2020年は東京オリンピックでの多くの金銀メダル獲得のみならず、佐渡金銀山世界遺産登録によって、ゴールドラッシュの一年になるかもしれません!

 

佐渡は古来から「金の島」と呼ばれてきました。佐渡の金銀山開発は16世紀中ばから本格化し、手工業により,西欧とは異なる金銀生産を継続しました。江戸時代には日本最大の金銀山として世界有数の産出量を誇り、徳川幕府の財政を支えました。

佐渡には、ほぼすべての鉱山技術を見ることのできる遺跡と、鉱山を支えた人々が暮らした鉱山集落や鉱山都市の景観が今も鮮やかに残されています。

 

佐渡金銀山はこれまでも国内推薦を得るため県民が一体となって運動を続けてきました。

世界遺産登録の実現には、まず、国の文化審議会で国内推薦候補に選定されることが必要です。今回提出した推薦書案では「顕著な普遍的価値」を見直し、構成資産(登録を申請する施設や遺跡)もこれまでの7か所から主要な鉱山3か所に絞り込むなど、佐渡金銀山の世界史的な独自性を更に明確にしています。世界遺産の国内推薦候補は、毎年1国1件に絞られることになっており、今夏の文化審議会世界文化遺産部会で決定される予定です。

 

このため、国内推薦に向けた気運醸成のため、私たち県関係の国会議員や県内の政官財学、企業、民間支援団体が加盟する県民会議を中心に、新潟県が一体となり、今回4度目の挑戦となる運動を推進してまいりました。

 

こうした中で、先日から私も汗をかき、関東甲信越の国会議員を中心に署名を集め、本日、花角英世新知事、三浦佐渡市長、新潟県選出の与党国会議員と、世界文化遺産登録の実現に向けて官邸要望を行いました。

 

今年は、絶対に結果につなげたいと思います。佐渡金銀山を新潟の宝、ブランドとして活用し、多くの人を招き入れ地方活性化につなげてまいりたいと思います。国内から新潟への観光需要の取り込みの他、訪日外国人のインバウンド需要の取り込みを図る上で大きなアドバンテージとなります。新潟空港、上越新幹線などの利活用の増進にもつながり、地元としてぜひ実現させたいと思います。世界遺産登録に向けて、私も地元選出の国会議員として、引き続き全力でバックアップしてまいります!

 

衆議院議員 石崎徹