大阪、千穐楽を迎えました

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みなさん、こんばんは。

本日、9月15日昼公演にて、「レ・ミゼラブル」フェスティバルホール公演、無事に千穐楽を迎えることが出来ました。

 

楽日だからと特別に気負うことのないよう、いつも通りに、大きなホールの隅々まで届くような熱意を忘れないように心がけながら、2017年大阪公演の最後の舞台を務めさせていただきました。

 

楽日恒例、特別カーテンコールは、マダム・テナルディエ/森公美子さんが、楽しく進行してくれました。

 

(みなさん、今日は長いです。休み休み、読んで下さいませ)

 

 

森さん、冒頭の進行役の挨拶でいきなり、

「連日、たくさんのお客様にこの大きなホールにいらしていただき、私たちスタッフ、そしてキャスト一同・・・ああっ! 私、スタッフじゃなかった! キャスト・スタッフ一同、感謝しておりますっ」

と客席に笑いを起こします。

「では、まず、一番可愛いところから(ご挨拶に)いきたいと思います。・・・あ、私でございます(客席笑)。

私は少しだけ、皆さんより長くこの役を演らせていただいておりますが、先日、帰る時に、小学生のお子さんでしょうか、私を見て、怖いっ!(客席笑)って言っていただきました。その時に、あぁやっぱなぁ、なんて思いましたが、しかしですね、この "怖い" というのは私、女優冥利に尽きるな、と思いまして。この怖い役がちゃんと伝わってるんだな、ということで、その小学生に、ありがとおっ!って言ってしまいました。

ホントにこの『レ・ミゼラブル』(のマダム・テナルディエ役)は、長いこと演っても、演っても演っても、正解が見えない役でございます。ホントに難しい役だなって思っております。これからも怖い役に徹して、頑張りたいと思います」

 

続くご挨拶は、兵庫出身、コゼット役の小南満佑子さんです。

「私が『レ・ミゼラブル』と出逢ったのは、4年前の、ちょうどこのフェスティバルホールでの公演を観劇させていただいた時でした。高校生ながらに、いつかこんな舞台に立てたらいいなぁって思って・・・(ちょっと感無量になりつつ)・・・目標を、掲げたんですけど・・・4年経って、こうしてコゼットとして立たせていただくことが出来て、ホントに嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

私は関西出身なんですけど、皆さんの熱量が、関西パワーがやっぱりすごいなって、ホンマに毎日毎日思って(キャストからポロッと出た関西訛りを指摘され)・・・あっ(笑)・・・ホンマにホンマに、思いました(笑)。関西弁、出していきます(笑)。

今朝からは、すごく辛くて不安なニュースが舞い込んで来たんですけども、残すところ名古屋公演となりましたが、微力ですけども、世界中が平和であるようにずっと願いながら、そして、この作品を通して何かメッセージを伝えられるように、務めて参りたいと思います」

 

3人目は、ファンテーヌ役、二宮愛さん。

「初めての大阪公演、初めてのフェスティバルホールでした。私、こんな大きくて、こんな響きが素晴らしい所で舞台に立たせていただくの、ホント生まれて初めてだったので、毎公演ごとにウキウキが止まらなくて、ホントに楽しませて、演らせていただくことが出来ました。そして何よりも、終わった後の、こう、降り注ぐような大阪の皆さんの熱いこの、拍手。これがもうクセになりそうで、また絶対に戻って来たいな、と思いました」

 

まだまだ女性が続きます。エポニーヌ役の松原凜子さん。

「本日は大切なお時間と、大切なお金を使って・・・うふっ(と微笑み)、この劇場に足をお運び下さり、誠にありがとうございました。

出待ちのお客様がですね、もう何ヶ月も大阪に皆さんが来ることを待っていました、よく来て下さいました、と言って下さいました。今日の為に、ホントに、時間を割いてお越し下さった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてあの、私事ですが、上手のお客さんには見えたと思うんですけども、大事なところでずっこけてしまいまして f^^l;、痣を作ってしまいましたが、キャスト全員満身創痍で、まさに満身創痍で、毎公演、毎公演、全力でやっておりますっ。今日の公演が皆様の心の中に残って下さったら、とっても嬉しいです」

 

[ムラタ註:「キャスト全員満身創痍」という言葉が出ましたが、別段、病人がいるとか怪我人がいるということではございませんので、皆様、ご心配なく。たぶん、それくらいキャスト全員が全力でやってます、ということを言いたかったのではないか、と思うのですが・・・]

 

そして、マリウス役の内藤大希さんが、

「帝国劇場からスタートして博多座、と、ひと公演ひと公演積み重ねて、今日大阪で千穐楽を無事終えられて、安心と共に、ホントに嬉しい気持ちでいっぱいです。名古屋も頑張りますので、皆様是非、よろしくお願いします」

と簡潔に述べて一礼します。

 

