みなさん、こんばんは。

 

この2〜3日、ひたすら2幕のバリケードが登場する場面のステージングが続いていました。

 

 

  エポニーヌ/唯月ふうかさん

  名曲♪オン・マイ・オウンの終わりに

  巨大なバリケードが姿を現します

 

 

男性のお客様は、バリケードの場面が好きな方が多いようですが、バリケードのセットが出て赤旗がひるがえり、キャストが銃を手に立ち、♪砦の者よ よく聞け〜、とアーミーオフィサー(敵兵)の声が響き渡ると、

「あぁ、レミの稽古やってるんだよねぇ」

としみじみ実感し、テンションが上がります。

 

この場面のステージングは本当に大変で、2013年の新演出版初演の際には1週間近く、来る日も来る日もバリケードと格闘していた記憶が・・・。

 

 

  左から、銃を手に立つ伊藤俊彦さん(左端)、

  大田翔コンブフェール(伊藤さん)、下手前に森加織さん、

  森さん右上方に向かって柳本奈都子さん、石飛幸治さん、

  上段の篠田裕介ジョリ、斜め下に内藤大希マリウス、

  中央に上山竜治アンジョルラス、斜め下が木南清香さん、

  木南さん右上方に向かって安部三博プルベール、

  その上に今井学クールフェラック、

  バリケード下に深堀景介レーグル、手前が杉浦奎介フイイ、

  右端が灰野優子さん、その上に和田清香さん

  

  

荷車や柵、樽、レンガなどなど手近な材料を組み上げたバリケードの内では、革命の芽を摘もうとする軍隊からの攻撃に応戦しながら、さまざまなドラマが繰り広げられていくわけですが、そういった芝居は、まだまだ先の話です。

まずはいくつかに場面を区切り、ブロックごとに動きを付けていきました。

 

 

  田村良太マリウスと松原凜子エポニーヌ

 

 

動線や立ち位置、誰とどこでどのように関わるか等々、細かく確認した後、いざ音楽に合わせて実践、となるワケですが、決まり事も踏まえなければなりませんし、重くて長い銃は人に当てると怪我をさせてしまうこともあるので、扱いに充分な注意が必要です。

まずやってみましょう→確認/修正しま〜す→もう一度行きま〜す→上手くいった?ダメ?→はい、じゃあ今の場面もう一回頭から、といった流れでまず1組目が。次にキャストを変えて2組目、そして3組目。

時間の許す限り、とにかく実践あるのみ、なのです。

 

 

  相葉裕樹アンジョルラス(左)と

  学生に捕らえられても不敵な態度の吉原光夫ジャベール。

  中央は土倉有貴さん、その後ろ、バリケード上は

  金子大介フイイと田村マリウス

 

 

  丹宗立峰グランテール(左)と上原理生アンジョルラス。

  バリケード上は左から、鎌田誠樹コンブフェール、

  藤田光之さん、持木悠クールフェラック。

  バリケード前にたたずむのは中程中央から田村マリウス、

  染谷洸太レーグル、華花さん、桑原麻希さん(奥)、

  金子フイイ(手前)、大津裕哉さん、篠田ジョリ。

 

 

なかなか前にすすまず、一歩進んで二歩下がる感じ f^^;で、稽古時間を延長して頑張った日もありました。

 

全場をあたりきるまで、あと少し、です。