前回の尾去沢について
ちょっと気になったことを。
 

尾あるイヒカのこと

 

イヒカ(井氷鹿)が匂うのです。

尾去沢の地名については、
詳細がわかりませんが。

尾というところで、気になったのが、
大蛇の尾。

妄想ですけど、

サンカ(なでし)のことが気になった。

丹党一族の祖に、多治比氏がいますから、
この人がサンカとは断定できないけど、

サンカと関わっていたことはあるでしょう。

秩父にもサンカはいましたから。

横瀬川と荒川が合流する地点は、
岩盤がなかなかよろしくて。

 

 

 

 

 



聞いた話しですが、
そのあたりにサンカが住んでいたと言う。

 



その付近には、諏訪神社が祀られています。

『風の王国』という小説があります。

サンカの話です。

 


読んだことがあり、
舞台は、二上山(奈良県)ですが、
主人公となる男性の出身が奥秩父に設定されている。

著者の五木寛之さんは、
研究されている方なので、
ほぼ歴史書だと思っています。

大血川(荒川水系)→秩父鉱山

秩父は良質の銅(和銅開珎)があったので、
四国から長野を経由して(中央構造線)をたどり
炭鉱を求めてやってきたと考えられます。

しかし、
あまり砂金などの採取ができなかったので、
北上したのだと思います。

 

丹生の吉野

 

さて、そのイヒカ。

場所は、吉野です。


丹生といえば吉野

吉野の丹砂掘りがルーツで、
秩父はかつて吉野派修験がきていたので、
後から熊野が入っています。

武甲山山頂にも熊野神社がありました。

その吉野の丹生掘りに
「井氷鹿(イヒカ)」と呼ばれる
女性がいた
といわれます。


丹生都姫みたいな感じ?

加弥比加尼(かみひかね)や

水光姫とも言われる。

長尾神社は、
江戸期の文献に、
「水光姫命」

「白雲別命」も祀られたとある。


『延喜式神名帳』より

葛下郡長尾神社、大、月次、新嘗」

長尾氏は、東漢人。
平家(坂東八平氏のひとつ)です。

三つ巴の九曜紋。

 



「吉野首」の祖神と遠祖を祀っているという。

神様の化身が白蛇であると言われるところから
蛇の頭が大神神社

尾が長尾神社という伝承がある。

なので、同じハイヌベレの
ナグサトベ伝承と同じ。

そこが、尾去沢炭鉱にも
関係していると思うのです。


『日本書紀』によれば、
神武天皇が東征のおり、
熊野から吉野(大和)へ入り、
贄持之子の次に出会った神とされる。

光る井から出て来た上に、
尾のある人(有尾人)であったとしている
(『紀』では、「光りて尾あり」と記述されるのみ)。


天皇がお前は誰かと問うと、

「私は国津神で、名を井氷鹿」と答え、
吉野首等(よしののおびとら)の祖なりと記される。


尾があるというのは、
炭鉱の道具を腰に下げていた何か、と思いますが。。。

それが、「猿」にされた理由では?
(しっぽついてる)

トベ伝承でも、

頭は、三輪明神で、
尾が水光姫といわれている。


ある説では、その吉野に、
ナガスネヒコ一族が住んでいた集落があるとも。

 

 

地球の丹田

 

東洋医学にも通じますね。

「丹が生きる」となれば、
「丹の気が集まるところ」となる。

鉱石のエネルギー、
山から湧き出る泉や温泉。

「意味は気の田のこと。
気から成る丹を耕す田。

体を上下に走る経絡である衝脈の直線と
腰回りを一周する帯脈が、

下丹田の存在する臍の辺りで交叉して田に見えることから、
これを丹田と称するとも言う」
(wikipedia)

ガイアですね。

つか、それを発破しているのだから、

どーにもなんねぇ。


参考:井光神社

 

 

 

トベのイヒカ?

 

また、イヒカは鬼にもされているようで。

「坐摩神社」が大坂にあり、
「イカスリ」と読みます。

「いかすり」のイカ?
イワレヒコである神武が関係しているそう。

 

 


祀っている神様は、井戸神。

ということで、炭鉱の資源を
所有する大豪族の首長は、
大体、ハイヌベレで伝承されます。

トベ伝承のある地では、
光る井戸が発見されたことから
井光となづけられたという。

縄文人の水銀採取といわれており、

ナグサトベは南方系(スンダランドの方)と言われ、
宗像大社にも関係してると思います。

それに、水銀の産地には、
碇(いかり)という字を当てるらしい。

(京都の丹後)

アスハ神やハヒキ神は、
ハヒキが波比岐神となり、
頭に顕(神々の現れ)をつけて
「顕波波木(アラハハキ)」とよむ。

井の神で水を祀り、
屋敷神や大地にふんばって立つ防人の守り神といわれ、
アスハ→アスカ→スカ→スガ→ソガ(蘇我氏)なんだと。

 

ホント?キョロキョロ


そうだった、
蘇我氏は、猪と言われていた!

