前回、私がかなりの不届き者だった話をしましたが笑

 

 

 

自分を信じてあげてなかった頃を思い出した時に、ふと浮かんできた

平原綾香さんの「Jupiter」の歌詞。

 

『夢を失うよりも 悲しいことは

自分を信じてあげられないこと』

 

いやー、これ、ほんとに悲しいな、

と、つくづく思った瞬間があり。

 

例えば、

ウキっ♡

ワクっ♪

と、魂が喜んでいるのを感じたのに、

 

いや、でも、ほんとにそれでいいのか?

私にできるのか?

 

と疑っては振り出しに戻り、

これまでどおりのコンフォートゾーンに留まり続ける。

 

どれだけ疑り深いのか。

そんなに幸せになりたくないのか。

自分を疑うことにどんなメリットがあるのか。

まるで自作自演のドMの悲劇です。

 

そんな、自分を信じてあげられないことは悲しいよね、

と教えてくれた「Jupiter」と関わりが深いのが、

新潟県長岡市の長岡花火です。

打ち上げ範囲が広すぎて、カメラに収まりません

 

 

長岡花火(長岡まつり花火大会)は

日本三大花火大会のひとつで、

(残りの二つは、秋田県大仙市の「全国花火競技大会(大曲の花火)」と、茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」)

 

毎年8月2日と3日に開催されています。

 

古神道を学んでいた時のお仲間が長岡在住で、

その方のサロンにお泊まりさせていただき、

2019年に、念願の長岡花火を見ることができました。

 

 

開催日が8月2日と3日に固定されている理由は、

長岡まつりの前身である「長岡復興祭」に由来します。

 

昭和20年8月1日に、B29の空襲によって

長岡の旧市街地の8割が焼け野原になりました。

 

その空襲から1年後の

昭和21年8月1日に開催されたのが「長岡復興祭」で、

 

昭和22年には花火大会が復活し、

現在に至るそうです。

 

毎年8月1日午後10時30分(長岡空襲の始まった時刻)には

白一色の尺玉3発の慰霊の花火を打ち上げると同時に、

市内寺院が慰霊の鐘を鳴らしているそうです。

 

 

お仲間のサロンから、会場である信濃川の河川敷までは、なんと徒歩圏内。

ビニールシートの上でお弁当を食べながら、打ち上げ開始を待ちます。

 

花火柄の新潟限定ビイルに一層気分が高まります♪

 

 

花火大会が始まると、次々と大玉の花火が打ち上げられて

その一発一発が、

ドーン!

と腹に響きます。

 

この日は、ずーっと心地よい風が吹き続けていて、

それが花火の煙を流してくれるので、

とてもキレイに花火を見ることができたのですが、

 

その風を受けながら、花火の音の響きを感じていると

自然と涙がこぼれました。

 

花火の音によって

文字どおり魂が揺さぶられ、震えたのだと思います。

 

 

ちなみに、

神宮外苑花火を、すぐそばのビルの中で体験したことがあったのですが、

 

窓が閉まっていて花火の音が聞こえないと、

すぐ目の前に見えていても、

そこまで感動しなかったんですよね。

 

だから、音の響き、振動、周波数って大事なんだなと思いました。

 

たーまやー

 

 

そして、花火大会の中盤で打ち上げられた

復興祈願花火フェニックス。

 

長岡花火は昭和20年の空襲からの復興祭に由来すると書きましたが、

2004年10月には、新潟県中越大震災により、

長岡市を含む中越地方に大きな被害が発生しました。

 

その震災に負けじと頑張る人々を元気づけ、

1日も早い復興を祈願して、

世界一として誇れるような壮大な花火を打ち上げたい

という想いからスタートしたのが、フェニックスです。

 

また、当時、県内のラジオ局には、

震災によって気持ちが沈んでしまっていた被災者を勇気づける曲として

平原綾香さんの「Jupiter」のリクエストがたくさん寄せられたそうです。

 

そして、実行委員会の方々が

「Jupiter」と共に花火を打ち上げたいという想いを伝え、

その想いに賛同した平原綾香さんとのコラボが実現したそうです。

 

 

Jupiterの曲に合わせて次々と打ち上げられる花火は

圧巻でした。(号泣)

 

Jupiterって、平原綾香さんのデビュー曲なんですね!

 

 

そして印象的だったのが、

曲と共に花火が打ち上がった瞬間の、人々の歓声とどよめき、

そして、終わった瞬間に自然に沸き起こる拍手。

 

心を打たれるものを見ると

思わず歓声を上げ、自然に拍手したくなるものなのだなと。

 

そして、こうやって平和で幸せに花火を楽しみながら、

現代に生きる我々が本領を発揮して生きること、

今を存分に味わい、経験し、楽しむこと、

 

それこそが、空襲で無念の想いで亡くなられた方々の供養になるのではないかと思いました。

 

 

当日は混雑するので十分な計画は必要かと思いますが、

一生に一度は(と言わずまた行きたい)

長岡花火、おすすめです♪