春ですね。
山野草がそろそろ賑やかではないかな~、と思い、
久しぶりに山登りへ。

 

 

昨年の秋にも行った七ツ森の親分的存在、笹倉山へ。
笹倉山山頂に祀られている薬師如来が、なぜか好きです。
あまり以前は意識してなかったのですが、なんだかまた会いたくなったのです。

 

 

でも、伝説によれば、笹倉山では、伊達政宗がここで鹿狩りをしている。

しかし、狩りが不調だったため、嫌気がさした政宗が笹倉山の本尊に
鉄砲で撃ち壊したという(伝承ですから)
そのため、ご本尊は包帯を巻いているとか。(壊れたのをつなぎとめている)

 

 

近くに鷲倉神社もあるので、鷹狩りをしていた伊達政宗も、
七ツ森が好きだったと思います。

 

大きな岩から、大きな木が生えている。

 

 

 

■笹倉山について--------------------

 

なんどかブログに書いてますが、もう一度。
大和町にある七ツ森には、すべての山に「倉」がつきます。
七ツ森すべてに薬師如来を祀っていますが、
すべてお参りすると健康成就ができる薬師信仰があります。

 

※笹倉山(ダム湖より)


すべて七座を巡るのが大変な人は、笹倉山に登ればすべて登ったことになります。
というのは、山頂の薬師様は、七座全ての薬師様を合祀しているからです。

 

 

笹や竹は、シャーマンの呪詛として使われていたそうです。
笹と名前がつくので、「サ」の神的な意味があり、
入口には水神を祀っています。

笹倉山は、大森山ともいいます。

 

※2014年
御神水は、黒岩から流れてくる清水。(飲めません)

 

 

毎度の姥坂石。

かんろくあり。

 

■イワウチワの群生------------------

 

春に登ったのは初めてだったので、

こんなにイワウチワが群生しているとは思いませんでした!

素晴らしい里山ですね~♪

 

 

 

 

和名は葉の形状が団扇に似た形状であることに由来する。
花言葉は「春の使者・適応力」。

 

 

ピンク色でかわいい~♪

 

 

毎日、コロナウイルスのニュースでげんなりしますが、

里の花々の生命力に力が湧いてきます!

 

 

■亀ノ子岩--------------------------

 

『戊申の役に従軍した宮床住民吉川恭輔は、帰還後、
宮床地域の末永い平穏とその住民の安寧を願い、
七つ森連峰主峰笹倉山のこの地の岩肌に、
亀の姿を刻み山頂に祀られている薬師如来に献じた。

 

当初、亀は頭部を登山口に向けて刻まれていたが、
病気ばかりしたため、改めて頭部を山頂に向け刻み直したと伝わる。」

 

2代目亀の子岩(一番後ろが初代亀の子岩)

 

後ろから。

 

6年前の貴重な2体の亀の子岩です。
現在は、風化が激しく一体のみとなってしまいました。(T T)

 


キクザキイチゲ

白くて気品があります。

 

 

 

青色のキクザキイチゲ

 

 

カタクリはまだつぼみが多かったです。

 

カタクリはいつも下を向いているのだけど、

この子は、ちょっとうなだれているねぇ~。。。

 

薬師堂への道。

 

 

到着~。

何か祈祷用の道具が置いてあります。

5月8日が例大祭です。

 

 

薬師堂の横にある石仏。

何かを感じるので、毎回、お参りしています。

 

 

山頂の少し下には、絶景のあずま屋があります。

山のお供に、おのくん。

 

 

変わらない山。

変わらない空。

変わらない雲。

 

 

青空の元、風もない静かな山で、平穏なひとときを過ごす。

 

UFO基地・・・(シェルコム仙台です)

 

帰り、岩場の上をみたら、ピンク色が見えた。

ここにもたくさんのイワウチワが咲いていました!

岩の上の方なので、近くまでいけず遠くでとったので、

ピンとがずれてますが、素晴らしい~。

 

 

 

画像処理してます。(↓)

 

 

山の花々に癒されました。

山が一番安全ですね。

この日は、5,6名の方とすれ違いました。

小学生くらいの子も登ってましたよ!

 

外出できない。とは言いますが東北地方は感染者が非常に少ないので、

普段と変わりません。

こんな時こそ、森や山で過ごす時間を体験してみてください。

By 野口健 ←そーきたか。笑