みなさん、こんばんは、ムラタです。

いつも読んでいただいて感謝です。

 

 

 2幕前、下手(舞台向かって左側)にスタンバイしているキャスト。

 前列左からジョリ/新井海人さん、民衆(かつら屋)/三上莉衣菜さん、

 学生(司教)/鎌田誠樹さん、コンブフェール/鈴木たけゆきさん、学生

 (クラクスー)/大津裕哉さん、マリウス/竹内將人さん。

 中列左から民衆(あばずれ)/小林風花さん、カフェオーナーの妻/五十嵐

 志保美さん、民衆(若い娼婦)/笠行眞綺さん、同(鳩)/門田奈菜さん、同

 (病気の娼婦)/菊池愛さん、同(ファンテーヌ)/二宮愛さん、同(買入屋)

 /般若愛実さん、クールフェラック/持木悠さん。

 後ろの男性たち。左からプルベール/横田剛基さん、グランテール/

 丹宗立峰さん、民衆(モンパルナス)/田川景一さん。

 

 

ayumiさん、ごんちゃん、コメントありがとうございます。

 

みなさんからの質問、お答え出来てないものが結構溜まっております💦

大道具とか小道具とか衣裳とか子役ちゃんとかオーケストラとか、他にもいろいろ・・・。仕事の合間にネタ集めやってますので、もう少し待ってて下さいね😅

 

 

で、お答え出来るものをいくつか。

 

 

6月に、ななさんから頂いてた質問です。

「日々の公演がルーチンワークに陥らないように行っていることや、意識している事などはあるのでしょうか?」

 

キャストやスタッフ、オーケストラの指揮者・プレイヤー、それぞれに気をつけていることはあるかと思いますが、「レミ」のキャスト全体ということなら、そうですねぇ・・・

 

毎公演の開演前、皆が本番の本格的なお仕度に入る前の時間に「全体発声」というものを設けています。

ウォーミングアップや発声は個々人の自由、という作品もあるのですが、「レミ」は子役を含めたキャスト36名全員が全体発声に顔を揃えるのが基本です。

 

まずはみんなで、数分間の発声メニューをこなすところから始めます。例年の「レミ」だと公演ごとにキャストが異なるので、ここが、その日その回の共演者の顔ぶれを確かめる場になったりもします。

発声メニューの次は、ボーカルキャプテン、ダンスキャプテンを中心に、時には演出助手や歌唱指導、指揮者なども加わって、公演で上手く行っているところ、修正したいところ、注意したいところなどの情報を共有。

その後、日によって内容は少し違ったりもするのですが、例えば♪過ぎた日に乾杯(Drink with Me)、♪ターニング[バリケード陥落後の女性たちの歌]などなどのコーラスを確認したり、バルジャンとリトル・コゼットが♪ラーラララーラーを合わせたり、ガブローシュの歌を確認したり、♪

ワン・デイ・モアの行進の動きをチェックしたり・・・と、地道な確認・修正が、仕度時間ギリギリまで続いたりします。

 

こうした毎日を積み重ねることが、慣れや緩みを防ぎ、作品やキャストを昨日より今日、今日より明日と進化させていく力になっているのだと思っています。

 

 

 開演前の円陣。囚人姿のバルジャン/福井晶一さん(中央)から

 キャストに一言あって、皆で心を一つにして本番にのぞみます。

 これも、気持ちを引き締めるための、ひとつの "儀式" と言えるかも

 しれません。

 福井さんの右側はモンパルナス/大津裕哉さん、プルベール/横田

 さん、左側はフイイ/岩橋大さん、あばずれ/小林さん。

 

 

続いて、Remiさんからの質問で、

「劇中に使われている火は本物ですか?<中略>火が乗り移らないか不安になります(笑)」

 

蝋燭とか松明の火は、本物、です。

バリケードは木の部分もありますが、セット全体では鉄骨が多いですし、簡単に燃えるようなものではありません。

舞台で火(タバコや銃の火薬なども含まれます)を使う場合は、公演が始まる前に消防署に届け出が必要です。安全性が確認された上で消防署からの許可を得ているので、どうぞご安心くださいね。

