みなさん、こんばんは。ムラタです。
本日は、1幕プロローグ、♪一日の終わりに~工場~♪ラブリィレディに取り組みました。

稽古は、♪一日の終わりに(スライダーと呼ばれる装置が開いて、舞台奥から貧しい民衆が出て来る場面。
一日が終わりゃ年ととる…という歌詞で始まります)、の冒頭部分からスタートし、動きを確認したら、1幕の最初に戻ります。

冒頭の奴隷船を漕ぐところから、ジャベールが仮出獄許可証を渡し、農場と宿屋でバルジャンが虐げられ、心荒み、司教に助けられ、
  ジャン・バルジャンは死んで生まれ変わるのだ~っ!(♪独白)
と絶叫して、新しい人生を生きるために許可証を破り捨てる…。
ここまでがプロローグ、と呼ばれる一連の場面になります。
新演出版ではここで舞台上に作品タイトルが出て、♪一日の終わりに、が流れ始め、民衆がだーっと舞台奥から湧き出て、さあ本編の始まり、となるわけです。

冒頭からここまでの流れを、キャストを変えながら3回、だーっとやってみることになりました。

まずは、ジュンモ・バルジャンから。
とても緻密でリアルな芝居で、初参加とは思えないバルジャンっぷりです。
吉原ジャベールとの対峙も大迫力でした。


  ジュンモ・バルジャンが、吉原ジャベールに
  仮出獄許可証を突きつけられます


続いて福井バルジャン、そして吉原バルジャン。
2013年からさらに深化したそれぞれのバルジャン像が、稽古場内を圧倒します。
そしてそれを支える全キャストがまた、ものすごい集中力と気迫で、1ヶ月後の初日が本当に楽しみになってきました(^^)


この後は、ファンテーヌがクビになる工場のシーンと、港の娼婦たちが歌う♪ラブリィレディへ。


  テナルディエ夫妻からの手紙を読むファンテーヌ/里アンナさん
  工場場面の稽古より



  工場で女たちがもみ合う場面
  演出補エイドリアンと振付ベンが「こんな感じ」と
  ファンティーヌ3人に実演指導
  


全体稽古終了後には、稽古場内から「ぎゃーっ!」と絶叫が響き渡り「何事?!」
バマタボア役の新キャスト、日浦眞矩さんが、ファンテーヌに噛み付かれる場面を当たっていたのでした。
あー、びっくりした f^^;


では、また~。