昨日、劇団「短距離男道ミサイル」の「TSUNEKIYO」をみてきて、
笑いあり涙ありで、素晴らしかったです。
一緒にいったNさんも、感激してました。
昨年末、いろいろあり、悲しみの中にいたのですが、
蝦夷から笑いをもらって、元気がでました!
Nさんが元気でるから!ってカレーのお店に連れて行ってくれて。 ありがとー
※紅茶とクラフト酒の店タイフーン
ほんとに、まほろばブログをやっていて、良かったと思いました。
みなさまの支えがあって、書けるのです。
で、劇団のは、高橋克彦先生の題材を参考にしている内容もあり、
蝦夷フアンには、おすすめです。(笑えるけど愛がある)
この劇団の名前で活動するのは、今回が最後だそうです。(まあ、隣国を刺激しますわな)
ほんとに蝦夷は、みんなから愛されていますね~。
ところで、劇団をみたからか、
なんだろうなぁ、
大地震の夢をみてしまった。(とても長い揺れ)
またか。
以前も蝦夷と地震がつながってたなぁ。
---------------------------
さて、まだまだつづく鉄の話
どんどんいくぞ、
ヒッタイト。
古代の鉄は、現在の核に匹敵するという。
青銅器から鉄へ変わったことは、
大イノベーションと言われるほど、
衝撃が大きかったそうだ。
初期の鉄の利用は、「隕鉄」。
鉄と呪術も意外にも関係するのだが、
ヒッタイトの文献史料から、
王が人間的な一面もみられ(王は神ではない)
女性を中心とした社会(絶対君主な)
女帝が君臨していたことがあった。
当時は疫病に悩まされ、疫病退散の祈祷も行っており、
その長きにわたり王とともに権力をもっていた女帝の
存在が、巫女のような役目で、
「ミタンニ王国」の女性たちだったと考えられる。
※ミタンニ出土の紀元前1500–1350年ごろの円筒印章
どうも神官に仕えることができるような女性の出身は、
ミタンニ王国の女性に権威があったらしい。
ミタンニの人たちが、フルリ人を統一したと。
→バビロンをもたらした。
初期ヒッタイトは木の家だった!?
北からやってきたヒッタイト人が鉄をもたらしたという歴史。
歴史で学ぶヒッタイト人とは「違う文化をもっていた人」が、
鉄技術をもたらした可能性が高い。
場所は、北方のカスピ海やコーカサス山脈からきたと。
アジア・ヨーロッパの堺。
その理由に「木の建築」があった。
コーカサス山脈(画像:アルパインツアーより)
ギリシア神話では、
コーカサスは世界を支える柱のうちの一つで、
ゼウスがプロメーテウスを
鎖で繋いだ場所でもある。
だから~・・・「つなぎの龍」
トルコや中東の歴史だと「石の家」のイメージがあるが、
ヒッタイト文明の特徴は「木の家」だったことも?
