みなさん、こんにちは。
昨日、4月6日は稽古オフでした。
なので本日は、ちょっとゆる〜い稽古場オフ話をお届けします。
<第1話:日本男児と将棋>
とある日の午後、稽古の合間に、吉原光夫さんがのたまった。
「日本男児たるもの、将棋くらい出来ないと」
そこで用意されたのが、小型の将棋盤と駒、だったのだが、吉原さん、実は全くの将棋初心者。
「とりあえずルールくらいは知ってるけどね」
とつぶやいた川口竜也さんが、吉原さんに駒の動かし方を説明しながら一局(岸祐二さんは見学)、となった。
オセロも苦手だと言う吉原さんは、
「飛車は縦横、角は斜めに好きに動ける。桂馬は・・・」
と、駒ひとつひとつの特徴を説明されるも、
「???」
を連発し、ついには、
「駒が小さすぎんだよっ!!!(怒?笑?)」
<第2話:椀ショット>
ボタンを押せばみそ汁が出来る、自動みそ汁メーカー「椀ショット」(マルコメ製)が稽古場に登場した。
導入者の吉原さんは、居合わせた海宝直人さんと一緒に早速、液みそボトル(こちらもマルコメ)のキャップを取りマシンにセット・・・しようとしたものの、説明書を全く見ないで始めたせいで、何が "正解" かわからないまま、どんどん指がみそまみれに(笑)。
通りかかった岸さんも巻き込まれ、
「こうじゃね?」
「いや、それだと、ちゃんとパーツはまってないよね」
「説明書見ましょうよ」
「どうなってんの?」
「この絵(=説明図)の後が知りたいのに・・・」
「マジか?」
ようやく液みそボトルの装着が完了し、タンクに水をいれてお椀をセット、スイッチ・オン!
「みそ汁〜、みそ汁〜!」
と待ち構える彼らの前で、お椀に落ちてきたのは何故か"みそ"だけ。お湯が出て来ない(爆笑)。
「なんでだよ〜っ?!」
またもや大騒動の末、海宝さんの活躍で抽出成功!と相成り、みんな、美味しいみそ汁を食したのだった。
<第3話:料理男子の悲劇>
4月5日は、ミュージカルスーパイザー/アルフォンソの滞在最終日。
ちょうど時期だし天気も良さそうだし、稽古終了後に近くの公園でアルフォンソを誘って有志の "お花見" をやろう、というハナシが持ち上がっていた。
飲み物や食べ物も準備万端。ところが夕方、無情にも雨が・・・。加えて、ぐんと冷え込み始めた。
風邪でも引いたら大変と外での花見は中止にし、代わりに、稽古場を懇親の場に提供することになった。
事件は、懇親会の終了間際に起きた。
「そろそろ片付け始めてくださ〜い」のタイミングで、制作スタッフの携帯に一本の電話が。
「焼きそば作ったんで、今から持って行きます」
との、料理男子/上山竜治さんからの連絡だった。
到着まで20〜30分くらいはかかりそうとのことで、そろそろ帰る気持ち満々だった参加者たちは、
「え〜っ!」
と大ブーイング、そのまま片付けと帰り支度が続行された。
で、予告より早く、再びの電話が。
「今,(稽古場の建物の)下に着きました。これから(稽古場に)上がります」
上山さんが意気揚々、
「お待たせしました〜!」
と登場するも、スタッフは粛々と、ゴミをまとめたり洗い物をしたりと後片付け中である。稽古場内からは、ハンディ掃除機の音も響いている。
「もうみんな、帰っちゃったよ」
「えっ? ・・・」
一瞬呆然、悲しげな表情を浮かべたものの、上山さん、
「良かったら食べてもらえますか?」
と、居残っているスタッフのために、笑顔で紙皿などを準備し始める。
「稽古場の中に演出部さん居るから(持ってってあげて)」
ガランと人気のない稽古場内へ入った途端、上山さんの頭上からクスクス、忍び笑いが降り注いだ。
「えっ?」
仮設の2階席を振りあおいだとたん、稽古場のあちこちで息をひそめていた多勢のキャストたちが、わーっと湧き出てきた。
「なんのサプライズ?! 誕生日でもないのに〜!」
と、びっくりしつつも嬉しそうな上山さん。
上山シェフお手製焼きそば。
稽古場を出た後、ふと思いついて材料を買い、
自宅で急いで調理したんだとか。
残って待ってくれていた多勢のキャスト一人一人に、上山さんは、焼きそばを手早く取り分けていった。
上山シェフ、ごちそうさまでしたm(_ _)m
(とっても美味でした!)
上山さんを「大丈夫かぁ?」と見守る上原理生さん。
左隣は、二宮愛さん
明日8日は、カンパニーが二手に別れます。
一方はいつものように稽古。
そしてもう一方、約30名のメンバーは、横浜Fマリノスとのコラボ企画で、日産スタジアムで「民衆の歌」を歌います。
この企画、今年で3度目となりますが、今回は、NHK-BS1で中継されるジュビロ磐田戦、という大注目の試合に呼んでいただきました。観戦される皆さんと一緒に、スタジアムいっぱいに「民衆の歌」の歌声を響かせたいと思います。
それでは、また〜。