猪伝説がある大張の丸森。
先月末、久しぶりにいってきました。

主人がここの棚田が好きらしく
案内してもらったのですが、
良い所でした~。

 

「大張沢尻棚田」

 

 

にしても、丸森にくると必ず猫がいますね。
棚田にものほほ~んとした猫ちゃんがいました。

 




「大張沢棚田は、江戸時代から昭和にかけて整備されたもの
東日本では珍しい石積み棚田です。


地形的に条件に恵まれていないこの地域は、
水の確保が苦労でしたが、天水、湧水を利用した
米作りを数名の農家の手によって受け継がれました。

平成11年「日本の棚田百選」に認定。
平成18年には、農林水産大臣賞を受賞。

台風などの災害により何度も土砂崩れに見舞われたが、
その度に景観と機能を維持してきました。」

 

 

石垣


ここのお米は美味しいでしょうね~~。

美しい~飛び出すハート

 


丸森は、実家の横瀬町と似ているので好きです。
また、丸森耕野のはちみつも好きです~!ラブラブ

 

 

 

おすすめの棚田です。

 

もうひとつ、おすすめの棚田は山形県朝日町になるのですが、

こっちは規模が大きい。

 

 

 

ちょうど先月末に行っていたので、(2020年)

今くらいが良いと思います。

 

 

猫碑

 

さて、場所が変わり、またこれ久しぶりに訪れた
「百々石公園(どどいし)」
阿武隈山系特有の巨石ごろごろが多い山。

齋理屋敷やお店がある所の近です。



丸森の山はとにかく楽しい。
気楽に登れて伝説も多いです。

公園は後で紹介しますが、
入口に観音堂があり、ここにも猫碑があります。

 



「細内観音堂」といい、
伊具三十三観音霊場第7番札所「十一面観音堂」を祀ります。

 

 



「伊具郡」と呼んでいた地域ですが、

とても歴史が深い所です。

猫は、大事な蚕をネズミねずみが食べてしまうのを追い払うため、

重宝されていました。
伊具の歴史にも養蚕があり、倉稲魂を祀る人々がいたようです。
そんな話を。

場所は不明ですが、阿武隈ラインの船乗り場近くに、
下滝大明神が祀られているそうです。

「養蚕家が下滝にお参りし幣束を借りてきた。
次の日、嫁が養家に入ると、天井から大きな蛇がぶら下がってきた。
下滝様のお使いで家に入るとその姿を見せるという。
それから、まゆができたと」


この神様は、ウカノミタマをお祀りしているという。

 

※中央にあるのが猫碑

 

 

最初にきた時は、石碑だけだったのですが、
猫碑だけ囲いがされて守られていますね。

 

ここでは、猫さま。猫

ちなみに、隣にある足尾山は、
『常陸国風土記』では「葦穂山」(おはつせ山)とあり、
平安時代に醍醐天皇がこの山の神社に祈願し足の病が治ったことから、
「日本最初足尾神社」の勅額を下賜したため、
「足尾山」に改称したといわれる。

かつては加波山と共に天狗の山として知られており、
足の病に霊験があるとされ、

草鞋、靴、義足などが多数奉納されている。(Wikipedia)

蚕供養碑、山神碑、庚申碑など。

 



子安観音

多くの石碑は、丸森に豊富にある「花崗岩」を用いているそうです。

 



丸森は、花崗岩に囲まれている「トア」がよく見えるので、
とてもパワーがある所です。(丸森:岩岳からみえるトア)

実は、ここに来たかった理由は、
珍しく動物の夢をみたのです。

必要な時に、必要な場所があり、
またそれを支えてくれる信仰があることは、
私のように深い歴史をやっている者にとって、心強いです。

次は、公園を散策しながら狼と犬と猫の伝説を!