2023年7月に、京都の夏の風物詩である祇園祭を偶然体験することになったのですが、
元々その数週間後に、
東北の夏祭り見物を計画していました。
夏だ!
祭りだ!
行くぜ、東北!
というわけで、
今回は2023年8月の東北旅です。
ちなみに、JR東日本の『行くぜ、東北。』のCMが始まった頃には既に我が家にTVは無かったので、ポスターしか見たことはありません笑
旅から遡ること約5ヶ月前。
2023年3月に東北を旅した時に、
津軽鉄道のストーブ列車に乗る為に
青森県の五所川原を訪れました。
この旅についてもまた書きますね
その時に、五所川原のねぶた祭りは
五所川原立佞武多
(ごしょがわらたちねぷた)
と言い、
高さ約23mの巨大な山車が
街を練り歩くと知りました。
五所川原駅近くの「立佞武多の館」を訪れたのですが、
初めて見た立佞武多のスケールに圧倒されまして。
しかも、立佞武多の館の外壁は可動式の大扉になっており、
8月の祭りの時にはその扉が開き、
3台の巨大な立佞武多が祭りに出陣していくと知り、
(まるでガンダムのよう!笑)
その出陣の瞬間を見てみたい!
と思ったのです。
でも、
3月に東北を旅して、
8月にまた東北に行くの?
と、エゴが囁いてきたのですが、
まずは、宿の手配など含め、
実際に行けるかどうか調べてみることにしました。
(本当は、この時点で既に行くと決めていたのだと思います。)
保管されているだけでも凄い迫力なのに、これが実際に街を練り歩くとは!
五所川原立佞武多の開催期間は
毎年8月4日~8日。
東北の三大祭りとも四大祭りとも言われる有名な祭りと同じ時期と分かり、
うまく組み合わせられないか、と思いました。
過去に一度、
青森ねぶた祭
秋田竿燈まつり
山形花笠まつり
仙台七夕まつり
を見に行ったことはあるのですが、
それももう遥か昔のこと。
今回は、秋田竿燈まつりと青森ねぶた祭に照準を定めました。
そして、この夏祭りの時期は、
ホテルは団体ツアーで確保されていたりで
かなり早い時期から満室になり、
空いていても高額になっていたりするので、
開催地での宿泊は難しいだろうと考えました。
(実際、3月時点でほとんど空きはなかったと思います。)
そこで、少し離れた場所に宿を取り、
だからこそできる観光も絡めながら行程を考えてみたところ、
大満足の行程が組み上がりました♪
ざっと書くとこんな感じです。
旅を検討されている方のご参考になれば。
■1日目(8月3日)
東京→大曲(秋田新幹線)
唐松神社(JR奥羽本線・羽後境駅)
秋田竿燈まつり
大曲泊
■2日目(8月4日)
大曲→角館(秋田新幹線)
角館→鷹巣(秋田内陸縦貫鉄道)←移動自体が観光です!
鷹ノ巣→大館(JR奥羽本線)
五所川原立佞武多
大館泊
■3日目(8月5日)
大館→青森(JR奥羽本線)
青森市内観光
青森ねぶた祭
青森→八戸(青い森鉄道)
八戸泊
■4日目(8月6日)
奥入瀬渓流(八戸からJRバスで往復)
八戸→東京(東北新幹線)
旅の終わりは奥入瀬ビールで締めくくりました
というわけで、
初日は東京から秋田新幹線に乗り
宿泊地である大曲へ。
大曲と言えば、
日本三大花火大会の一つである
全国花火競技大会「大曲の花火」でも有名です。
駅前には巨大な花火玉のモニュメントが置かれていて、
一瞬、原寸大?と思いましたが、
んなわけない笑
でもあながち間違いではなく、世界一大きな花火玉は、新潟県の片貝まつりで打ち上げられる40号玉(四尺玉)で、直径は1.2mあるそうです
ちなみに、マンホールも花火でした!
ホテルに荷物を預けてから向かったのは
JR羽後境駅から徒歩15分の唐松神社。
羽後境駅は、大曲と秋田のちょうど中間くらいにあるので、
今回が絶好の参拝タイミングになりました。
ところで、2023年7月に秋田に大雨が降り、
多くの家屋が浸水被害に遭い、
JR奥羽本線も線路設備に大きな被害が出て、
羽後境駅を含めて一部運休になっていました。
一時は竿燈まつりの開催を危ぶむ声も上がったそうですが、
無事にまつりも開催が決まり、
奥羽本線も7/31から全線運転再開となり、
行程どおりに旅をすることができました。
ほんの2週間程度での復旧に感謝しかないです。
この4日間、天気予報はずっと曇りか雨の予報だったので、
日傘ではなく折りたたみの雨傘を持参したのですが、
予報を裏切る見事な晴天で、まぁ暑いこと。
唐松神社に辿り着く頃には汗だくでした。
樹齢300年を超えるという杉並木の参道を通り、
境内に到着。
更に鳥居をくぐり、
下り階段を下りた先に本殿があるという
珍しい造りになっています。
そして、私が訪れてみたかったのは、
本殿に向かって参道左手にある
唐松山天日宮
(からまつさんあまつひのみや)。
同心円状に作られた池の中に
たくさんの石が積み上げられ、
その上に社殿が建てられているという
これまた、とても珍しい造りです。
その隣には、完全に池の中に浮かぶ碑も祀られていました。
暑いけれど、
息をするのが楽になるような
そんな空間でした。
その後はまたJR奥羽本線で秋田駅へと移動し、
いよいよこの旅ひとつ目の夏祭り、
竿燈まつりに続きます♪