まず初めに、平素より東北大学男子ラクロス部をご支援、ご声援いただいている方々、大会運営等にご尽力いただいた関係者の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

自分に関しては引退ブログを書く資格がないのではないかと思っていますが、貴重な機会をいただけたので、少しでも何か感じていただけたらと思い、自分の４年間のラクロス生活を記そうと思います。

入学時、ちょうどコロナ禍になったばかりであり、授業はすべてオンラインでした。そのため、対面新歓ももちろんなく、すべてオンラインのみだったので、おそらく部活やサークルに入った人数が最も少なかった代ではないかと思います。当時、ラクロス部に入ろうという考えは全くなく、高校のころからバスケ部に入りたいと思っていました。しかし、対面新歓がなくなりどうしようかと迷っていたところ、同じ高校の２個上で同じ部活で直々の先輩であったゆいとさんからラクロス部のオンライン新歓に誘われ、正直めんどくさいなと思いつつ、流石に断れなかったので参加しました。内容はお食事会みたいなものでした。新歓に参加してみて特に入りたいとかは思わず、その後も２，３回参加したのですが、感想は変わりませんでした。

その後、半年以上経った11月ごろ、ゆいとさんに今度は対面新歓に誘われ、対面新歓に興味があったこともあり、参加しました。その時にやったミニゲームがめちゃくちゃ楽しくて、悩んだ結果入ることを決めました。結局入部したのが12月中旬だったので、ヘルメットやクロスが届くのに時間がかかる影響で年内プレイすることができませんでした。

年明け後、またコロナによる部活動の制限が強くなり、部活動停止となりました。部停期間が長引き、僕が初めてメットインできたのは2年生の5月の中旬でした。練習開始までに壁でパスキャの練習はしていたのですが、いきなりメットを付けて通常練習に混ざることは初心者に自分にはすごく難しく、初日の練習は何もできずに終わりました。1週間後、みちのくオープンがあり、まさかメットインして1週間で試合をすることになるとは思ってもいませんでした。初めての試合は吹っ飛ばされたり散々でしたが、クリアができたり、ウィングでポゼッションすることができたりなど、確かな感触はありました。

その後、コーチや先輩の教えのおかげで、だんだんと上達していきました。そしていよいよ引退試合まじかになり、このあたりから体調を崩すようになりました。引退試合は無事終わりオフシーズンに入りました。そして練習再開したと思えば、すぐにまたコロナによる制限が強くなってしまい、春まで部活動停止となりました。ここまでは充実したラクロス生活を送っていました。

春になり、新チームが始動して2週間ほど経過したころ、体調が急激に悪くなり、1週間ほど練習をお休みした後、休部するという選択を取ることになりました。3年生で新歓を任されていたこともあり、本当に申し訳なく、罪悪感でいっぱいでした。休む分、新歓はできるかぎり関わろうとしていました。このあたりから部活の輪の中にいづらくなったと思います。

6月あたりに体調が完全復活とはいかずともよくなり、復帰することにしました。ですが、また徐々に悪くなり、休んだり遅刻したりが続くようになりました。

そして、10月あたりから練習に行けない日々が続き、全学1回戦の日になりました。そこでチームは負けてしまい、シーズンが終わることとなりました。前のシーズンが充実していた分、このシーズンでは何もできず終わってしまい、自分の中で言葉にできない虚無感がありました。そして、このシーズンをもって部活をやめようと思っていました。何もできない自分に嫌気がさし、自分がいても意味がないと感じていました。まずそのことをしもんに伝えたところ、飯に行こうということになり、しもん、ほうしゅう、自分で飯に行きました。いろいろと話しても、自分の思いは変わりませんでした。その後、しもんから、「どんな形でもいいから部活を続けてほしい」という言葉をもらい、こんな自分でもチームのためになるのならと続けることを決めました。

新チームの練習が始まり、練習に行くようになりましたが、結局また休んでしまうことになり、その数か月後には休部することになってしまいました。

7月に復帰するも前シーズンの二の舞のようなことになり、現在に至ります。

この４年間でチームにいたことの方が少なかったと思います。振り返ってみて、体調が悪いということはあくまできっかけにすきず、体調が悪い中でもできることはたくさんあったし、結局は自分の心の弱さが招いた結果なんだと思います。

僕は4年間を通して後悔することができませんでした。

よくやりきったから後悔はないという人もいますが、自分の場合それとは別で、後悔するほどの熱量でラクロスをすることができなかったということだと思います。

例えば、優勝したとしても、あの時こうすればもっとうまく勝てた、あの時ああしてしまったから負けてしまいそうだった、など後悔はいつでも絶えないと思います。

だから、僕が言うことではないとは思いますが、「後悔」してください。

正確には「後悔」できるようになってください。

ここまで長く稚拙な文章を読んでいただきありがとうございました。

最後に

コーチの方々へ

期間が開いたときでも、練習に参加させてくださりありがとうございました。

後輩へ

こんなに敬えない自分に後輩として接してくれてありがとう。

同期へ

迷惑を一番欠けてしまい、本当にすみませんでした。たまにあったときでも話しかけてくれて本当にうれしかったです。ありがとう。

りょうがさんへ

相談にもたくさん乗ってくださったり、定期的に連絡をくださったり、本当に感謝しかないです。ありがとうございました。

しもんへ

同じポジションとして、同期として、一番親身に接してくれてありがとう。

家族へ

心配かけてばかりで申し訳ないです。ここまで生きてこれたのも家族の支援あってこそでした。本当にありがとう。これからもよろしく。

OVER

31期　久保快有

【31期引退ブログ】#86久保快有『後悔』