おじさん、やるときはやる男なんですよ👍

 

 

この日は愛妻との記念日、結婚記念日で麻布十番のミシュランを獲得した経緯石垣吉田さんに行って来ました。

 

オーナーの吉田さん

 


お店は完全プライベート空間。テーブルの席もあります。


鉄板はカウンター前に2機。

向かって右奥に炭台があります。

こちらで肉の仕上げをするとのこと。

店名の『石垣吉田』の由来が気になり尋ねてみると、『石垣』は使用しているお肉が、石垣島きたうち牧場の石垣牛からきていて、『吉田』は吉田シェフのお名前、ということです。

 

まさに

シンプル イズ ベストな店名ですね!笑

 



メニューはおまかせコースで好みやアレルギーなど事前に細かく聞いてくれます。さすが世界のVIPが集う高級店です。

 

この日のメニューは画像の通り。その日その日、お客さんに合わせたメニューをお作りになるのだとか。

頭が下がります。

 

ドリンクはペアリングがおすすめかと思います。料理に合わせたお酒をひとつひとつ丁寧に提供してくれます。


最初にこの日のメインディッシュとなる石垣の牛を私たちに見せてくれます。

血統書付きのシャトーブリアン。

最高級ですね。

 

鉄板で低温で火入れをして最後炭火で表面をキャラメリゼするように焼き上げ提供してくれるという。なんとも楽しみです。
低温60℃の鉄板でゆっくり溶けていく牛の香りが何ともよく、食欲をそそります。

一品目はとうもろこし豆腐。

揚げた甘いとうもろこしと、とうもろこし豆腐の間に焼きナスが。お出汁が美味しく、なんとも上品です。


続いて、唐墨をあしらった毛蟹のリゾット。

たっぷり毛蟹身と唐墨を混ぜながら頂きます。

唐墨と毛蟹の旨味が口一杯に広がります。

『神髄』の日本酒と相性がばっちり合います。

 

三品目は海洋深層水でコンディションを整えたアワビの肝ソース。

そこまでこだわるんですね、と驚き。

肝ソースはなめらかで優しい味わい、大ぶりのアワビは贅沢の一言。残った肝ソースには鱧で作った鱧パスタを入れてくれます。

グルテンフリーで体に優しく、また鱧の旨味をしっかりと感じられるアイデアメニュー。最高です。


同店、石垣牛と並ぶ2大看板食材と言ってもよいのはトリュフとのこと。そのトリュフを使った名物料理が『雲丹のスクランブルエッグ』

カスピ海のキャビアとオーストラリアのトリュフ。

香りがよい冬のトリュフしか使わないのがこだわりとのこと。南半球のオーストラリアは冬ですもんね。なるほど!

 

まぁしかしこの世界一贅沢なスクランブルエッグ!

卵全体が雲丹の香りでいっぱい。トリュフとキャビアを一緒に、あとで添えてくれた備長炭を練り込んだトーストと共に頂く。これだけでよいほど笑、至高のメニューでした。


そしてメインは、石垣島きたうち牧場の牛シャトーブリアン。

半年熟成したという、にんにくダレと玉ねぎ羅臼昆布の梅ダレ。あとお塩で頂きます。

最後に炭火で表面をかりっと仕上げたシャトーブリアン。

旨味と香りを閉じ込めます。肉質がよく低温で火入れしたお肉は一切のドリップはなくピンク色でとてもきれい。
柔らかな食感と表面かりっと、のコントラストがたまりません。今までどんな肉食べてきたんだ?と思うほど。笑
胃に持たれない癖のない本当に上質な脂のお肉です。

〆は青鮫のフカヒレらーめん。

肉厚なフカヒレと、鶏としじみ、すっぽんのスープ。

さっぱりながら各食材の旨味が確かに感じられます。量がまたちょうどよくお料理最後の品にぴったりです。

デザートはパッションフルーツの上にピーチパイン、マンゴー、そしてイタリア製だというジェラートマシーンで作ったココナッツアイスが。

果物の甘さと甘さ控えめのジェラートがとても合っていて、ぺろりと気づいたらなくなっていました。笑

 

食後のドリンクでコース終了です。


シェフとの会話も楽しく、上質で贅沢な空間。
比類なき名店だと思います。

 

本当にまた、ご褒美で来たいと思えるお店でした。
ごちそうさまでした。

 

石垣吉田