木村先生の本(『ヒッタイトに魅せられて』)から、
最も古い製鉄が発掘された、カマン・カレホユックの建物は、
石づくりだが、その下を掘ると
「これまで一度も見た事がない建物が重なっていた」
それが、大量の木材を利用した柱穴の発見。
この多用された木材の建物から鉄塊、鉄製品が発見されたという。
約4300年~4200年前。
突如、建築方法が変化することは考えにくいが、
この変革は、わからない。
木を使用していたのは、アナトリアのものではなく、
アナトリア以外のもの。
しかし、
鉄を生み出した製鉄技術は、
それが存続されて、今のヒッタイト帝国が巨大化したが、
それ以前の人々の暮らしに「木」の階層があったということだけ。
石の建物→木の建物→他の建物・・・
というように、まだ掘ればわかるかもしれない。
木の文化と石の文化の違いがあるけれど、
先に入った印欧語族のルウィ族が最初で、
その後にやってきたヒッタイト人が焼き討ちした。
なので、木の層から鉄がでてきたのは、木材を多用した建物を
焼き討ちしたことで、ヒッタイト民族に結びつけられる、と。
つまり、一概に、木の人達が初期の製鉄民とは、
断定できない・・・はがゆさ。
でも、鉄をもたらす場合は、
やはり「火」を多く使う。→木の伐採。
そこからゾロアスター教との関連もあるが、
その人々にも謎が多い。
謎だらけ。
鬼がいた大江山は鉄の宝庫
さて、飛んで日本。
鉄について、興味深い話。
前回は、舞草神社のある白山岳や
他の地域でも見つかる「バナジウム」の成分が
鉄に使われていたことがわかっていたのだが、
もうひとつ「ニッケル」という成分が、
隕石に含まれていることがあると
前回書いてました。
石鉄隕石と鉄隕石には、
鉄とニッケルが含まれており、
これらを「隕鉄」と呼ぶ。
鉄‐ニッケル合金からなるのが、隕石。
古代の人は「宇宙から鉄がやってくる」と考えていた証拠。
なので、日本では度々「空から降ってくる」
という描写は、隕石でありまた鉄のこと。
大型の鉄隕石(ホバ隕石:ナミビア)
つまり・・・青銅器から鉄に変わった時代とは、
「軍事用に使う必要があった為」
あらゆるニッケルの効用が、
耐食性、安価で導電性も高いため、
軍事用に多く利用されている。
電気も帯びているため電池にも。
これが「鬼の伝説」に繋がる!
『大江山絵巻』
大江山の鬼伝説は有名。→酒呑童子(しゅてんどうじ)
ここの鬼伝説が誕生した背景に、ニッケルがあった!
<地質>
大江山一帯は主に超塩基性岩である蛇紋岩からなり、
この少量のニッケルを含む蛇紋岩の風化により
「ニッケル分」が濃縮され二次的に生成した「珪ニッケル鉱」
などのニッケル鉱物を含む含「ニッケル粘土」が分布している。
太平洋戦争勃発の前から日本では軍需物資として
重要品目の一つである「ニッケルの国産化」が目標に掲げられ、
開発が行われ終戦頃まで採掘されていた。
日本では第二次世界大戦中、京都府与謝郡の大江山で開発された
ニッケル鉱山で日本冶金工業が採鉱を行ったとある。
ニッケルだらけ・・・
そして、この大江山にも「妙見山」あり!
(隕石おちてないかな~)
これは以前、知人から頂いた史料より。
『神と鬼の棲む山・・・元伊勢と大江山』村上政市
なるほど~~。
鬼を以て鬼で征す。
とは、鉄を以て鉄で征すこと。
氏族でいえば、このあたり占拠していたのは、
「天火明命」
尾張物部氏や海部氏とも深い関係。
これらのタタラに関しては、
大いに物部氏が繋がる。
かなりスピリットな話に広がっていく。
(後で)
戦争には、資源が必要。
まず、資源がないと戦えない。
争いが絶えない地域をみれば、
そこにどんな歴史があったかみてとれる。
資源の使い方により、
今は地球の枯渇が目に見える・・・
隆起を繰り返す地球。
掘りすぎた結果。
そのとばっちりを食うのだろうか?
一生、資源に惑わされる世界は、終わらないのか?!
(大江山)
ところで、隕鉄だけに隕石が繋がるヒッタイト神話。
最も古い、約4億5千万年前に地球に落下した「ギベオン隕石」↑
相当、大きい。
これも、ウィドマンシュテッテン構造。
※ウィドマンシュテッテン構造。
ロレックスが腕時計の文字盤に採用したり、
装飾品などに使われているというので、
ロレックスの目のつけどころが、すごい。
隕石は、時間をも征服する?
今度は、ヒッタイト神話に登場する女神に注目。
イシュタルが登場するけれど、
ヒッタイトも日本と同じ菊紋様。
これがまた面白いところに繋がる!
イシュタル=キュベレー=クババへ
このクババと繋がったのは・・・
「隕石」の意味があったから!
次は、福島県を舞台に。
ヒッタイトのある山が語源由来になっていたら、
面白いと思う。
あの山を妄想。
つづく