北上山地は、日本列島の創世に関わる山です。
祓戸神とは壮大な日本列島再生グループみたいな感じがするよ。

鉄だけではなく、金・銅などの鉱物資源が豊富な為、
日本最大の鉱山資源をもつ三陸。

最も古いのでは、ざっとこんな感じ。

【カンブリア紀・シルル紀】
・5億年以上前~4億年前 氷上山の壷ノ沢変成岩類(陸前高田市)
・4億年前~鉱山資源 玉山金山(陸前高田)・早池峰山(宮古市)

うひょ~、マーブル。
すごい!これが5億年以上前のもの!

 



※壷ノ沢変成岩類(東北大総合博物館)
http://www.museum.tohoku.ac.jp/pdf/press_info/news_letter/omnividens_no35.pdf


※早池峰山中の又一の瀧:岩戸(ここでも砂金がとれるらしい)

【ペルム紀】
・3億年前~雪沢の石炭紀化石産地(陸前高田市)
・2億年前~P-T境界層(岩泉町)・矢作町(陸前高田市)
他、大理石海岸など(気仙沼市)

【三畳紀】
・2億年前~御崎(気仙沼市)



※唐桑半島御崎にある「日高見神社」

ちなみに、錬金術のシンボルに、3つの原質があります。
硫黄・塩・水銀。


硫黄は温泉、塩は海、水銀は丹生。
この3つがそろって不老不死に成り得るという。
その後、四大元素の「十」という形が生まれた。

ガイアのマーク

秦氏が日本列島創世の旅をするわけですなぁ。

【白亜紀】
・1億5千年前~釜石鉱山



※釜石鉱山跡(Wikipedia)

【古第三紀】
・6600万年前~浄土ヶ浜(宮古市)

 



とにかく、陸前高田が最も古い岩盤にある町。
この中でいくつか行ってきた場所がありました。

■津波災害の歴史----------------

5.6年ぶりくらいの陸前高田。
まだその頃は、大きなベルトコンベアーのようなものがあり、
土をたくさん運んで大がかりな工事を行っていました。
何ができるだろう・・・と思っていたけど、
こんなに立派な道の駅と伝承館が完成していました。


津波で道の駅が被災して新しく建てられたものです。
どこかの美術館にやってきたような。
初めてきた人は、ここで何が起こったのか、わからないほどに。

 

 

床には水が湧いています。



※伝承館サイト
https://iwate-tsunami-memorial.jp/

 



リアス式海岸という独特な地形のため、
それが要因で波が大きくなり、大津波となって多くの方が亡くなられました。
陸前高田市 死者数:1604人、行方不明者202人。
家屋倒壊:4047。

 

 

これも、○○建設なのかな。

ゼネコンに依存する日本人。

 



震災で亡くなった方は、60歳以上が65%と多い。


津波が死因とされていますが、遺族の多くがその時、
どんな状態だったかを知りたいそうです。

 



死と向き合うために、家族の死因を知りたい遺族が多かったという。

 


 

 



三陸津波の歴史
・869年貞観地震(869年)
・慶長三陸地震(1611年)
・昭和三陸地震(1933年)
・チリ地震津波(1960年)
・東北地方太平洋沖地震(2011年)

 

(奇跡の一本松)

今は、再建され仮設住宅の退去率も95%となっています。
公営住宅の整備99%。
10年近くかかってようやくです。。。

 



ですが、日本はまだ良い方です。
教育の復旧は、100%です。
子供たちは全員、学校へ通うことができています。

津波伝承館で、当時の3月11日に起こった地震の
コンピュータシミュレーションがあり、
津波・地震を科学的に説明しているものでした。

 

※伝承館サイトより

それをみると、ものすごい圧力が太平洋にかかっていました。

特に東北地方あたりから、
太平洋側にぐーーーっとものすごい力で引っ張られていました。

説明するのが難しいですが、とてつもないエネルギーがかかっていたようです。
どういうメカニズムかわかりませんが、自然の力は恐ろしいなぁと思うし、
想像がつかない。

「3.11は特別な大地震だった」と言えます。

これがきっかけで世界中の地震・津波研究者が、
「今までの地震では解明できなくなった」と言ったほどです。

震災以前の岩手・宮城内陸地震から専門家からも
「活断層ではないところに地震が起こった。
地中で何が起こっているかわからない」と言ってました。


伝承館にいくとわかりますが、人工では到底あの力は無理です。
人間の力で磁石のように、磁波?だかなんだったか、
強く引っ張る力は不可能です。

あれは何の力?
あんなに引っ張られることがあるんだろうか。
地球とは摩訶不思議です。


地球の力に影響されて引き寄せ合っている私たち。

磁石みたいなものです。

ひっぱられて生きているんだな、と思う。

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周波数も関係あるの?
長野県で地震が多いのは、ちょうど50ヘルツ(東)と、
60ヘルツ(西)の混在している所が関係している?

 



富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境という。
→糸魚川静岡構造線
これも、強い力で太平洋側に引っ張られているのかな~。

地球は絶えず「ハミング」しているそうです。

海洋波の特殊な衝突が海底に圧力を与えることが原因という低周波の音や、
電離層で生まれる周波数などがあるとの事。

2つの異なる周波数がぶつかると振動を起すそうです。
このハミングの強度と世界中の波高を比較することにより、
科学者らは地震の発生源を調べることができると。

もう頭に湯気が立つからやめる。

さて、道の駅で海鮮丼を頂き、近くのお寺にいってみました。
五百羅漢があるお寺です。

羅漢様(らかんさま)-----------------------

 

次に、普門寺へ。
海が見えます。



「お釈迦様に従った弟子たちをモチーフにした「羅漢像」は、
古くから日本各地に存在する。」

 



中でも飢饉などで多くの人々が犠牲になったときには、
その供養のため、500体の羅漢を集めた「五百羅漢像」を作ることが、
しばしば行われてきたという。

 



岩手県陸前高田市の普門寺では2013年から、
そうした先人たちの想いに倣った「五百羅漢様製作」が行われている。


「未来への記憶プロジェクト」の一環で、
被災者を中心とした参加者たちが、
彫刻家の指導を受けながら自ら石の羅漢様を彫る、というものだ。

 



震災で犠牲になった人々への祈りを込めて羅漢様を彫ることが、
製作者自身の心の癒しにつながれば――との趣旨から企画され、
昨年には計110体の羅漢様が彫りあがった。

 


※普門寺サイト
https://fumonji-iwate.jp/

 

笑顔の像。

 

こちらも、あちらも祈り。

 

 



1241年の三重塔があります。

 

 

 

海に近い静かなお寺でした。

御堂の中には、津波で亡くなった方たちの「願い桜」がありました。

 

「陸前高田市米崎町の普門寺で19日、東日本大震災の犠牲者を供養する「ねがい桜」の奉納式が開かれた。

古い着物の生地を「命が二度と散らぬよう」という願いを込めて桜の花の形に縫い上げ、

寺につるす活動は先月、桜の数が目標だった震災の死者・行方不明者数に並んだ。

「亡くなった方がようやく全員そろった」。

奉納式の参加者は、失われた多くの命に思いをはせた。

 

 

ということで、陸前高田が最も被害が大きかった所です。

 

なんで自分はここにいるのかな、と思う。

 

戻ってきたから。。。

 

 

それでも神社参拝を欠かさない。

震災から急に行くようになった神社。

 

それまでは全く興味がなかったのに・・・

 

神様は、ずっと空から見ているだけ。

 

でも、知らないところで、大地を鎮めている人がいる。

すべての人の繋がりのために、東北の鎮魂旅はつづく。