年が明けた。
新年最初のblogであるが、この休みの期間の間に私の中で進展があったので、その内容を記そうと思う。
前回の投稿で、私はやりたいことを8つに絞って、その中でどの分野を追求するかをリサーチして絞り込んでいこうと思っていると記した。
あと、昨年内は、現在の自分の立ち位置であるWEB業界について再検証するつもりだとも記した。
その結論から行くと、
「其の1:いまからSEやプログラマを目指したり、その方面のITスキル追求に特化しようとは思わない。」
これに関しては、休み中に面白い記事を教えていただいたので、そのURLも記しておく。
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/eh01/eh01.html
但し、ITスキル習得に関しては、別の分野のスキル追求と併行して、バランスを考えた上で継続して取り組んでいくつもりだ。
「其の2:以下の5つの分野に関しては、(少なくても今年度は)取り組まない。」
1:カメラ修理
2:彫金
3:建築デザイン
4:(仕事としての)カメラマン
5:カイロプラクティック
以下、簡単にその理由を記していく。
「1のカメラ修理」であるが、調べたところ、デジカメ市場等を考慮した場合、やはり職業として成立させるのが難しいということがよくわかった。
参考:http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1868186
「2の彫金」は、前回も記したとおり、趣味的要素の強い仕事なので、写真をライフワークとして決めている私にとっては、「趣味的要素+趣味的要素」の組み合わせになってしまい、これも不安定でよろしくないということ。
「3の建築デザイン」に関しては、以前にCADオペレーターをしていたときに独学で取り組んだことがあり、仕事内容や性質としては魅力を感じているが、業界の動向等を考慮した上で見送ることに決めた。
これに関しては現在、『これから3年家を買っていい人ダメな人』(川北義則・ダイヤモンド社)という本を読んでおり、その中で少子化による住宅産業の需要減少が再三謳われていることも参考にした。
ちなみに、上述の本は、現在の日本の住宅産業に対して批判的で、安易なマイホーム購入に関しても警鐘を鳴らしているのだが、3年半前に出版されたにも関わらず、最近話題のマンション強度偽装問題を予見しているなど、なかなかに読み応えがある。
「4のカメラマン」に関しては、以前にスポーツのカメラマンをしていたので憧れはあるのだが、同時に喰えなくなった多数の年輩のカメラマンを見てきてもいるので、やはり不安定感が拭えない。そして、もともと自分の中でコマーシャル分野のカメラマンになりたいという欲求はなかったので、この選択も見送る。
ただ、写真に関しては、これまで以上に地道にライフワークとして今年は取り組んでいくつもりだ。
「5のカイロプラクティック」に関しても、なし。まあ、これなどは嫁さん孝行から思いついたものではあるのだが、現時点ではやはり思いつきの域をでるものではないので。
まあ、以上が8分野のうちの5つの分野を見送ることに決めた理由である。
ただし、これらの分野にも興味があるのは間違いないので、別分野で本業を確立した上で、写真に見切りをつけたときは、新しく「彫金」や「建築デザイン」に取り組むこともあるかもしれない。
あくまで、いま(最低でも今年)はないということ。
いまの時点で、将来のすべてのキャリアを設計するのではなく、その年その年で段階的にキャリアを考えていけばいいし、そうすべきだとも思っている。
残りは3つの分野なのであるが、言い切ってしまうと、今年は「若年労働の問題」に関する分野で真剣に起業しようと思っている。
もともと、前職を退社後、惹きこまれるかのように若年労働の問題に関する本を読み続けてきたのだが、この分野に対して、自分は間違いなく関心と問題意識があるということを最近感じていた。
残りの「不動産鑑定士」や「弁護士」の分野にも興味はあるが、「不動産」よりは「若年労働の問題」の方に関心があることは自覚しているし、夜間ロースクールの出現等で、弁護士も現実的な選択肢になったとはいえ、その高額な学費や、現在の契約社員の生活を何年も続けてまでという点で考えた場合、やはりいまの時点では現実的に思えないというのが正直なところだ。(ただし、この2つに関しては一応最終的にリサーチした上で結論をだす)
まあ、文書で書くと長くなってしまうが、「若年労働の問題」に関する分野という選択は、決して消去法から考えた訳ではなく、私自身の経験・価値観から発露してきたものである。
ただ、この分野に関しては、既存のシステムに問題意識を持っているから取り組むのであり、新しいシステムを提言していくためにも、自分で起業して取り組む。
一昨日の2日の晩に、奥さんにこの分野での起業の意思を告げたのだが、それまで、私の進路選択において一貫して否定的な立場を取り続けていた彼女が、この選択に関しては全面的に支持してくれた。それは私にとって、非常に嬉しい出来事であり、大きく踏ん切りがついたのも確かである。
まあ、理想論だけでなく、この分野なら間違いなく需要と将来性があると判断したのもある。将来的には、若年労働だけでなく、福祉や教育を絡めていくことも考えている。
また、せっかく起業するのであれば、若年労働の問題に関する事業を核に、スポーツ写真撮影やWEB制作等も事業内容に加えていきたいと考えている。
人間、そんなに同時に複数のことに注力できないので、3月末までは、義父の会社のサイト、および自分の写真のサイト制作に注力し、それ以降、起業に注力する。あとは、先にも書いたが写真の活動を地道にやること。
今年の目標はそれ。
まあその他にも、現職の3月末での契約終了に伴う退社を決めたので、その次の展開を睨んだ布石も打っていくつもりだ。
長くなってしまったので、今日はこの辺で。
2006年1月4日