みなさん、こんばんは。

帝劇公演が終わって1週間ちょっと。

すっかり遅くなってしまい、名古屋、御園座公演の初日目前です、汗。

今頃なんだよ〜、だとは思いますが、帝劇千穐楽、第2回目のレポ、です。

 

5月26日夜の部、この回は、出演者36名中、プリンシパル9名、子役ちゃん3名の合計12名が千穐楽を迎えました。

 

 

 開演前の円陣。佐藤バルジャンから一言。

 

 

 千穐楽を迎えた子役ちゃんたち。

 左からガブローシュ/小林佑玖くん、リトル・コゼット

 リトル・エポニーヌで交互出演の岩瀬花音ちゃん、立花

 莉愛ちゃん、です。

 

 

 開演間際。スタッフに、顔めがけて霧を吹いてもらう

 三浦宏規マリウス。この霧で、汗にまみれた囚人の表情に

 リアリティを付け加えます。おでこを押えているのは、

 マイクを水分から守るため。

 

 

 開演間際、キャストはそれぞれのやり方で作品世界に没入

 していきます。左手前はテナルディエの斎藤司さん。

 

 

 何故か、オールを漕ぐ動作。小野田龍之介アンジョルラス

 と工場長/石飛幸治さん。左端で笑っているのは、グラン

 テールの丹宗立峰さんです。

 

 

 上原理生ジャベール、定位置にスタンバイです。

 オーケストラのチューニング入って、間もなく開演!

 

 

公演は無事に終了し、カーテンコールの途中、ユゴーの絵と作品タイトルが描かれた幕の前に佐藤バルジャンが登場。

この公演で、佐藤さんも含め12名が千穐楽を迎えたことを告げると、いつものように幕を "持ち上げ" ます。

 

この回の出演者全員が再度登場し、ここからは、石飛さんの進行で、千穐楽ご挨拶の特別カーテンコールに。

まずは、大人と一緒に頑張って来た子役ちゃん3名を紹介します。この日、開演前や休憩の時に、3人で手をつなぎ一礼をして・・・と、段取りを一生懸命練習していたのですが、実際のカーテンコールでは手をつないで、という具合にいかなかったようです。

 

石飛さんが、"フレッシュ" なコゼット、と紹介すると、テナルディエ斎藤司さんが待ち構えたように前に出て、みんなから止められる、という愉快な場面がありました。

 

で、気を取り直して、"本物" のコゼット、熊谷彩春さん。

この春、高校を卒業したばかりの彼女は、オーディションから今日までの日々があっと言う間だったのか、千穐楽の実感がわいてこない様子でしたが、途中、涙ぐんで言葉につまる場面もありました。

 

続いては、これまた "フレッシュ" な新マリウス三浦さん、です。

憧れていた「レミ」の舞台に立てた初日の、カーテンコールで見えた景色が今も目に焼き付いているそうで、あの時の胸がいっぱいになった感動を忘れないようにマリウスを更に深めていきたい、と地方公演の抱負を語りました。

 

続く小野田アンジョルラスの紹介では、「フレッシュ」の言葉が消えており、

「僕の紹介からフレッシュがなくなった」

と不満げ(笑)な小野田さんに石飛さん、ついぽろっと、

「だって、フレッシュ感ないんだもん(笑)」

・・・確かに、小野田さん、いろいろな人から「前にも出てたよね?」と言われがちでして。

オリジナル版から「レミ」を大好きで、ずっと見続けてきたことにもあるのと思うのですが、本当に、作品世界に最初からすんなりとけ込んでくれた新キャストでした。

そんな軽妙なやり取りがありつつ、小野田さん、平成から令和に変わる時代に「レミ」に出演出来たことを感謝していました。

 

次は、唯月ふうかエポニーヌ。

2017年に続き、エポニーヌ役に挑むのは二度目となります。お客様からいただく温かい拍手と声援とパワーで頑張れたとお礼を述べつつ、エポニーヌという女性にもっともっと愛を注いでいくことを誓っていました。

 

この方も新キャストです、マダム・テナルディエ/朴璐美さん。

朴さんは、

「この年齢で "初めて" をこんなにも経験出来るものか」

と、初めての怖さと同時に考えさせられたそうですが、日々の公演を積み上げて行く中で、「レ・ミゼブル」の世界に入れたのかなぁ、と思えるようになったそうです。

引き続き、

「私なりの、ダメンズ好きのマダム・テナルディエを演じていきたい」

と力強くコメントを締めくくりました。


 

 

そして、斎藤司さんです。

「斎藤、タクミです」

とイケメンを装った斎藤さん(しかも、テナルディエの結婚式のあの扮装で!)、即座に、

「あ、司でした。初めてレミ出て、名前も解らないくらいテンパってしまって」

と笑わせてくれます。

「心掛けていたことは、とにかくまず基本をしっかりやる」

との本人コメントの通り、本当にいつも真面目に真摯に作品や役やカンパニーのみんなと向き合ってくれた斎藤さんですが、帝劇楽日まで何とか心を保ってやって来れた秘訣は、エゴサーチをしないこと、だったんだとか(笑)。

お嬢さんが間もなく1歳になられるそうですが、

「娘がわかるくらいになった時に、今度はマリウスとして(帝劇に立てれば)」

と野望を語っていました。

 

この、楽しい斎藤コメントはもちろん、カーテンコールの模様を収録した映像、公式HPにアップされています。

みなさん既に、ご覧になっているかと思いますが、もしまだの方いらしたら、是非是非ご覧ん下さいね。

 

26日夜のカーテンコール、その2、へ続くっ!