次に、アンジョルラス役の上原理生さんが進み出て、

「今回このホールで、『レ・ミゼラブル』を公演させていただくのは2回目になります。ホントに響きのいいホールで、由緒ある」

と話したところで、テナルディエ夫妻が何やらオフマイクで話しかけます。

「え? 何でしょうか?」

と聞き返した上原さん、あぁと頷くと、少し声のボリュームを上げて、先の言葉を言い直しながら、

「由緒あるクラッシックの殿堂、フェスティバルホールで歌わせていただけたことが、毎公演、毎日のように舞台に立たせていただけたことが、いち歌い手としてホントに光栄でございます。

そして、そんな劇場に、3階席の方までたくさんのお客様が連日お越し下さいまして。カーテンコールで、3階席までスタンディングオベーションで迎えて下さった時の光景はもう、壮観、の一言でございました。そんな光景を目にすることが出来たというのは、舞台人としてもホントに嬉しく、誇りに思えることだな、と思ったのと同時に、その光景こそが『レ・ミゼラブル』が30年愛され続けて来た証なのかな、っていう風に思いまして、その一瞬に携われたことを心から嬉しく思います。

また名古屋でも、熱い革命を繰り広げたいと思います」

 

森さんに「私の愛する旦那様」と紹介された、テナルディエ役のKENTAROさん。

「今日、(キャストの)皆が戦ってる姿を・・・2幕の(バリケードで)戦ってる姿を袖から見てたんですけど、何か今日ね、すごいグッと来ちゃって。組合わせによっては、この回で最後だっていう方も何人かいらっしゃいますし、急に稽古のこととかも思い出しちゃって、あぁ何かいいなぁ、って純粋に思ってしまい・・・僕の『レ・ミゼ』愛も半端ないなって f^^;。

このままの勢いで、皆で無事にケガなく・・・僕はケガ(=

毛が)ありますけど」

客席からクスクスっと笑い声が起きて、ウシシっとなったKENTAROさんの姿に、笑いがふくらみます。森さん、冷静に「言わないけど・・・」と突っ込みます。

KENTAROさん、

「だよね。はい」

と返して、

「まあ、そういうことですんで、名古屋までこの勢いがね・・・? どういうことだよ?!・・・みたいなね」

と自身も「アハハ(笑)」っと。

明るい空気はそのままに、さっと表情を切り替えて、

「このままの勢いで、名古屋まで突っ走って参りたいと思います。ホントにたくさんのお客様にお越しいただいて、ホントにホントに感謝の気持ちで一杯です。誠にありがとうございました」

と締め括りました。

 

そして、地元、大阪出身、ジャベール役の川口竜也さんが、大きな拍手を受けて登場し、噛み締めるように語り始めます。

「毎回毎回、この千穐楽っていうのは、いろんな想いが頭をよぎるんですけど・・・やっぱり地元、大阪っていうのは特別な感が、ありますね。

僕は、ミュージカルの舞台に立ち始めて31年目なんですけど、そのキッカケ・・・大阪芸術大学に入ったこともキッカケのひとつなんですけど、入学式がここなんですよ。古い、(現フェスティバルホールが)建つ前の(旧フェスティバルホール)」

 

ここで、あれ?この話どこかで?、と思った方、いらっしゃいませんか?

実は、9月8日の楽日で、マダム・テナルディエ/谷口ゆうなさんが、「大阪芸術大学に通っていて(新しくなる前のフェスティバルホールで)入学式だった」という話が、出ています。

今回のカンパニー、実はキャストにもスタッフにも、大阪芸術大学出身者、意外といるんですよね〜。

 

で、川口さん挨拶に戻ります。

「(入学式の時、旧フェスティバルホールの)3階の端の方に座って、舞台を見ていたのを思い出します。こうやって(ホールに)演者として戻って来れたこと、(演者として舞台に)出続けて来れたことを、ホントに嬉しく思います。

さっき(森)公美さんも言ってたんですけど、『レ・ミゼ』ってホントに奥が深すぎて、自分が(役を通して)どこまで行けるのかって、まだちょっと判ってない中で、毎日毎日チャレンジをしてきました。名古屋がありますので、まだまだ探求して、そして、少しでもいいジャベールにして、またお客様の前に立てるように精進して参ります」

 

ここで、本日のアンサンブル、男性14名・女性10名の計24名と、子役ちゃんたち3名が紹介され、お客様から大きな大きな拍手を頂戴しました。

 

そして最後に、ジャン・バルジャン役のヤン・ジュンモさんが、一言ずつ丁寧に、日本語で挨拶をしました。

「大阪は、私が日本に初めて来た都市です。当時中学生だった私にとって、とても想い出に残っている所です。今回は、大阪の温かい観客の皆さんのおかげで、初めてのような、素敵な想い出になりました。皆さんを忘れません。