 

 2幕が始まる直前。スタッフからトーチに着火してもらう学生(モン

 パルナス)/田川景一さん。

 キャストやスタッフから少し離れた位置で火をつけ、さあ幕が開くぞ、

 というタイミングですすっとキャストの列に加わります。

 

 

次に、

「多い方で最初から終わりまでで何役くらい演じているのでしょうか?」

との、さやさんからの質問。

 

先日、7月10日付の記事で、早替えについて取り上げました。一番役柄の多いキャストについても、そちらに詳しく書いてありますので読んでみて下さい。

公演プログラムには、キャストの枠ごとに、どの場面で何の役柄を演じているのかが明記された "香盤表" を掲載していますので是非、ご参考に。

 

 1幕冒頭、囚人に扮したテナルディエ/斎藤司さん(左)とマリウス/

 竹内將人さん(右)。中央は同じく囚人のプルベール/横田剛基さん。

 

 

そうそう、昨日7月16日の記事に関してのコメントで、狙撃兵について、

「この場面に出ていない男性だと、テナルディエでしょうか?」[meibellinさん]

とあったのですが、私の書き方が判り辛かったのかも、ですね。"37人目"というのは、36人のキャストの他にもう1人、という意味で書いたつもりだったのです。

なので、残念ながら、ご推察いただいたキャストでも、他の男性出演者でもありません。

みなさん、どうぞ誤解なきよう〜。

 

それから、アンジョルラスが落命する場面について、

「毎回3mを背中から落ちるなんて」[ニニニさん]

とコメントいただいてますが、いやいや、3m落ちてるわけではないです😅。

七草粥さんからも、

「バリケードから落ちた後にどのように着地しているのか気になりました」

とあったのですが、この辺り、落ちる時どうなっているか、実際どれくらいの高低差があるのか等々、あまり明らかにし過ぎてしまうと、ご観劇の際、本編から意識が逸れてしまうこともあるかと思います。

作品をお届けする側としては、裏話的なものに捉われず作品そのものを味わっていただければ、と考えていますので、詳しく申し上げるのはさし控えさせて下さい。

ひとつだけ言えるのは、落命の場面に日々のぞんでいるアンジョルラスたちが怪我などしないよう、安全策を講じた上でバリケードの上から飛んでもらっている、ということでしょうかね。

 

 

 開演前、円陣での女性キャスト。

 左から司教館の見物人に扮した若い娼婦/笠行さん、司教の妹を演じる

 マダム/關さや香さん、農婦の衣裳を付けた病気の娼婦/菊池さんと

 鳩/門田さん・宿屋の女房/横山友香さん、司教館の見物人姿のカフェ

 オーナーの妻/五十嵐さん。

 

 

で、お答えしかねるコメントもありまして・・・

 

さくらさんから、

「35周年も何かするような事があるんでしょうか!?」

とのご質問がありました。

2017年の上演の際は、それがたまたま30周年という大きな節目に当たっていたので、お祝いに特別カーテンコールが実現しましたが、今回の2021年の次の上演時期はまだ未定ですし、先のことは判りません。

それと、我々は著作権元ではありませんので、海外DVDについてなど、日本の公演以外のことにコメント出来る立場にはないのです。ご理解いただけると幸いです。

 

 

 

最後に、

「キャストの皆さんは、年間後のくらい観劇されますか?」[やっぱり笑顔さん]

は、作品に関わる内容ではないのと、

「イープラス貸切公演の出演者サインとは誰のが書いてあるんですか?」[江美さん]

についても、貸切公演については貸切先のイープラスさんが仕切っておられることですので、

いずれも「レミ」公式としてお答えしかねるご質問であること、あしからずご了承下さい。

 

 

 開演前の上原理生ジャベール。

 手にしていた望遠鏡に不具合があり、階段の中程で修理待ちしていた

 ところを撮影。

 

 

それでは、また。