十色社アトリエ・トンネルを抜けると非日常へ・CADと結婚したい | 仕立屋・洋裁教室 十色社 toirosha

仕立屋・洋裁教室 十色社 toirosha

埼玉県春日部市の小さなアトリエで、オーダーメイド仕立服やドレス作りをしています。仕立屋さんの洋裁教室では、少人数制の洋裁レッスンとワークショップを行っています。

十色社アトリエ
リノベーション

十色社設計室 初仕事

建築CADでの図面が仕上がりました。



CADって製図のソフトなんだけど
一般的にCADって言ったら
建築のCADだよね。

でも、アパレルにも
アパレルCADっていう
洋服の製図専用のソフトがあって
(私は東レのクレアコンポっていうのを
長年使っていた)

アパレルメーカーで
パタンナーをしている時

毎日朝一番に会社に着いたら
パソコンを立ち上げて
CADソフト開くところから
1日がスタートしてた。



わたし
CADが好き過ぎて
好きすぎて。



製図って
まぁ基本的には
紙に定規あてて
鉛筆で直線引いたり

カーブなんかも手の感覚で
実寸で当然把握してて

あくまで手で描くものを
画面上で扱う

っていうことなんだけど

(イラストレーターで
絵を描くみたいなのもそうだよね)



でもね


人間の手って
完璧じゃないやん?



直角に線引いたつもりでも
延長してみたらズレてたり

平行のつもりが
平行でなかったり

鉛筆の線の太さや
定規の具合によって
1mm単位でどんどん
ズレていったりするやん?



一般の人よりかは
いくぶん正確にできるであろう
製図を扱うプロであっても

やっぱり
95%は正確だったとしても

5%ぐらいはどうしても
ズレたり歪んだりとか
するやん?



わたしは個人的には
出来上がったものが
用を為していれば

多少前後してたり
誤差があっても
別に問題ないし

むしろそれが味
だと思って肯定的なんだけど



CADは
なんていうか

正確なのよ笑。



コンピューターなんだから
もちろんミリ単位
もっというと
100分の1ミリ単位で
寸法が一瞬で出るし

なので修正もぱっと把握しやすいし

キーボードの操作さえ
手が覚えてしまえば

手描きよりも
圧倒的に正確な製図が
効率よく作成できちゃうのよ。



いや

そんなの当たり前と言われれば
当たり前なんだけど


超すごい。


とわたしは思う。


感動ものだと思う。




私が10mm
と言えば
申し分のない10mmの線を描くし

三等分、と言えば
100分の1mm単位で
これでもかというくらい正確に
きっちり三等分してくれるし


どんなに無茶な製図を要求しても
一生懸命画面上で
表現しようとしてくれるし

私のいうこと
よく聞いてくれるし

伝えたことちゃんと
覚えてくれてるし

電源切れても
またつければ同じ画面が現れ

メンテナンスさえ気をつけていれば
絶対私を裏切らないしっ!



CADって
なんて健気なんだろう…😭


まるで忠犬ハチ公のよう。



そしてわたしに期待もしない。
どんなに酷使しても文句も言わない。
とてもフラットで
居心地のいい関係笑。


CADと結婚したい。






十色社設計室の夫が持ってきてくれた
内装のディテールカタログを見ながら
夫婦できゃっきゃ言っていました。



部屋の中の壁に
こんな小窓つけたら可愛くない?


入口の扉はこんな感じのやつに
自分たちで着色したら面白いよね。





アトリエの入り口には
十色社って書いてる
サインを置いて

扉を開けて
奥まったアトリエ内に行くまでの
ちょっとした廊下みたいなところは
あえて壁と天井を暗く塗って
トンネルみたいにして

そのトンネルを抜けると

じゃーん!

非日常のようなステキな
十色社アトリエがひろがる!
みたいなの、良くない?

いーねいーね!




夫婦の夢は拡がります🥰