ゆにばーすのはらちゃんに感動を覚える。
5組ネタやってその後コーナー。
1つは漫画の中にある台詞で答える大喜利、2つ目が伝言ゲーム、最初の人がモニターに出る文字確認、それを次の人は爆音ヘッドホン装着したまま、口の動きだけで読み取らないとならないやつ。
後攻チーム、プラスマイナス岩橋、西村ヒロチョ、グランジ五明、で、ラストはらちゃん。
ここからですね、ただのお笑いレポになりますごめんなさい、ただただ感動してしまって誰かに言いたくなったから書くんで、あんまりやんや言わないで欲しいんだわ。
話は戻って、後攻チームへのお題 は『お笑いで世界を救おう』。ここでまず最初の岩橋。トップの人は声にしていいわけ、だって2番手以降の人はみんな爆音ヘッドホン状態だから。
ただクセ強い面白おじさんだから、この『お笑いで世界を救おう』、を『お笑いで世界を救おう!!!!!!!!!!!!』くらいの爆音ボイスで言っちゃう。
1番向こう、ヘッドホンしてるはらちゃん身体ビクッとなってる。後攻チームからは『聴こえてんじゃん、そういうゲームじゃないじゃん』、ごもっとも。
で、次いでヒロチョがヘッドホンしてる五明に『お笑いで世界を救う!!!!!!!!!!!!』、で、また奥のはらちゃん身体ビクッとなってる。
五明は全く動じずで『あれ?もしや聞こえてないのか?』疑念が生じるなか五明、ヘッドホンしてるはらちゃんに『お笑いで世界を救おう!!!!!!!!!!!』。
でラストのはらちゃんが答える、って事なんだけど、私は司会をしていて思ったのです。
側から見てるとですね、聴こえてるじゃん答えられるに決まってんじゃん、で、最後全く別の事言う、でオチ、みたいに考えられるは考えられるんすよ、側から見てるから。
ただ!これがもしも自分が当事者だとした時にですね、まずとんでもないプレッシャー感じます、めちゃくちゃ迷い生じます。万が一これ思いついたとしても、そんな勇気湧く自信もない。更に!答えからズレ過ぎた事言っても冷めるし、絶妙なところつかないといけない!ここには技術、度胸、信頼、全てを兼ね備えないと到底立ち向かえない!俺には無理!中学ん時の野球の練習試合で
父兄達が見守る中ショート守ってて頭上に凡フライ、そのボール見上げながら『こんな簡単なの落としたらみんな冷めるだろうなあ』ってぼんやり何故だか考えてしまってそしたら本当にグローブの土手に当てて落球してしまった俺には無理!
そう、信頼と言えば、ヒロチョ、五明も、しっかり聴こえたそのままを伝えていくのも凄いですよね、ここで出しゃばる奴いてもおかしくないっちゃおかしくない、ただラストはらちゃんを信頼しての事でしょう!ここも実は結構な熱盛ポイント。
で!そんな俺如きの戯言は舞台袖にぶん投げて、『お笑いで世界を救おうう!!!!!!!!!!!!』を受け取ったはらちゃん、そーれーでーは、答えをどうぞ!
『お笑いで食えてた時代を返せーー!!!!!!!!!!』
演者、客席、全員崩れ落ちる。
私は、恥ずかしながらですね、鳥肌が立ってしまいましたね。
何の打ち合わせもしていないのに、その場にいる全ての芸人達が瞬時にポジショニングを確認し、今回で言えばFWのはらちゃんの華麗なるゴールを見守る(或いは託す)。
そしてワードのチョイス。『お笑いで世界を救う』というピースフルなものから『お笑いで食えてた時代を返せ』という多少の憎悪入り混じるノットピースフルな叫び。原型を残しつつ、ほぼ相反するところへ強引ではなく自然に持っていく手腕。
私は尊敬、感服、称賛、等の感情を抱きながら舞台へ静かに崩れ落ちてゆきましたよ。
いつかどこかで学べるものでもない、こういったプレッシャーに日々身を投じ続けた結果得た笑いですよこれは、私は崩れ落ちたまま舞台にめり込んで終わり。
お笑いの人達って凄いですよ、あまり人に写真撮っていいって言わないんだけど思わず声掛けてしまって慣れてないもんだから1枚目はポーズ取る直前にシャッター押す体たらく。