2月19日

企業が優れている最大の理由は赤字の機能にある。


再民間化とは、家族やコミュニティが担いきれなくなったために政府に任された仕事を、政府以外の組織に戻すことである。再民間化に企業が適しているのは、それがイノベーションのための組織だからである。他の組織はすべて、変化を阻止するか、少なくとも緩和するためにつくられている。それらは、やむをえざるときに不承不承イノベーションを行う。

しかも企業には、政府に不可能な二つのことができる。第一に、事業をやめることができる。市場で活動しているならば事業をやめざるをえなくなることがある。第二に、企業は社会がその消滅を許す唯一の組織である。企業は仕事ぶりを厳しく評価される。消費者は製品がどれだけ役に立つかだけを考える。役に立たなければ、それをつくった企業が消滅しても残念とは思わない。投資家も残念とは思わない。

企業が優れている最大の理由は、利益の機能にあるのではない。赤字の機能にある。だからこそ企業は、あらゆる組織のうち最も機能性に富み、最も柔軟である。
『断絶の時代』





すでに刑務所の運営や軍事上の役務が民間企業に委託されています。さらに予想されるものを列挙し、民間委託の利点をあげてください。



わざわざ国がやらなきゃならないものって実際は少ないと思います。

軍事・外交など国民の安全にかかわることとか一部以外は、全て民間に任せる方向で良いのではと。



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