この『レ・ミゼラブル』というミュージカルは、日本で、たくさんの皆さんに夢を与えて来ました。そんな作品を皆さんの前で演じることが出来、とっても嬉しいです。

この作品の最後にあった、"愛することは神様のお側にいること" というメッセージが希望となって、これからの皆さんの人生を明るく照らしますよう、願っています。辛い時や悲しい時に、神様の大きな愛があるこの作品を、どうか思い出して下さい」

と、ここでジュンモさん、少し身体を後方に向けて、

「大阪では、一日も休むことなく舞台を動かしたスタッフが、舞台裏にたくさんいます。彼らがいなければ、舞台はありませんでした。観客の皆さん、どうか今、彼らに大きな拍手を」

とキャストと共に、舞台裏でバラシの準備を進めるスタッフに拍手。お客様からもとても多くの温かい拍手をいただきました。

 

「最後に、ここで、ビックニュースがあります」

と言葉を切ったジュンモさんは、少し微笑んだ後、

「『レ・ミゼラブル』、2019年の上演が決定しました!」

と発表して、

「またたくさん観に来て下さい。カムサハムニダ」

客席から大きな歓声と拍手が湧き上がりました。

 

進行役の森さんが後を引き取り、

「今、ヤン・ジュンモさんからお話いただきましたように、2017年のこの公演がとてもご好評を得まして、2019年、2年後になりますが、春に『レ・ミゼラブル』、再々々々々々再演になります(笑)。是非、皆様とまた、(2019年の『レ・ミゼラブル』の)舞台でお会い出来ることを、心より願っております。

そしてまた更に、オーディション!がございます。このオーディションでございますが(・・・と森さん、今や大人気となった子役出身の有名俳優の名前を挙げたりしつつ・・・)『レ・ミゼラブル』は、スターを生むミュージカルでもございます。(オーディションについては)東宝のホームページをチェックしていただければ(笑)。皆さんどなたか、オーディションにいらっしゃる方も(この客席の中に)いらっしゃるかもしれませんが。私たちもまた、気を引き締めてオーディションに向かわなくてはならないという・・・。今度は(笑)受かるか受からないか、判らないので。もう私、相当なトシなんで、結構(笑)。頑張りたいと思います」

と、軽妙なトークでお客様を笑わせます。

 

本日のご来場の御礼を申し上げた後、最後に、森さんが大きな声で、

「大阪!」

と叫ぶと、キャスト全員が、

「おおきに〜!」

と締め括り、大阪の千穐楽は終演、となったのでした。

 

 

とまあ、長くなりましたが、そして、ちょっと "個性" 的な挨拶もありましたが、本日客席にいらっしゃらなかったお客様に、少しでも千穐楽の雰囲気を感じていただけたら、と思い、なるべく再現する方向で書いてみました。

読んでいただけて感謝です。

 

 

終演後、主催4社を代表して梅田芸術劇場さまよりご挨拶を頂戴しました。

 

 

手締めの音頭をとる、ヤン・ジュンモさん。

 

 

「よぉーおっ」のかけ声で三本締め

 

 

みんなで集合〜!

前列左から染谷洸太レーグル、増原英也司教、かつら屋/桑原麻希さん、二宮ファンテーヌ、川口ジャベール、井手柚花リトル・コゼット、ヤン・バルジャン、岡田奈々リトル・エポニーヌ、島田裕仁ガブローシュ、菊地まさはるグランテール。

2列目左から、あばずれ/華花さん、松原エポニーヌ、宿屋の女房/三森千愛さん、鳩/五十嵐志保美さん、伊藤美咲ファクトリーガール、買入屋/廣野有紀さん、KENTAROテナルディエ、小南コゼット、内藤マリウス、篠田裕介ジョリ、森マダム・テナルディエ、藤田光之バベ、病気の娼婦/石田佳名子さん、柳本奈都子マダム、上原アンジョルラス。

2列目の三森さんの後ろ、左から、若い娼婦/五條まりなさん、カフェオーナーの妻/篠崎未伶雅さん、土倉有貴クラクスー、田川景一モンパルナス。

後列左から、田村雄一工場長、大田翔コンブフェール、宇部洋之バマタボア、安部三博プルベール、山崎一郎ブリジョン、KENTAROさんの右側後ろに持木悠クールフェラック、杉浦奎介フイイ。

 

 

 

さてさて、2019年上演決定、オーディション実施、というニュースはありましたが、大阪公演を無事に終えることが出来、あらためまして、ご声援下さった皆様に心からの感謝を申し上げる次第です。

次回も大阪での公演があるらしいので(まだ場所や時期などは確定していないのですが、上演することは確かなようです^^v)、是非また皆様と、2019年にお目にかかれますことを願っております。

 

 

そしてカンパニーは、この後、2017ツアー最終地、名古屋へと乗込みます。

中日劇場は来年春に閉館されるため、この劇場での「レ・ミゼラブル」上演は、これが最後です!

公演は、9月25日から10月16日まで。

皆様のお越しを、劇場にてお待ちしております。

お見逃しなくっ!!!

 

 

 

 

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