4年ぶりかな。
久々に、山形県山辺の弁天そばを食べにいってきました。

 

  山辺の弁天水

 

お水が美味くて、
わさびも自家製。

 

コシがあって食べごたえ十分。

賑やかなお蕎麦屋さんです。

 

 



そば屋の天ぷらって美味しいですよね~。
家で作っても、こんなにサクサクできない。

 



コロナ前に初めて訪れた時は、
団体が多くてとても混んでましたが、
この日は、空いてました(土日のみ営業)

おそばを食べたら、必ず立ち寄るのが、
この上にある弁天水

 



勢いよく流れる湧水。

(大雨とかでなければ大丈夫です)

 

 



パイプが通っているようで、
ここから下へ水を流しているみたいです。




とっても透き通っている湧水。

 



ありがたい自然からの薬水。


弁天様の清水の歴史

「この湧水は西暦980年に慈覚大師が奥州各地に布教活動を
行った折、足を休め旅の疲れをいやした清水と伝えられ、
以来西ノ原地区民に守られながら今日に至っているものです。

 



山辺町内の畑谷、篠沢地区には白鷹山、西黒森山、東黒森山を
水源とする県内屈指の良質な湧水が五か所あり、
いずれも四季を通して一定の水量を保ち
流域の産業、文化、住民生活にとって限りない恩恵を
もたらしているものです。

 



最上川中流土地改良と当地区では
この名水の恵を永く子孫に伝えるため、
年二回の水神祭をはじめ水源地の
森林育成等保護対策を実施しているところであります。」


世界は、枯れ水が増えて、
熱波で水が乏しい大地が増えてます。

日本は、今年は雨が多かったけれど、
それにしても水がこんなに豊富で
山中には、まだたくさんの水が湧きでているのですから、
恵まれている「島」だとつくづく思います。

水が美味しい所は、平穏な気持になりますね。

 

心の余裕がないと、

そこまで気づけませんが。

 

下に降りると、ここにも亀さんの湧水が。

亀がどこにいるか、わかります?笑

 

 

いた。

 

 

ちっとこわい。

 

 

森がすご。

こっちの水の方が軽い感じで、

個人的には好きでした。

 

 

  山辺の安国寺

 

そば屋へいく途中に、
主人が「安国寺」が良さそうだからいってみたい、

となり、たちよったら立派なお寺。
歴史あるお寺でした。

 



開いていたので本堂へあがってみていたら、
住職の奥さまがいらして、
どうぞ、中へ、といって
お茶を頂きました。

こちらのお寺は、拝観する方に
お茶とお菓子を出してくださるようで。

全国の安国寺参拝をしている人たちも
いるそうです。

そういえば、前にも慈恩寺近くのお寺にいった時も、
お茶を頂いて、おちゃっこしたな~。

山形は、そーいう感じで
気さくでオープンな寺文化なのかね?

山辺は、山岳信仰もあったので
(出羽国だしね)
それもあるのかもしれない。

まあ、ここの安国寺は特別なのかも。

 

 



途中で、住職さんがきて暇だからと混じり、

話を聞いていたのですが、
よくここでイベントをされるそうです。

 

(ぼやけた・・)

能を本堂で舞っているのだよ~。

能は、21畳の広さで舞うそうで、

こちらのお寺がちょうど21畳(19だったかな)なんだと。

 

中央の畳をはずして板にしてます。

 

 

これも貴重!

 

お茶っこの後、
奥の部屋まで案内してもらった。

広くていい部屋なのよ。

喫煙部屋のソファーが、でかい。

一部屋貸してくれそうな。笑

奥の部屋まで案内してもらうと、
そこに資料があり、ちょっと見せて頂く。
と、いってもイベントの写真だけど。

 



そして、小和田家(皇后雅子様のご両親)

が安国寺に訪れていました。

 



理由は、「山辺出身」
安達峰一郎(1869年〜1934年)という方が、
明治・大正・昭和期にかけて外交官として活躍し、


アジア人初常設国際司法裁判所長を務めた方です。

 

 

ポーツマス条約時の安達氏(手前の一番左):wikipedia

 

 

すごいから~。

山辺~。

 

 

正面にみえる山は、

あこや姫伝説の千歳山では?

 

また、

 

パンフをもらって、なんと・・・
過去に、ここでCOBAさんが演奏していた。

 



・・・これもすごいね。

お寺よ。

地域の人たちにとっては、
このようなイベントはいいですよね。

本来、お寺は亡きひとたちの供養のためにありますが、
人が集まる所でもあり。

 

に、しても珍しいお寺でした。

帰る時に、あまっているから持って行って、と

本まで、頂く。

 

 

冊子まであり、

 

 

能をやっていたから、その本とか

頂いてしまった。

 

けれど、

 

 

・・・家庭の料理も・・・ニヤニヤ なんでや

 

山形から受け継いでしまう

家庭料理・・・

住職のお母様だったかな。

 

出来そうな料理をつくってみます。。。

 

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後でお寺の歴史を調べてみたら、
足利氏だから、栃木だった。

 



安国寺は、栃木県下野市にある薬師寺のことだった。
栃木が発祥らしい。

【栃木県の安国寺の由縁について】・・・

安国寺(あんこくじ)は、
栃木県下野市にある真言宗智山派の寺院。
山号は医王山。
本尊は薬師如来。


聖武天皇が国ごとに国分寺を建立したことに倣い、
国ごとに1寺1塔を建てる計画を立てた。

「医王」という山名から、
ルーツは、薬師であることがわかります。

 

薬師様が、どんどんくる~ぅ。

古代寺院・下野薬師寺の跡地に立ち、
同寺の後継寺院としてその法灯を現在に伝えている。

荒廃した後、
元あった薬師寺に「安国寺」と称したのが
足利尊氏・直義の兄弟でした。


全国に安国寺利生塔を建てるという意向を容れ、
暦応2年(1339年)に「安国寺」と改名したと。


現在、焼失してしまい、
旧伽藍内に再建されたのが当寺とされる。

「北朝」のお寺ですね。

旦那の故郷だから、良しとしよう。

 

今まで、南朝ばかりつながっていたけど、

始めて、北朝がつながった。

 

しかも、家庭にいるような気さくな出会い方。


あたたかいご縁でした。ヒヨコカエル

 

 

 

山辺に伝わる白蛇伝説を紹介しておきます。

 

つづく