みなさん、こんにちは。

大阪、フェスティバルホール公演、昨日9月2日夜の部にて、無事に開幕致しました。

本日、昼・夜の2回公演中です。

 

フェスティバルホールでの上演は、2013年に続いて2度目。

前回は工事中だった建物西側のエリアにツインタワーが完成しているので、楽屋の窓から見える景色が少し変わったのが新鮮です。

 

音響の素晴らしさで有名なホールだけあって、稽古の最初、オーケストラの音が鳴った瞬間、音を聞き慣れているはずのカンパニーの面々からも「おおっ!」と感嘆の声が。

 

ですが、"鳴る" からこその課題が生じます。

音楽監督の山口Billyさんからは、

「このホールでは、前を向いている時はとても良く聞こえますが、横あるいは後ろを向いている場合、全く聞こえ方が違う。芝居をしながら顔の向きが変わると、言葉が聞こえないこともあるので、意識して明確に発していかないと、お客様に伝わりません」

という注意がありました。

気持ち良く歌えるがゆえに、ともすれば自分の歌に酔ってしまうという危険もはらんでいます。

帝劇とも博多座とも、次の中日劇場とも異なる、フェスティバルホール独自の音響条件の下で、「レ・ミゼラブル」の楽曲をどう客席に届けていくか・・・舞台稽古、ゲネプロと、キャスト、スタッフそれぞれの立場からの様々な調整が行われました。

 

初日の昨日、そして、日曜日の公演となった本日、カーテンコールで、2500もの満員のお客様からの拍手が前方から、そして頭上から降るように舞台に押し寄せ、カンパニー一同、感動と感謝と幸せをかみしめつつ、9月15日の千穐楽まで1回1回を大切にお届けしていくことを、あらためて心に誓ったのでした。

 

大阪公演全22回、最後までどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m