12月22日は冬至ですね。

「一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日」
くらいにしかわからないが。

「夏王朝以前や周王朝では冬至を1年の始まりとしていた」
という事で、古くは冬至から始まる、という事です。

過去記事ですが、蔵王の寺社巡りと
柚子の話しをまとめておきます。(2018年10月)

最北と言われる柚子の生産地があります。

 



「東日本大震災から柚子の収穫が10分の1に減った。
理由は不明」
と、聞いてとても気になって行った所です。

ゆずと共にあるのが、大イチョウ。
雨乞イチョウ(宮城県柴田町大字入間田字雨乞26)

 




「雨乞のイチョウは愛宕山中腹にあり、推定樹齢650年、樹高31m、幹回11m、
枝張り東14m、西12m、南11m、北13m、雄株です。

案内板には「乳柱の発達が著しく、長さ4m直径50cmに達するものをはじめ、
16本の乳柱を数える。樹勢が旺盛で樹容も美しく、

イチョウの巨樹として全国屈指のものである。
柴田町教育委員会」とあります。

雨乞のイチョウは昭和43年に国天然記念物(植物)に指定されています。」

 



ここは昔、人々が雨乞いの祈りを捧げた場所だったそうです。

イチョウの根元付近の湧き水は一度も枯れたことがない
と言われていますが、
どのあたりなのかわからなかった・・・。

 

 



柴田町は、日本国内で自生する最北限の柚子と言われており、
柴田町で一番高い愛宕山の中腹にある入間田雨乞(あまご)地区で
4件の農家が生産しています。(2018年情報)


大イチョウでは、木の側に蛇がいました。

さて、この柚子には、こんな伝説があります。

 

柚子の伝説


「今から600年も昔、諸国を行脚修行して歩く行者が雨乞地区にたどり着き、
近くの家で水を飲み喉を潤しました。

その水が美味しかったのと、集落の人々が優しかった事に感激し、
行者はこの地に住むことにしました。

しかしある時、行者は風邪をこじらせて寝たきりになってしまいましたが、
雨乞地区の人々の手厚い看病に感謝し、修行中に南の地で頂いたという
柚子の種を差し出したそうです。
これが現在の雨乞の柚子の由来といわれています。」

 



やっぱり人が種を運んできたのですね。

なんとなく、大イチョウとゆずが
家族のようにワンセットになっている光景でした。

 

 

水の力

 

実は、数か月前にみた夢が、
この形でした。(前にも書いたけど)

 



これが、高い所の岩場にたくさん刻まれており、
石像が安置されていたのです。

でも場所がインドらしく、遺跡らしい。
蛇口がいくつかあって、水がじゃーじゃー

勢いよく出ていたのを覚えています。

3つの蛇口がありそのうち一つを閉じたのですが、
水を出しっぱなしがもったいないと思ってね。

でも、それを勝手にやっていいのか悩み、

すると男性が、水をだしたままにしてと言われたんだよな。確か。


なので、少しだけ水を出す、ということを夢の中で
やっているのですな。。。

そんな夢に登場したこの△▽とは、
蔵王町の柚子探訪をRさんNさんとしたこと。

Nさんが源義経が夢にでてきて、
このマークの柄の着物を着ていたと聞いていた。

 

それでRさんが、柚子が気になる、と言って

雨乞い柚子へ行ったのです。

その後、蔵王麓の寺社をめぐりとなった。

その意味がなんだかわからず終わっていたが・・・

確か、写真がないのだけど、
インディアンがこのマークの入れ墨をしており、
水の意味があると書かれていた。

やっぱり、水なんだな。
とても霊的なマークと思います。

 

 

 

 

 

「ん」で終わる陰

 

水は陰の働きをする。

柚子は陽の果物。

 



冬至のお風呂に柚子を入れるのは、陰の穢れを払う意味があり、
地球でいうならば、陰の水と陽の太陽(冬至)に関係する。

冬至はとても重要な惑星の位置だそう。

一年でもっとも太陽の力が弱く、日が短い時間とされ、
以後は再び太陽の力が強くなる事から「一陽来復」といい、
この日を境に運が上向くとされていた。

柑橘類や根菜など名前に最後に「ん」がつく食べ物が縁起が良いと。
かぼちゃは、南京(なんきん)なので、良いとされる。

柚子は異なりますが、みかんなどの果物でも
「ん」がつくものを食べるのは、
冬が多く、柚子も冬。
これから春になる前の禊の意味があるから。
だいこん、にんじん、れんこん、などもそう。

 

 

鉾附神社:古墳です

 

 

亀さん

 

柚子の語源


柚子の語源由来について、

語源は「ユ」や「ユウ」からきており、実をつけて「ズ」になる。
複数形みたいな感じかね?

「融通がきく」という意味もかねて、
冬至のお風呂に柚子を入れる話もあり、


いずれにしても、柚子は陰の気を払うためにお湯につかる。
ユ=湯でもあり、柚子は禊の湯神でもある。

柚子は日本語になったものですが、
「柚」という名詞には、機織りの道具の一つで、
縦糸を巻くものとされる。

横糸を巻くのは、「杼」(ヒ)となる。
縦が柚、横が杼。

その軸を「杼柚(チュジク)」という。

木+音符由とは、抽の絞り出す意味もある。
機織りをする際の、軸となる意味の中に、
柚子と杼が含まれている。

 

※(白鳥大明神の白鳥の碑)

古代史に繋げると日本書記に、
大彦命につながり、会津になり、山城がでてくる。

「伊杼美(いどみ)」という人がでてきて、
矢で武埴安彦(たけはにやすひこのみこと)を討つ話。
矢を射る話が、桙附神社にもありました。

伊杼美は、今は、伊豆美(いづみ)という。

開拓をしたことの意味があると思うが、
イズミ(伊杼美)の語源が、
泉という地名由来になったと思うなぁ。

地球の軸に、樹や石を置いたりすることはよくあるが、
それがチュジクの意味だったりして。
その場所から泉が湧きだすという事も。

 

 

蔵王大権現

 

(湯神神社)

この場所で雨乞いをしていたことから、
大イチョウの水を穢さないために、
柚子がその役目をもっていた貴重な
場所であることがわかった。


次は「あ」の始まり=陽になる。

大地震と柚子の関係は、五行説風にいうと、
冬至の陰によって、新たな陽が動いたとも言える。

東日本大震災で、地球の内部が変わったのだろうが、
その陰から陽の転換に、ものすごいネジレのような
エネルギーが加わったという説明もできそうだ。

しかし、その分、多くのものを失った。


東北は、ようやく

原点に戻る回帰になれたと思う。

 

実際、私がそれを体感している。
 

長い間ずっと潜めていたモノが、

ようやく、許してくれた。

関東人は、そう思う。