弁天様が濃厚に繋がってるような。

でも、それはとても厳しい現状でした。

 

前回の出流山から満願寺も書いておきます。
こちらは、過去記事です。(2013年)
すごい鍾乳石があるんです。

前回の弁天様は佐野市ですが、
こちらは栃木市。

出流山満願寺について簡単ですがご紹介。

 

 

 栃木版武甲山

 

その満願寺へ行く途中に、武甲山によく似た石灰開発の山を発見。
満願寺へ行く時は、石灰工業地帯をとおって行く感じが秩父と似ています。

 



それで、ちらっとみえたのが「三峰鉱山」という名前。

工場の名前のようですが、後で調べたら「三峰大権現」
と名のつく山がこのあたりにありました。

しかし、これが三峰信仰と関係しているのかどうかは不明。

採石場所が三峰山のところだから、秩父との因縁を感じる・・・。

 



この石灰の山は、「鍋山」といい、北側の連なった山々を「三峰山」という。

おそらく、三峰という名前の山は単に峰が連なってみえるから、
という事みたいですが、御嶽教が関わっていることを考えると、
それだけが理由ではない気がします。

鍋山の由来は、鍋を逆さにふせた形に似ているからと。
船ではなく鍋という名前から、そんなに古い山ではないかもしれない。
近くには星野遺跡があるのですよ!

鹿沼市永野にある倉本神社は、御嶽山とよんでいます。

その、倉本神社では北辰山と名付けている山もあり、
このへんでは星宮の妙見信仰が関わっているようです。


その山も、廃棄物処分の山として問題がありました。
不法投棄されていたことが判明したのです。(wikipedia)より

「ここは関東広域の都市の上水の事実上の水源であり、
廃物に含まれる有毒物に、下流の川が汚染される等の不安感が、
この案に対し多くの者から指摘された。

そこで埋設するのに使用する廃物を、
都市の建築物の梁などに使用されている、建材用木材など、
何種類かに限るとの案が更に出された。」

 



武甲山もそうですが、都心部の廃棄物汚染を地方の、

自然の森へ廃棄することが通常。

 

当然、自然が豊かな所ですから水も豊です。

だからか・・・
出流山の「流れ出る」メッセージから
今、とても弁天様を濃厚に感じてます。
(なぜか九州の「脊振」が・・・ここも白蛇)

ここも北辰ですから。

「栃木市の鍋山(三峰山)は、西側に良質な石灰を産出する為、
石灰の生産工場が、山の西の麓、旧葛生町羽鶴に集中している。

石灰の掘り起こしは古くから行なわれており、
戦前はトロッコ列車(鍋山人車鉄道)が、栃木市尻内(しりうち)を
通って栃木駅まで走っていた。

採掘場は現在ではたいへん深くなっており、
鍋山の下にはかなりの空洞があるとされている。


また鍋山の西側は頂上付近まで削り取られていて、原形を留めていない。

~~
 

地下空洞は普通土砂で埋め戻された。

しかし、鍋山の他の採掘業者が石灰石を発掘中、土砂混じりの産廃物を発見、

すでに木村石灰問題の以前から不法投棄されていた。

平成19年12月に栃木市議会で取り上げられ、

平成20年1月29日に市の視察が行われ産廃業者に対して責任追及が始まった。」

武甲山と同じ山は、栃木県にもあったんです。

満願寺へ向かう時に、
石灰石の発破が行われるので、車を停められました。

武甲山は、山頂で発破されていますから
発破している様子は見られませんが、ここでは通行をとめて
発破をするんですね。。。

そんな水の豊かな修行場のすぐそばで、発破が行われているとは。。。

厳しいですよね。
ほんとに。

 

 

 満願寺の由来

 

真言宗智山派 出流山満願寺は、
弘法大師御作の千手観音菩薩をご本尊とする

坂東三十三観音第十七番札所です。

 

 

 

 

今から千二百余年前に修験の行者、
役の小角によって「観音の霊窟」(鍾乳洞)が見つけられ、
天平神護元年(765年)日光山繁栄の源を作られた

勝道上人によって開山されました。

 

 

 

この「観音の霊窟」には鍾乳石によって自然にできた

十一面観音像があります。

 

 

(奥の院)

 

満願寺の奥の山道は修験道。
水が流れ出る森を歩く途中に女人堂もある。

 



「この上にある大師の霊窟は、女人禁制だったのでここで合掌した」とありました。
昔は奥の院の十一面観音はお参りできなかったようです。

 



それで、この鍾乳洞の形がすごくて。。。

その観音様は、誰かが彫った観音像が洞窟内に
安置されていると思っていたのですが、
実際みてびっくり!!

自然の鍾乳石で、なんともいえない正直ぞっとする鍾乳石でした。

 

図で・・・表ってどうなってるんだろう・・・

珍しく写真が撮れなかったのです。
(撮れる雰囲気ではなかった…)

なので、実際に見に行ってみてくださ~い。

その形が不思議だったのでこれを見た人(役小角)が、

十一面観音様として祀った話。

あんな形の鍾乳石はみたことがありません。

左端にちょこんとついている大黒様らしき姿が、

なんかとっても愛らしいのですよ。
これは衝撃的なので、写真では伝わらないと思います…。

そんな圧倒される鍾乳石でした。

 

 

 

 

 

このあたり、美味しい清水がたくさんあります。

栃木もすごい所がありますので、
水に関わるお話を。

美味しい水は、深い森の奥にある。

その水を飲んだ時、こんなに美味しい水があるのか!と
感動したほどです。

しかし、そのあたり一帯でも、
放射性廃棄物の最終処分場予定地となりました。


つづく