みなさん、こんばんは。ムラタです。
休館日明けの今日は2回公演でした。

プレビュー公演から休館日前の19日まで、プリンシパルと子供の組合せは日々変わっていましたが、アンサンブルに関しては、ダメ出しや修正を効率よく的確に行うため、A組、B組のほぼほぼ固定チームで出演していたんです。
で、休み明けの今日からはシャッフルが始まりました。
レミ独特のローテーションシステムで、キャストは、完全に同じ組み合わせは帝劇公演中にたぶんないだろう的なスケジュールで、日々の公演をこなしていきます。

どんな組合せになっても作品のクオリティを損ねないよう、稽古の初期段階からプリンシパルも子役もアンサンブルも、キャスト全員が様々な組合せにトライしてきたのですが、ここしばらくの固定で、さすがに、シャッフル初日の今日は、
「あれ?」
が続出 f^^;。
役者同士の呼吸の間合いだったり、ふとしたタイミングだったり、お客様には気付かれないような些細なことばかりなのですが、
「あれだけ稽古したのに…やっぱり芝居って生き物」
と改めて思わずにいられない、そんな新鮮な緊張感の漂う一日でした。





これは、2幕開演前、舞台袖のエレベーター前での1枚。
テナルディエ率いる強盗団の一人、モンパルナス(2幕は学生)役の大津裕哉さん。大津さんの左手には、焦がしたコルク栓が握られています。
キャストは、このコルクの炭で顔などに "汚し" を入れるのですが、粒子が細かいのか、毛穴…というか皮膚に入り込みがちで、綺麗に落としきるのがなかなか大変なんだそうです。





2幕冒頭 "ミニ・バリケード" と呼ばれる場面(♪ここに築こう我らのバリケード~)で、下手<舞台向かって左手>の袖で、舞台中を見つめていたバルジャン/吉原光夫さん(右)と工場長/石飛幸治さんの二人を発見。
後ろ姿でちょっとわかりづらいですが、石飛さんの扮装は "荷受人(Coach Man)"。
"ミニ・バリケード" でマリウスからコゼット宛の手紙を託されたエポニーヌが駆け去ると、場面は変わってプリュメ街55番のバルジャンの屋敷になります。
荷物を背負った男が、バルジャンと一緒に家の中から現れ、門を出て行くと、入れ替わりにエポニーヌが飛び込んで来る…というくだりなのですが、この荷物を背負った男が "荷受人" なのです。
1幕終盤で、ジャベールの追跡を逃れようと「明日遠くへ船で渡ろう!」と決意したバルジャンはパリを出て行く準備をしていて、その荷物を引き取りに、石飛さん(とダブルキャストの田村雄一さん)が演じる "荷受人" が出て来るんですね~。
誰?どれ?と思った方、次回のご観劇では是非、チェックしてみて下さい。





2幕開幕直前のこと。
アンジョルラス/上山竜治さんが、ガブローシュ/與名本睦くんに
「すみませんでした f^^;」
どーしたの?と尋いてみると、上山アンジョルラスが荷車の上に睦ガブローシュを上げようと気を効かせたつもりが、
「スタッフさん来てないのに」
とダメを出されたそう(笑)。
確かに、スタッフが横に付いて安全確認してくれた上、の方が万全ですからね。
今年のガブローシュ、みんな、しっかり者です(^^)
舞台袖の明りが消えた中、スタッフの手持ちのライトに照らしてもらってツーショット、でした。


明日もまた、2回公演、みんなでがんばりまーす。
ではまた~。