みなさん、こんにちは。

昨日、名古屋/中日劇場にて、2017年公演の大千穐楽を迎えた「レ・ミゼラブル」。

 

10月5日から登場した後半組アンサンブルの皆さんの、千穐楽コメントをお届けしたいと思います。

 

 

*これまた長いですf^^;

 

 

<写真1>

  前楽10月15日が誕生日だった二人。

 

司教/中西勝之さん(右)

2015年・2017年、2回、今回も(舞台に)乗らせていただきまして、本当に勉強になりました。自分の出来なさ具合とか(苦笑)、ホントにいろんなことを教えていただいて。もう、何でしょう、周りの皆と創り上げていく舞台のことを、すごくあの、骨身に沁みて勉強させてもらった舞台なので、またこの経験を次に活かしていきたいな、と思います。

それこそ、神様のお側に行く時に、この舞台に乗って良かったな、とホントに思える作品なので、この『レ・ミゼ』に乗れたことを誇りに思って、これからも頑張っていきたいと思います。

 

グランテール/丹宗立峰さん(左)

2007年から『レ・ミゼラブル』に出演してますが、やっぱり今回は、30周年ということもあって、特別な気持ちの千穐楽でした。

10月15日は、私の誕生日でした。千穐楽の前に誕生日を迎えて、こんなことを考えていました。『レ・ミゼラブル』の稽古から公演中はもちろんですが、むしろ、明日からの日々をどう生きるかが大切で、その日々がまた次の『レ・ミゼラブル』に繋がる気がします。

『レ・ミゼラブル』に出演していることを誇りに、そして名を汚さぬように、そしてまた、2019年にこの世界に戻って来れるように、日々生きていきます。

 

 

<写真2>

  相葉裕樹アンジョルラス(中央)と。

 

宿屋の女房/三森千愛さん(左)

今は何か、終わった、というほっと一息、安堵の気持ちでいっぱいです。えーっと、何だろう・・・今回、3回目にして違う役[註:2013・2015年はファクトリーガール役]で『レミ』に挑戦して、今まで気付かなかったこととか、今までホント見えなかった世界がすごく見えるようになって。この『レミ』に、すごく自分が成長させてもらってるな、と日々感じながらの公演でした。

また、この作品に、ステップアップして帰って来れるように、日々精進したいと思います。でもまずは、ホントにこの『レ・ミゼラブル』という作品と、来て下さった方に感謝を。ホントにありがとうございました。

 

ファクトリーガール/伊藤美咲さん(右)

・・・こんなに愛の溢れた作品に関わらせていただけて、いっつも、作品に出る度に、自分の愛する人だったり、愛して下さる人だったりお客様・・・いろんな・・・もう、愛についてすごく考えて(涙)、すごく感謝をしています。

『レ・ミゼ』に生きる人たちのように、自分も強く這い上がれたらなって思っています。これからもどうぞ、よろしくお願いします。ありがとうございました。

 

 

<写真3>

 

ブリジョン/松村曜生さん(左)

私、2007年の20周年の時から関わらせていただいて、えー、今回30周年でまた復活させていただいて、誠に嬉しいく思います。まさか、こんな形でね、出来ると思ってなかったので、ホントに嬉しいです。

次回は・・・(これまでの出演が)20周年、30周年なんで、今度、40周年?(笑) まさか、ないな!(笑) まあ、もしまた出来ることがあったら幸せだと思いますけども。頑張りますので、よろしくお願いします。

どうもありがとうございました。

 

モンパルナス/大津裕哉さん(中央)

長かったっすね。やっぱ、一区切りついたかな、っていうのがあって。

新しいキャストと出会って、お客さんともまた新しく繋がって。で、今回の30周年っていうことで、歴代のキャストの方々、スペシャル・ウイークでいらしたんですけど・・・『レ・ミゼラブル』を紡いで来た、その歴史の中に自分も組み込まれて、ずっとそれをまた、次の人たちに繋いでいくことが出来る。その一瞬に居られたことが、ホントに幸せだったと思います。

またいろんな人たちと出会えるように、自分も努力して、また参加出来るように頑張りたいです。ホントに。

・・・うん・・・感謝、です。自分の環境も変わって、その中でまたこうやって新鮮な気持ちが生まれて、この作品に携われたことを、ホントに幸せに思います。ありがとうございました。

 

