっとすれ違いましたが、きれいでしたー。

彼女のベースはAJICOとROSALIOSで聴いたことあります。

遅ればせながらご結婚おめでとござます。

 

 

 

ヒロシの演奏が終わるころには陽もとっぷりと暮れておりました。

遠景でステージはこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

2日目。

見知らぬ複数のいびき男性のせいでか、カプセルホテイルの小さなスペースにて、私はなかなか寝付けなかった。

多分3時間も眠れていなかった。

しかし私は昨日「やりたいだけ」を聴いてしまっているw

カプセルから2店のソープランドに指名予約の電話をかけるも2店ともに断られるw

致し方なく、とある店にフリーで突撃したが、分からんもので死ぬほどタイプの女性に当たった!

聴けば普段は都内でキャバ嬢をやっているが、知る者のいない中洲に1週間限定で稼ぎに来ているらしい。

かくして私は35歳近く年下の宮地真緒似最高女性を相手に、最高の汗を流したw

 

 

 

 

それはさておきw、2日目は友部正人さんに尽きる。

ちなみにTOKIEさんとすれ違ったことは先にふれたが、友部さんともすれ違った。

一彦ともすれ違った。

しかし、何のアクションも起こせなかった。。

それが、私である。。。

 

 

友部さんに尽きると書いてはしまったが、これは事前の予見に過ぎず、実際には他にも素晴らしいブルースマンを堪能できた。

びっくりしたのはねえ、ハリケーン湯川っていう人のギターでした。

コージー大内って人もなかなか良かった。

マンダリン砥石川もなかなかよかった、などといつか誰かに書かれたいww

 

 

 

加えて、個人的には30年以上前に観たたまのステージ以来の邂逅となる知久寿焼さん。

友部さんもそうなんだが、とにかく歌い続けた者の強力なる存在感と唯一無二の個性。

たまのステージでも聴いた記憶のある「らんちう」なんか最高であった。

気づけばヒロシがステージ袖で観ていて、「らんちう」終わりで大喜びしていたw

彼らは同世代になるんかのう。

両者その後友部さんのステージにゲストで上がります。

 

 

 

 

 

 

 

正直ですね、私が選ぶ本イベントのベストアクトはまず藤井一彦で決まりだろうと思っていたのです。

何といってもあれだけ泣かされましたからww

それがね、友部さんたらね、「夕日は昇る」やっちゃうんですよ。

私はね、これ聴くと泣くんですよ。

どうしたって泣くんですよ。

 

 

一度だって聴いたことのある方なら、この曲の中で「今度君にいつ会える?」というフレーズがこれでもかと繰り返されることをご存じかと思います。

そして「今まで沈むとばかり思ってた太陽が どんどん昇って消えちゃったんだ」と歌われるのです。

つまりは、あり得ないことがこの歌の中で起きる。

奇跡が起こるこの歌の中では、死んだ人にだって会えるのです。

そして友部さんは何度も何度も繰り返す。

「今度君にいつ会える?」と。

そんなに雄叫んだりするわけではないのにとにかく感情が乗り移ったあの声で。

 

 

 

大江慎也と並ぶ、本イベントのもうひとりの生きる伝説友部正人。

文体が変わってきているのに加えw、大江慎也を大江と呼ぶのに対して、私があくまで「友部さん」と呼称するのに気づかれている読者貴兄も多かろうと思いますw

何故かは私自身も分かりませんw

 

 

歌い続けることが叶わなかった大江、着実に歌い続けてキャリアを重ねてきた友部さん。

まず上手いとか美声だとかいうことではない友部さんの歌声があれだけの説得力を宿しているのは、まー、資質もあるのでしょうが、やはり歌い続けてきたことに多くを拠ってるのかもしれません。

 

 

ちなみに個人的に私が友部さんを観るのはこれで2回目。

十年ちょっと前に佐賀の小さなお店で、手を伸ばせば触れそうな距離で観た時以来だったんですが、変わらない、それでいてミリ単位で強度が増している、そんな印象を持ったりもしました。

本当に、素晴らしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

とうことで、これを書き上げることで私にとってのこのイベントは終了する、ということが私には分かっていましたw

疲れましたw

チケット代はかかりませんでしたが、交通費、宿泊費、食費と雑費、ソープ料金wを含めると、結構な額を出費しました。

ソープは関係ないだろう!と詰め寄られる読者貴兄もあられるやもしれませんが、大江がね「やりたいだけ」やってなければ行ってないんですよ!

失敬だなあww

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。