9月30日


個としての仕事ぶりと全体への貢献の双方を評価する報酬システムが必要である。



誰でも報酬は必要である。だが、いかなる報酬システムにも人を間違って方向づける恐れがある。

報酬は、企業や社会における位置づけを表す。仕事に対する評価と並んで、人の価値に対する評価をともなう。しかも報酬には、正義、公正、平等についての観念が情緒的に結びつく。金銭は定量的である。だが報酬システムにおける金銭は、価値や質という無形の微妙なものを表す。したがって、報酬システムにおいては科学的な公式はありえない。

たとえ最善を称したとしても、報酬システムなるものは、必然的に、報酬がもつさまざまな機能と意味合いの妥協の産物たらざるをえない。最善の報酬システムにしても、組織を強化する半面で弱体化し、正しい方向づけをする半面で間違った方向づけをし、正しい行動を奨励する半面、間違った行動を奨励する。

したがって、報酬システムは単純にしなければならない。公式を押しつけるものよりも、判断を働かす余地のあるもの、個々の職務に応じられるものにしなければならない。われわれにできることは、報酬システムが間違った行動を奨励し、間違った成果を重視し、共通の利益から離れることのないようにすることだけである。
『マネジメント-課題、責任、実践』




個としての仕事ぶりに報いるとともに、全体への貢献に報いる報酬システムを設計してください。


うちの会社も個人戦以外もチーム戦があると良いですね♪
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