こんにちは。
東北大学学友会卓球部3年男子主将の木村基人です。

今回は、全国公、秋季リーグ戦の結果の報告と、七大戦に向けての抱負を述べさせていただきたいと思います。

2024年の全国公は千葉県のの千葉ポートアリーナで、8月13日から16日にかけて行いました。

僕は今年で3回目の全国公の出場です。昨年、一昨年は神戸、福岡と飛行機での移動が必要でしたが、今年は千葉で新幹線で移動しました。
大学での遠征で飛行機には以前よりは慣れたものの、手荷物検査や搭乗に間に合うかなどまだまだ不安に感じることは多いので、新幹線での移動は気が楽です。

まずはじめに団体戦の結果から報告させていただきます。

男子は、大阪教育大学、高知工科大学と試合をしました。
結果は、大阪教育大学に3-0で勝ち、高知工科大学に0-3で敗れました。

大阪教育大学との試合は、4年生が引退後の新チームとしての初の団体戦でした。
前半に川村壮太、村井利喜の1年生2人を起用する大胆なオーダーで試合に臨みましたが、その不安も忘れさせるほどの余裕と自信のあるプレーで前半2点を取り、結果3-0で勝利しました。

高知工科大学との試合は、松井康輝、川村壮太のペアが1セット目を取り、盛り上がりを見せたのですが、その後は全国公連覇校としての実力を発揮され、1セットも取ることができず敗れました。

女子は高知工科大学、北九州市立大学と試合をしました。

結果はどちらも0-3で敗れました。

これまでチームを引っ張ってきてくれた、遠藤まこと先輩が団体戦を引退し、今回から新チームとなった試合でした。

ダブルスはこれまで遠藤、二瓶で組んでいたところを、池田恵理子、梅内風花の2年生ペアに組み替えました。

高知工科大学、北九州市立大学は共にとても強く、相手に主導権を握られるプレーが多かったものの、バックでのラリーやつっつきからの4球目など池田、梅内ペアらしいプレーも見られました。

男女とも今大会優勝校の高知工科大学に予選リーグで当たり、本戦出場とはなりませんでしたが、新チームの強みもみられたので前向きに捉えていきたいです。

個人戦は男子ダブルスは後閑虹策、伏見優希ペアがベスト32、女子ダブルスは野末あかり、樋口小夏ペアがベスト32でした。

後閑、伏見ペアは毎試合フルセットの熱戦でしたが、戦術力が相手を上回り勝ちきっていました。
伏見は、今年度より高専より編入してきた3年生です。右シェーク裏裏で、台から出たボールならどんなボールでも回転を上書きすることができるほどフォアドライブが上手いです。

エースダブルスとして起用されている松井、川村ペア以外にも結果を残してくれるペアがいるのは団体戦において選択肢が増えるのでとてもありがたいです。

男子シングルスは川村がベスト64,女子シングルスは二瓶がベスト64でした。

特に二瓶のベスト32決定の試合は印象に残りました。二瓶とは入部した最初の部内戦で試合し、それからよく練習、試合をしていますが、強くなったなぁと感じた試合でした。
結果としては、1-3で敗れはしたものの、最終セットも15-17で一歩も引かない試合を見せてくれました。

自分は今大会シングルスは先に攻められず負けてしまいましたが、二瓶は相手のいいサーブに対しても積極的に攻めに行っており、とても刺激を受けました。

七大戦での活躍に期待したいです。

全国公のまとめとしては、今年も苦しかったなという印象です。
寝れない、試合が来ない、敗北の三重苦を今年も味わいました。
昨年は4回戦まで進出したものの、今年は3回戦で敗れてしまい、成長が結果に現れないことにとても悔しさを感じました。

この大会で毎年安定して結果を残すことができる、高知工科大学の凄さを改めて感じました。
また、私が1、2年のときの全国公より確実にレベルが高いなとも感じました。
来年はチーム、個人として1勝でも多くできるようまた頑張りたいと思います。


続いて秋季リーグ戦と全日学予選の結果を報告させていただきます。

今年度も花巻市総合体育館で8月26〜28日に行いました。

男子団体はⅡ部に出場し、弘前大学、山形大学、岩手大学、東北学院大学Ⅱ部、仙台大学と試合しました。

結果は、弘前大学に1-3で敗れ、山形大学に3-0で勝ち、岩手大学に1-3で敗れ、東北学院大学Ⅱ部に2-3で敗れ、仙台大学に1-3で敗れました。

今大会は川村が出場できなかったため、チームとしては、厳しい試合でした。

そんな中でも、後閑、村井の活躍が際立ち、そのおかげもあり、全ての大学といい試合ができたと思います。

後閑は5試合に出場し4勝、村井は4試合に出場し3勝という結果でした。

昨年の秋季リーグ戦は、降格という結果になりとても悔しい思いをしましたが、今年はなんとか残留することができて安心しました。

また、岩手大学、弘前大学ともいい試合ができたことは自信にはなりました。
春季リーグではⅠ部昇格、インカレ出場を目指したいです。

女子団体はⅠ部に出場し、東北福祉大学、東北学院大学、富士大学、東日本国際大学、岩手大学と試合しました。

東北福祉大学、東北学院大学、東日本国際大学には0-3で敗れ、岩手大学には1-3で敗れましたが、富士大学、棄権のためⅠ部残留となりました。

上位3校からは1点をとることができませんでしたが、成長を感じる点もありました。

東日本国際大学戦で梅内が桑原選手に対し、強気の両ハンドの攻めで2セットを取るなど、今後に期待ができる試合もありました。

続いて全日学予選の結果を報告させていただきます。

男子ダブルスは柏木夏空、工藤直哉ペアが4回戦進出、女子ダブルスは遠藤、二瓶ペアが3回戦進出でした。

男子シングルスは村井、工藤が4回戦進出、池田、遠藤が3回戦進出でした。

工藤の初戦は山形大学団体メンバーの高くんとの試合でした。工藤の良さの安定感のあるカットと、ミスのないスマッシュでの攻撃が上手く決まった試合だと感じました。

村井は2回戦で弘前大学の松橋くんと試合しました。団体戦で松橋くんには点数を上げられており、威力と安定感のあるドライブを打つ選手です。村井はなるべく厳しいサーブから3球目を打つこと、レシーブはバックのラリーに持っていくことを徹底し、3-1で勝利ました。

代表決定戦まで進んだ選手はいなかったものの、部員一人一人のレベルが高くなり、竸った試合はものにできる選手が増えたなと感じます。


最後に七大戦の抱負を書いて終わりたいと思います。

昨年は男子は0勝6敗、女子は6勝0敗と男女で明暗が分かれる結果でした。

昨年は私も選手として出場しましたが、チームの勝利に貢献することはできず、とても悔しい思いをしました。

全国公での試合を見る限り、今年度の七大学はどの大学にも強いメンバーが入っており、楽な試合はありません。

女子も昨年は優勝したものの、今年は他大学が大幅に強くなったため苦戦を強いられます。

私は今年が最後の七大戦です。
1年生のときの強い先輩を見ていた七大戦、2年生のときの全敗の屈辱を味わった七大戦。
今年は、どんな試合になるかわかりませんが、できることをやりきりたいと思います。

自分、そしてチームの全てを出し尽くしたと思える試合をしたいです。

七大戦まで残り3日、できる準備をしたいと思います。