3月29日

部分は全体があってはじめて意味をもつ。



マネジメント・サイエンス(経営科学)は、一つの前提をもたなければならない。企業とは有機体であるとの前提である。企業とは、共同の事業へ自らの知識、技能、心身を投じる人たちからなる高度なシステムであるとの認識である。樹木のような生物的システムであれ、企業のような社会的システムであれ、システムはすべて有機体である。

したがって、部分の改善や効率化が全体の改善につながるとはかぎらない。部分の改善や効率化がシステム全体に害を与え、場合によってはシステムそのものを破壊することさえある。システム全体を強化する最善の方法が、ある特定の部分の弱体化、るまり曖昧化や非効率化であることさえある。重要なことは、技術的な効率ではなく、成長、均衡、調整、統合の結果としての全体の成果である。

部分の効率に重点をおくことは、システム全体にとって有害である。道具の正確さを追求して、全体の健全性と成果を犠牲にすることにもなる。
『変貌する産業社会』『マネジメント―課題、責任、実践』


陥穽:落とし穴のこと




全体の成果をあげるためには手を抜いたほうがよい活動はありますか。
それは何でしょうか。


セールスプロセスを固定することかなと思います。
この人にはこの売り方、この人にはこの売り方、ということだとプロセスの検証ができなくなってしまうので。。


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困るような、困らないような。。