猪狩りをする富士の巻狩り・・・
源頼朝が好むはずだ。

猪は、

二十八宿で室は、祝い事や祭祀、
「井戸掘りなど水に関わる時」
に行われる時間。

 



動物が猪で、宿火猪という宿図。

火と水の要素がある。
火に苦戦するヤマトタケル伝承にも猪は登場する。

 

 

尾張物部氏と笛


最後に、話が前後しますが、

笛吹のことがある。(後で)


海童の竹笛VS高皇産霊尊(たかみむすび)
の、ような。


タカミムスビ(高御産巣日神とも言う)

天孫降臨して「高木神」の名に変える。

丹党一族が敬っていた神は、
高皇産霊尊(たかみむすび)であった。

高皇産霊尊とは、
高天原において生まれた神の名を、
「天御中主尊」と言う。(秩父神社と妙見信仰)

だから九曜紋が東北には多いのです。

次に高皇産霊尊。次に神皇産霊尊 ・・・

→思兼命系。(武蔵)


祀られているのが、九州が多いのです。
納得。

簡単に言うと、神武天皇が即位する前に、
神武を助けたのが
高倉下の夢に登場するタカミムスビなのです。

糸魚川にいたヌナカワヒメがいますが、

タカミムスビも関係している話しがあった。


勾玉の交易など行っていたと考えられる、

ヌナカワヒメ。(治水神にもなってます)

継体天皇と似ている背景。


国津神と天津神の融合なのでしょうか?

その「渟(ヌナ)」が、継体天皇の系譜にある。

ヌナは、翡翠の産地につける

という。


その漢字をもっている皇子が、
継体天皇の孫と、
押坂彦人大兄皇子の子がいる。

 

(糸井川の翡翠)

この系譜が正しければ、
何かを残している。


このことが、昨年の秋からずっと
繋がっていました。

水が留まる意味。

ということで
日本海にいた継体天皇は、
翡翠の謎を知っている天皇だったといえるでしょう。

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「笛吹」のこともありまして、

葛木坐火雷神社を通称「笛吹神社と呼び、
その神社の祀神が「天香山命」です。

『先代旧事本紀』によれば、
天照大神の「孫神」が、
ニギハヤヒとなっている。

天火明命と同一。


このニギハヤヒのことを天香山命

と言っているのが
「尾張物部氏」だった。

 

物部神社!!

 

・・・行ってるし 絶望

モーニングの後に散歩した。

 

 


 

 

 

 

こんな妄想してました。

 

 

武甲山と名古屋(大体の熱田神宮)大坂の白鳥神社だったかな?

 

 

穴師のオオナムチ

 

穴師は、「オオナムチ」ですよね。

想像つきます。

 

大日堂にも祀られていました。

 

「ムチ」さん。

オオヒルメムチ。

 

穴師がオオナムチの総称と思う事。


また、「笛連」というのがあり、
笛姓は、九州が最も多いと。

笛吹きの地は、ワタツミの地とも言われ、
故郷をしのび、土笛の一種のこと言われます。


後に、竹笛に変わったそうだ。

蘇我氏は葛城にいました。

高皇産霊尊が出雲(オオナムチ)を追放したという。
出雲は葛城へ移住し、開墾した。


蘇我氏がいたからだろう。

葛木「火雷」の「ほのいかづち」とは、
金属精錬の神=穴師のこと。

この穴師をオオナムチともよび、
国津神からいた。


伝説は、「お笛田」として伝わり、
この笛は元は「土笛の一種」とされています。

土笛とは、縄文人がもっていたものでは?


 

ワタツミは、海の縄文でした。

上津野。

 

はるばる遠くまで。

 



中世の戦乱をみても、
この国津神と天津神の戦いは、
ずっと続いているのです。

竹は、ヤマトタケル、坂上田村麻呂らによって
祟りがおきないように逆さに祀られるように、と
ずっと伝えられてきたことがある。

 

それは、竹の力が強すぎるからです。

中が空洞だから。

 

 

地球の針のように。

 



先日の箟岳山の鎮魂で、ひとつ、
何かが終わった気がします。

 

涌谷町:「百済人望郷の碑」黄金山神社

 

多くの穴掘りが犠牲になった洞窟は、

今も光を求めているのだろうか。

 

 

境内のある場所で、裏に隠れていたえべっさん、みっけ。指差し



ということで、長い五ノ宮皇子探訪は、
終わりにします。

長々とありがとうございました。

やっと、たみっちゃん(田道将軍)
の話ができるー。

鹿角が本拠とされる猿賀神社へGO!