みなさん、こんばんは。ムラタです。
本日、稽古はオフなのですが、プログラムの色校正&文字校正作業中でして、のどじまんレポート、まだまだ書き上がらないです…(泣)

なので代わりに、昨日、通し稽古の1幕終わって2幕に入る前の休憩中に、アンジョルラスたち(上原理生さん、野島直人さん、上山竜治さん)に直撃したコメントをアップしたいと思います。



  アンジョルラスのみなさん。
  左から野島直人さん、上山竜治さん、上原理生さん。


野島さんは本日、2回目の通しになりますけど、どうですか?
野島 「ちょっとずつ変更点があったりするので。前回と」
上原 「細々した、ね」
上山さんはまだ、1回通しただけだよね?
上山 「そうですね。(だから)もっとやりたいですね」
野島 「回数を、ね」
実際、回数重ねないと身体に染み込んで来ないところ、ありますもんね。
上山 「ですね。演出(補のエイドリアン)からは、感情をもっともっと(前に)出してくれって言われているので、とりあえず出して出して。で、崩れたところとかズレたところは次で修正出来たらなって」
野島 「一歩一歩、だよね」
上山 「そうですね」
野島さんは、どんな感じ?
野島 「僕は、変わったところを確認しながら、感情の流れを大事にしてたんですけど。変更箇所をよりもっと前向きに、エネルギッシュに捉えて、今」
まさに2回目の通しの最中、ってことですね。
ところで上原さん、余裕の笑みですけど。
上原 「(笑)いやいや。でもあの、1回通せて良かったな、と」
前回演ってますからね。後は本番演るだけ?
上原 「そうですね(笑)
上山 「余裕だなぁ」
野島 「あっはっは(笑)」
上山 「さすがの余裕!(笑)」
上原 「いろいろ稽古を重ねて、ああここが変わったんだ、そうか、どうしようかな、っていうのを1回通して流れで演ってみて…」
大丈夫? 何か遠く見て話してるけど?(笑)
上原 「言葉を考えてるんですよ(笑)。2年ぶりに演ってみて、新たに見える風景みたいなものがあって。アンジョルラス像も違うし、舞台での居方というのも前回とは全然違うように取り組めてるんで、また新たなアンジョルラスとABC(カフェの場面)を創れそうで。何か、楽しみですね」
今回、上山さんが新しくアンジョルラスとして加わりましたけど、その辺り、どうですか?
上原 「いやあ、僕にはないさわやかさがあって。アンジョルラスって普通、こうやなぁ、と」
そこ?
上山 「さわやかさ?(笑)」
上原 「僕が演ると、ちょっと戦国武将みたいになりかねないから」
武士っぽいからね~。
上原 「そうそう(笑)」
上山 「大丈夫、出てる出てる。さわやかさ出てる、アンジョルラス!」
上原 「さわやかな男?」
………(笑い過ぎて言葉にならず…)
野島 「あと、一生懸命さ! 真っすぐな」
上原 「ああ、そうね」
野島 「僕らももちろん一生懸命やってるんですけど、(これまで上山さんは)全くレミゼラブルに関わってなくて、(そういう人の)アンジョルラスとしての役に対する真っすぐさとか一生懸命さっていうのは、すごく見てて僕らも新鮮に感じるし、良い効果をもたらしてるなって」
上原 「うん、そう」
上山 「周りから、すごくこう "来て"くれるんですよ。頑張れ、アンジョルラス!みたいな」
二人 「あぁ」
上山 「俺、引っ張って行かなきゃいけないのに、頑張れアンジョルラス!いいぞいいぞ!今の音大丈夫だったぞ!みたいな(笑)」
二人 「音?!(笑)」
え、それ?(笑)
上山 「そういう、応援してくれてる感じが、なんかこう、アンジョルラスに付いて行くぞ!みたいなストーリーと上手く合って。だから、そういった意味で最初、あぁこうやって(周りから)もらえば良いんだ、って。すごく勉強になりました」
