5月27日昼の部、前楽、カーテンコールその2、です。
千穐楽のご挨拶、続いては、駒田一さん演じるテナルディエの "最愛の妻"、マダム・テナルディエ/鈴木ほのかさんです。
32年前の初演でコゼットを・・・と話し始めると、客席からほのかな笑い声が。
「やっぱりここで、笑いが来るんですね。段々(この笑いが)気持ち良くなって来た」
と言う鈴木さん。
初演はバブルの時代で、10年後の平成にファンテーヌ、そして令和初の「レミ」でマダム・テナルディエとして帝劇に立てる幸せを口にし、「レミ」の時代を作ってくれているのはお客様、と感謝で締めました。
続くはジャベール/川口竜也さん。
駒田さんが、
「裏で、"どうしよう、コメント考えてない"と言っていましたが、昨日の夜から面白いことを考えていた」
とハードルを上げて紹介したので、周囲の目線に川口さん、
「期待した風は止めろ!(笑)」
千穐楽ということをあまり意識したくなくて、普通に普通にと思っているので本当に考えてない、と前置きした後、まずはその場に立てていることについて全ての方に感謝をし、
「ジャベールが死んだのと同じ年になって、どんな変化があるのかと思っていたが、さほど変わらず」苦心惨憺の日々であったことを告白します。
「まだまだゴールじゃないので、悩み苦しんで、少しでも深めていければ」
この川口さんの挨拶を、
「抱腹絶倒でございました」
と受けた駒田さんは、最後に我らがジャン・バルジャン、と、福井晶一さんをコールします。
福井さんは、
「2013年の新演出から4度目、回を重ねるごとに作品と役への思いが強くなって、年齢と共に、経験と共に、感じるところも多くなって来て、その時の気持ちと照らし合わせながら、一回一回新鮮に、気持ちを噛み締めながら立てている幸せを感じています」
と、全ての方に感謝しつつコメント。
続けて、なかなか一緒にならないキャストがいる一方で、川口竜也さんとは何回も、と笑います。
そして、
「若い人たちも頑張ってますが、おじさんチームも、加齢臭出て来てますが(笑)、負けじと頑張りたいと思います」
駒田さんは、「まさか加齢臭の話しになるとは」と苦笑しつつ、また劇場での再会を呼びかけて、カーテンコールを締めました。
公演後は、幕中で、福井さんの発声で三本締め。
最後に27日昼キャストみんなで、記念撮影して終了しました。
挨拶映像未見の方、公式HPにて是非ご覧下さい。!
おまけ
2015年組の海宝直人マリウスと上山竜治アンジョルラス
の二人。その1で掲載したショットの笑顔バージョン
です。