バマタボア/宇部洋之さん(右)

30周年という記念の年に出演させていただいたこと、とても光栄でした。

いくら挑戦しても、し尽くしきれない、懐の深い、偉大な『レ・ミゼラブル』という作品に、微力ながらその一役を担えたことを誇りに思います。

支えて下さったすべての方に御礼申し上げます。

 

 

<写真4>

  開演を袖で見守る "司教の妹" と "司教館の女中"。

 

買入屋/廣野有紀さん(左)

ホントに、2017年、ありがとうございました。

買入屋として3度目(の出演)だったんですけども、いろんな、新たな感情とか発見とかがすごくあって。買入屋だけじゃなくて、バリケードだとか、シーンシーンに新しい人が入って来たことによって新しい武器がまた生まれて来て。自分の中でも、成長出来ているかもしれない?(笑)っていうところが、たくさんありました。

で、たくさんの方々に支えていただいて、お客さんにも来ていただいて、ホントに、この作品に携われて、感謝、しております。また出れるように、精進していきたいと思います。ホントにありがとうございました。

 

マダム/柳本奈都子さん(右)

(柳本さんは、ダブルキャストの本田育代さんと共にボーカルキャプテンを務め、半年間、二人でずっと、カンパニーの歌を支えしてくれていました)

えっと・・・長い公演を無事に終われたことに、ホントに今はほっとしています。いろんな・・・長い、長い道のりを皆で越えられて、ホントに嬉しかったです。ありがとうございました。

 

 

<写真5>

  2幕前、通路に設けられたお仕度場で。

 

フイイ/金子大介さん(左)

ありがとうございました。

80何回も演ったら、毎日同じことの続きかな、って思ってたんですけど、そんなことなくて。毎日毎日、いろんなことが、いろんな発見があって・・・何か、80回も演ったら、もう嫌になるかなぁ、と思ったんですけど、(千穐楽を迎えた今は)まだまだ演りたいです!

 

コンブフェール/鎌田誠樹さん(右)

『レ・ミゼラブル』という作品は、"人生を変える作品だ" とよく言います。ホントに "その通りだ" と、今日は実感しました。

また皆さんの前に出られるように、頑張りたいと思います。ありがとうございましたっ!

 

 

<写真6>

  2幕前、舞台下手袖にスタンバイ。

 

若い娼婦/五條まりなさん(左)

・・・ずっと、終わらない・・・終わるのは解ってたんですけど、終わりが・・・見えて、しまった時、すごく寂しくて。でも、終わったら終わったで楽しくて・・・。

これからじわじわと(終わってしまった寂しさを)実感するんだろうなって思いますが、今は達成感に溢れてます。

これからも頑張ります。

 

プルベール/立崇なおとさん(中央)

えーっとですね、2015年から参加しまして、2年後、2017年も参加することが出来まして、ホントにありがとうございます、という気持ちでいっぱいです。

2年前と比べて、個人的には、いろんな面で落ち着いて出来たんじゃないかな、と思います。

また戻って来れるよう、頑張りたいと思います。ありがとうございました。

 

カフェオーナーの妻/篠崎未伶雅さん(右)

(涙が溢れる中で)・・・たくさんの人に支えていただいて、今日まで乗り越えることが出来ました(泣)。・・・夢だったので、(『レ・ミゼラブル』に)出る事が。この夢を叶えられて・・・でも、叶えられても、作品の壁はやっぱり大きくて・・・。30年間、たくさんの人に愛されてる作品に挑むっていうのは、ホントに大変な日々でした。でも・・・かけがえのない・・・宝物、たくさん・・・共演者の方や、スタッフの皆さまや、お客様から、いっぱいいただきました。

まだまだ自分に全然満足してないですし、次に次に進んで行きたいと思いますので、また成長して絶対、帰って来たいと思います。

ホントにありがとうございました。

 

 

<写真7>

  こちらも2幕前の上袖。

  ジャベール/川口竜也さん(中央)と。

 

レーグル/深堀景介さん(左)

共演者、スタッフの皆さん、そしてたくさんのお客様など、いろいろな方々に支えられ、ここまで来ることが出来ました。

『レ・ミゼラブル』は30周年を迎えますが、40年、50年、100年と、これからもずっと愛され続けることを願っています。

この作品を通して感じることは "愛" です。自分が犠牲になったとして、誰かのために何かをしてあげられるということが、本当の人間の強さではないかと思いました。僕もそういう人間になりたいと思います。