上原 「そうそう。一人じゃ出来ないんだよね、アンジョルラスって。周りがこう、リーダーにしてくれる役だから。周りが居てくれてそうやって(真ん中に)立ってられるから。まあ、おかげさまの精神ですよね」
野島 「お互い様、な感じもあるしね」
上山 「先輩から学びながら」
上原 「いやいやいやいや」
上山 「余裕を、ね。ホント俺、こう、真っすぐになっちゃって力入っちゃったりするんで。力を抜いて…あぁこういう人に付いて行くんだなみたいな…そういった余裕っていうか、冷静さみたいなところを、お二人から盗んで出来るようになっていければなって」
野島 「何気なくやってるようで大変なんだよね。決まり事の中の何気ない自然さ、っていうのが。そこが、ね」
上山 「いや、ホントそう。余裕な感じで音を決めながら芝居をしてくってホントに大変だな、って、改めてすごく思ってます」
野島 「難しいよね」
上原 「でも、決まったらカッコいいんだよね」
上山 「そうだよね~」
ホントに三者三様というか、それぞれカラーが違ってて面白いから、お客様も楽しみなんじゃないかと思いますよ。
野島 「理生はさ、何を大事に演ってんのかな?って思うんだけど」
上原 「僕? 何を大事って?」
野島 「ABCとか」
上山 「存在感?」
野島 「ほら。見て感じてることとさ、本人が思ってること、また違ったりするかもしれないし」
上原 「何だろ…大事? うーん…」
野島 「でも、熱血さ、増した感じがしない?」
上原 「どうだろ…あ、でも、何だろ…より言葉で、どうやって伝えようかな、っていうのはすごい大事にしてる。全編歌、っていうのはレミゼの特徴で、しかも僕は(元々オペラをやってて)歌の人間なんで(言葉じゃなくて)歌になっちゃうんで。いかに話してる言葉みたいにして、一個一個、周りの仲間に伝えて、どうみんなを鼓舞するかっていう。それが出来るか、かなぁ。それでこう、ラ・マルク死んで市民は立つぞってなって♪群れとなりて~で最高潮にみんなが "うぉっしゃーっ!" ってなったら…ちょっと、ドヤ顔!(笑)」
あはは・・・(爆笑)
上原 「してやったり!みたいな(笑)」
そうなんだ?!(笑)
上原 「そこに向かってまず、こう、ね、起爆して。それで隊列組んで、ワン・デイ・モアやって、バリケードに向かいたいな、という」
上山 「ドヤ顔が許されるポイントですもんね、あそこ」
全員 「あはは(笑)」
上山 「したもん勝ち、な感じ(笑)」
上原 「MVD、だよね」
上山 「??? オペラの言葉ですか?」
上原 「違う違う。ほら、MVPってあるでしょ。Most Valuable Person。で、MVD。Most Valuable ドヤ顔!」
上山 「………なるほど…ね~………」
ねえ、これって、どう返せばいいの? f^^;。
野島 「(笑) どう処理しよう、って」
上山 「頭良すぎるんだよね~(笑)」
上原 「付いて来いよ!(笑)」
まあ、いいや。上原さんは置いといて…。
上原 「おい!おい!おい!」
(笑) 野島さんのポイントは?
野島 「僕は完全に、なるべく会話、ですね。みんなと会話して積み上げて、より理論的にいって、そこからどんどん、どんどん熱く着火していったらいいな、って。前よりもより細かく、より繊細に動かしていけたらいいなって挑んでます」

ここで残念ながら、通し稽古2幕開始の時間が迫って来たので、アンジョルラス直撃は終了。
最後に写真撮影、となったのですが、
「ねぇねぇ、何か足りてないだろ」
と声が。
「イケメン写真だろ? 肝心なのが一人足りてないよ」

で、撮影し直した写真がこちら。





テナルディエ役の駒田一さん、でした。
そういえば2003年、駒田さんが初めてテナルディエ役に挑んだ公演で、
「俺も昔はイケメンだった時代があったんだよ~」
と言われた記憶が… f^^。


それでは、また~。