(大船渡市街地)≪画面をクリックすると拡大表示≫
(漁港近くの水産加工会社)
(上記写真建物中央看板拡大)
主要産業である漁業関連施設が集中する沿岸地域は壊滅状態。市街地中心部も港近くにあり、見る影もありません。
今回の震災での被害は地震による家屋倒壊はほとんど無く、津波による浸水、特に引き波によって街が破壊尽くされ全てのものが押し流されてしまいました。
道路一つ隔てた水のこなかった場所では、震災など無かったかのような街並みが残っています。
(赤倉土集積場)
震災後、自衛隊や米軍などの国際救援隊による捜索や瓦礫撤去が行われましたが、50日を経た現在でも街中に瓦礫が山積みのままの状態。
瓦礫の量は大船渡市だけで推定75万t 市内15ヶ所の集積場に集められ、金属類 コンクリート 木材等の可燃物などに分別され最終処理場へと送られることとなっていますが、海水に浸ったゴミを焼却すると焼却炉が傷む為塩抜き処理が必要とのことです。
様々な課題を抱え、街中の瓦礫の山を目の当たりにすると、瓦礫処理という復興への第一歩でさえ遠い先のことと思えてきます。
市では年内いっぱいで瓦礫処理を終了すべく作業を進めています。