ありがとうございました。

 

バベ/藤田光之さん(右)

2007年から10年間、『レ・ミゼラブル』に携わらせていただいて、ホントに感謝でいっぱいです。

地元、三重に近い中日劇場で10年目のラストを迎えられたことが、感無量です。

これからも精進して、もう一コ、上を目指して、いい役者になって、また『レ・ミゼラブル』に出られるよう精進しますので、よろしくお願いします。

 

 

<写真8>

  2幕前の上袖、その2。

  左から松村さん(コメントは写真3)、

  大西統眞ガブローシュ(同 写真14)、

  上山竜治アンジョルラス、三森さん(同 写真2)


 

<写真9>

  2幕前の下手袖にて。

  写真右は五條さん、その左手に篠崎さん(共に

  コメントは写真6)

  中央はあばずれ役の華花さん(コメントは写真13)

 

ジョリ/川島大典さん(左)

(2013年の)新演出版で初めて『レ・ミゼラブル』に参加して、30周年まで参加出来たこと、ホントに光栄でした。

俳優としても、人間としても、これから、この経験を糧に精進していきます。

ホントにありがとうございました。

 

クールフェラック/持木悠さん(左から2番目)

えーっと・・・疲れました(笑)。無事に終わって良かったです。僕いつも、地方で体調崩しがちなんですけど、今回、最後の名古屋が無事に終わって、感無量です。

ありがとうございました。


鳩/木南清香さん(右から3番目)

1月から稽古が始まって、10ヶ月・・・まぁ、約1年間、今年はずっと、『レ・ミゼラブル』の1年でした。

ホントに、念願の出演で。・・・実は私は、初演のリトル・コゼットのオーディションも受けてたので。

(周囲の「えーっ、ホント?!」の声に、「はい」と応え)

30年越しに叶った夢の出演・・・。

で、今は、意外にもほっとする気持ちの方が大きくて。(ちょっと涙ぐみ)無事に、この5ヶ月間務められたことは、やっぱり、皆さんの支えがあったからだと思います。感謝の気持ちを持って、次に進みたいと思います。

また、ご縁があれば、嬉しいです!

 

 

<写真10>

  2幕、"ターニング"(♪ねえ見た 戦いを〜、の場面)の

  喪の衣裳を着た、病気の娼婦/石田佳名子さん。

  大阪からの全公演を、一人で務め上げてくれました。

 

病気の娼婦/石田さん

今まで迎えたどの千穐楽よりも、ほっとしています。すごくほっとしていて・・・(普段は)わりと冷めた人間なんですけど、すごく寂しいと思っています。

あの・・・役者として生きて行くっていうことはどういうことなんだろう、ってずっと考えた半年間でした(珍しく涙、涙となり)・・・あぁ・・・こんな! こういうタイプじゃないのに!(と、泣き笑い)。

出演者の方だけじゃなくて、関わるいろんな方から、本当の意味での強さとか優しさっていうのは、こういうものなのかなっていうことを、たくさん教えていただいた半年間で・・・忘れられない時間になりました。

始まる前もずっと大切な作品だったんですけど、『レ・ミゼ』は。でも本当に、やっぱり特別な作品だって、痛い程思い知らされて・・・。役者としてやっていくならば、もっともっと精進しなければならないな、と、ホントに思わせてもらいました。それはすごく、はぁ(と深く息を吐き)・・・たぶん、(役者を)続けて行く以上、忘れないだろうな、と思います。

ありがとうございました。

 

 

<写真11>

  手締めのひとコマ。

  中央に、クラクスー/石飛幸治さん・・・判りづらい

  ので、帰京前の笑顔を下に。

 


クラクスー/石飛さん

(今回、同じクラクスー役/土倉有貴さんと共に、ダンスキャプテンとして、本番を重ねる内に生じる立ち位置や動きのズレなどを、日々チェックしてくれていました)

ホントに、この作品は、私を成長させてくれます。皆がいい人で良かったです、良いチームで、とっても良かったです。幸せな気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

 

 

<写真12>

  開演前、大津さん(左、コメントは写真3)、

  伊藤さん(右、同 写真13)と一緒に。

 

かつら屋/桑原麻希さん(中央)

