
国をコレ以上の戦乱から守るため?絶滅から救うため亡命という手段で、沢山の信者を引き連れて隣国インドに逃れたダライ・ラマ後日談、そんな隣国といえども外国なのに体制が維持出来ているという事実には驚いた。
仏教発祥の地といえども一宗派に過ぎない宗教団体を受け入れているインドという国はスゴイです。何でも受け入れるっていう心の広さを感じます、逆にいえば毒にならなければイイよ〜って感じが良いですね。同じ様な大国の中国とはエライ違いです。
年齢や将来を考えて実際の政治は若い首相に移譲しているって事でしたが、元の広大な国は中国に奪われている今、インド政府の好意による自治の及ぶ範囲の土地で暮らす人々は不安でしょうね、元々同じチベット族が住んでいた地域らしいが、先行きの不安は消えないと思う。
でも、そこで暮らす若者たちの顔は本当に明るかった。国を追われ戦いの合間に親を亡くした子供たちなのに『欲しいものは何も無い』って言うのよ、戦争がなくて食べ物があって学べる環境が有るので充分だという訳です。本を読める環境や教育に希望を見つけてるんだね。実際スマホがある様には見えなかったけどMobileもあると言ってたからインターネットに繋げる環境もありそうだった。
それに比べて東京での街頭インタビューの子供たちは本当に平和ボケ?のバカに見えた。平均的な青少年の姿でもあるけど日本の将来が心配になったけれど、赤門や大隈講堂の前で話す若者たちはしっかりした事を言っていたのでまだ大丈夫かとも思えたのは教育って重要だという事ですよ。
この宗派は、元々後継者は死後に転生されるという子供を探して育てるのがこのチベット仏教という宗教なんだと映画やTV番組で見て知ってたけど、その間の養育や政治は位の高い僧侶によって行われてた筈だけど国を追われてる今、そんな人的経済的余裕があるとは思えないし、入滅?亡くなる時を中国が見過ごす筈がない様な気がするので心配だなぁ。実際武力攻撃で制圧を狙ったものの逃した様なものだから先がどうなるか見えない。
映画の後に、日本人でチベット仏教の修行の最後まで済ませて帰国している僧侶のトークショウがあった。宗派は違うが日本の僧侶との対話式で一枚布の様な赤い僧侶服と一般的白黒の僧侶の対照的なコントラストはわかり易いが、旅行者として行った先で何故入信したのか? 帰国して今は何を目指しているのか? なんとなくの様な感じに見えたが悩みがあったからなのでしょうかボーッと聞いてた私には解らなかった。
チベットを応援するNGO団体の主催の様でしたが、コレもボーッと聴いてて解ってない私に宗教は無縁のものですね。