(泣きつつ、笑いつつ)えっと、30年前の初演を観てミュージカルを目指しました。帝劇の2階席で見て、カーテンコールで立ち上がれないくらい感動して・・・。12年前の旧演出版で念願の出演が叶って、出演出来ました。まさかの30周年記念で、皆さまのお蔭で、もうミラクルとしか思えない復活!(笑)。もうホントに、まさかの・・・"魔界" から出て来ました(笑)。いやあもう、長生きして良かったなぁ、1000年生きてて(笑)良かったな、って感じです。

この節目の年に出演させていただけて、感謝しかないです。完走も出来て、ホントに、もう、ホントに、神様と皆さまに、お世話になった方に "感謝" ですね。それしかないです。

ありがとうございました。

 

 

<写真13>

  後列左、深堀さん(コメントは写真7)、

  後列右から2人目/廣野さん(同 写真4)、

  15日に楽日を迎えたリトル・コゼット/山崎瑠奈ちゃん

  (前列左)とガブローシュ/廣田礼王くん(中央)

 

工場長/伊藤俊彦さん(右)

オリジナル版から関わってて、初めての新演出、しかも8年ぶりの『レ・ミゼ』で、最初はどうなるかと思いましたけど、楽しかったですね。

(吉原)光夫みたいな、役者としてすごくこう、熱い真摯なヤツが居て、ホントに "演劇しようぜ" って言ってガチンコで舞台で勝負してる・・・こういうミュージカルって他にあるのかな、ってすごく思った、役者として幸せな空間でした。うん・・・。

ね・・・いやぁ、終わっちゃったね。寂しくなりますけども。

 

あばずれ/華花さん(後列中央)

無事に、ロングランという公演を終えられたことが、とにかくホント幸せで、とても安心しています。この約1年、すごい気を張っていたし、いつもベストを目指してたから・・・(泣)・・・その公演が無事終えられて幸せだし・・・"自分、よく頑張ったな" と褒めてあげる日でもあるなって、今日だけは、思います。

(涙ながらに)『レ・ミゼラブル』と一緒に私は、成長して来てるから、これからもこの作品に関われるように、切磋琢磨して、また成長した私で戻って来れるように、頑張りたいと思います。

ありがとうございました。

 

 

<写真14>

  昨日も載せた写真ですが・・・

  後列左から華花さん(コメントは写真13)、

  唯月ふうかエポニーヌ、生田絵梨花コゼット、

  廣野有紀さん(同 写真4)と一緒に。

 

前列左から、

ガブローシュ/大西統眞くん

皆さんに応援していただいて、ここまで頑張れて来たので・・・ホントにありがとうございました。

(中学生になって)ちょっと、勉強が、マズいことになってますけど(苦笑)。

また戻って来たいです。

 

リトル・コゼット&リトル・エポニーヌ/井手柚花ちゃん

1年間、大変なこともあったけど、リトル・コゼットを演じることが出来て幸せでした。とっても楽しかったです。

ミュージカル女優さんになりたいので・・・コゼットの役をやりたいです。

 

同/岡田奈々ちゃん

『レ・ミゼラブル』の舞台に出れて、ホントに嬉しかったです。私の夢は "コントの出来る舞台女優" なので、どんどんお稽古も頑張って、いろんなミュージカルに出てみたいです。

『レ・ミゼラブル』では、エポニーヌをちょっとやってみたいです。『レ・ミゼラブル』じゃなかったら、何(の役)でもいいです(笑)。頑張ります。

 

 

以上、男性14名、女性10名、子役3名の合計27名、大千穐楽終了後のメッセージを、記載させていただきました。

 

 

日本初演30周年という特別な記念イヤー。

キャストもスタッフも、それに関わることの出来る大きな喜びを感じる一方で、30年続く作品の重み、次に繋げていかなければならない使命感・・・そういったものに時に圧し潰されそうになりながら、それぞれの立場で必死に戦い続けた、そんな2017公演だったように、思います。

 

『レ・ミゼラブル』を愛して下さる皆さまがいらっしゃればこそ、無事、大千穐楽まで辿りつくことが出来ました。

 

最後になりましたが、作品と、カンパニーと、そして拙いブログとを見守り続けて下さったすべての皆さまに、心から御礼申し上げます。

本当に、本当に、ありがとうございました。

 

2019年、また皆さまと再会出来ますこと、カンパニー一同、心より願っております m(_ _)m