皆さま、こんばんは!
本日も本ブログをご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

日本初演50周年の『屋根の上のヴァイオリン弾き』を更に楽しんで頂くために、
豆知識集をスタートしたいと思います。

その名も「屋根の上で中の人が考えてみた」!
はい!タイトル長いとは言わせません!!笑
でも、略して「屋根で考えてみた」シリーズです。
はい!これは果たして略称なのか…?とも言わせません!!笑

宜しくお願いいたしますm(_ _)m

本作には、
ユダヤ教の教えとユダヤ人のしきたり、愛するモノ。
背負ってきた悲しい歴史と、忍び来る時代の波。
波に流されそうになりながらも、必死にもがく人もいれば、
変えようとする人もいる。
そして、変わらなければと心の片隅で気付いていながら、
変われない人…

そんな人間ドラマが溢れております。

難しい、と思われがちな本作。
あくまでも、一説ではありますが、
「へぇ〜、そうだったんだ!」と、本作をご覧になった方に楽しんで頂けるよう頑張ります^^

第一回目の今日は、「ユダヤ人とダンス」について。

まず、単刀直入に言うと、ユダヤ人はダンスが大好きです。
なんと、世界でダンスの先生が一番多いのはユダヤ人と言われているほど!


そんなダンスシーンの中で、本日は、
ツァイテルとモーテルの結婚式のシーンが振付られました!

皆さま、「ハレルヤ」という言葉は聞いたことがありますよね?
ゴスペル等で良く聞くフレーズだと思いますが、
実はヘブライ語(=旧約聖書の時代に話されたユダヤ人の言葉)なのです。

この言葉は「主を讃えよ」という意味を持ち、ユダヤ人・ユダヤ教の精神とも言える旧約聖書に記載があります。

ワンフレーズをご紹介いたしますと、、、

ハレルヤ!
(略)
角笛を吹き鳴らし、神をほめたたえよ。
十弦の琴と立琴を奏でて、神をほめたたえよ。

タンバリンと踊りをもって、神をほめたたえよ。
緒琴と笛とで、神をほめたたえよ。

音の高いシンバルで、神をほめたたえよ。
鳴り響くシンバルで、神をほめたたえよ。

息のあるものはみな、主をほめたたえよ。

ハレルヤ!

とあります。

あの有名な「マイム・マイム」も旧約聖書にある一書の中から、
作られた歌・ダンスと言われています。
(確かに、稽古場で音楽を聞いていると、「マイム・マイム」と聞こえるフレーズや動きもあるような…)


結婚式のシーンは二人の門出を祝う、とても賑やかで、華やかな明るいハッピーな空気が流れています♪

ユダヤ人は長い間、迫害されてきました。
そのことは、皆様も学校等で勉強したことがあると思います。
世界中へと、ユダヤ人が離散せざるを得ない状況になり、バラバラになっても、
彼らの芯には「旧約聖書<神様との古い契約>」がありました。

どんな苦しいでも、旧約聖書に書かれている契約を守れば「神様」と共に…

だからこそ、彼らはこの旧約聖書に書かれた「タンバリンと踊りをもって、神をほめたたえよ」を忠実に守り、子供へ孫へと継承されていきました。
もしかしたら、その事が、世界中へ散り散りになってしまったユダヤ人がユダヤ人であり続けるための、
アイデンティティの証明だったのかもしれません。

今後も色々「屋根の上のヴァイオリン弾き」の背景についてご紹介いたしますが、
気になる方は是非調べてみてくださいね!

そして、メディア露出情報 を更新いたしました!
なんとNHK「うたコン」に市村さん&鳳さんの出演が決定いたしました♪
こちらも是非ご覧くださいませ^^

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』
世界は変わっても、家族の絆は変わらないー
親から子へ、子から孫へと受け継がれる愛と旅立ちの物語。
記念すべき日本初演50周年公演をお見逃しなく!






【TICKET】
◆東京/日生劇場
 2017年12月5日(火)〜29日(金)
 *東宝ナビザーブ
  https://toho-navi.com/
 *東宝テレザーブ
  03-3201-7777(9:30〜17:30)

大阪/梅田芸術劇場メインホール
 2018年1月3日(水)〜8日(月)
 *梅田芸術劇場オンラインチケット
  http://ko-ume.pia.jp/

静岡/静岡市清水文化会館(マリナート) 
 2018年1月13日(土)〜14日(日)
 *マリナート窓口
  054-353-8885(9:00〜22:00 ※月曜休館・月曜祝日の場合は翌平日)
 *テレビ静岡
  054-261-7011(平日9:30〜17:30)

愛知/愛知県芸術劇場 大ホール
 2018年1月19日(金)〜21日(日)
 *キョードー東海TICKETS ONLINE
   http://kyodotokai.pia.jp/event.do?eventCd=1732642
 *キョードー東海
  052-972-7466

福岡/博多座
 2018年1月24日(水)〜28日(日)
 *博多座オンラインチケット
  http://www.hakataza.co.jp/lineup/h30-1/index.php
 *博多座電話予約センター
  092-263-5555(毎日10時〜18時)

埼玉/ウェスタ川越 大ホール 
 2018年2月10日(土)〜12月(月祝)
 *ウェスタ川越オンラインチケットサービス
   https://www.seatr.jp/Gekijouaspx/Menu.aspx?trader=163&theater=001

【STORY】
1905年―帝政ロシアの時代、アナテフカという寒村で酪農業を営むお人好しで
働き者のテヴィエ(市村正親)は、信心深くて、楽天家で、
25年連れ添っている妻のゴールデ(鳳 蘭)には頭が上がらないが、
5人の娘たちを可愛がり、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。

長女のツァイテル(実咲凜音)、次女のホーデル(神田沙也加)、
三女のチャヴァ(唯月ふうか)、年頃の娘たちの今の最大の関心事は、自分たちの結婚について。
今日もイエンテ(荒井洸子)が、ツァイテルに縁談を持ってきている。
娘たちは気もそぞろ。娘たちにとっても、姉さんが早く結婚を決めてくれないと、
自分たちに順番が回ってこないからだ。
だが一方、ユダヤの厳格な戒律と“しきたり”に倣い、
両親の祝福が無ければ結婚は許されない。

そんなある日、金持ちで肉屋のラザール(今井清隆)からツァイテルを後妻に迎えたいと
申し出を受けたテヴィエは、酔った勢いでついつい結婚に同意してしまう。
長女の結婚相手が見つかったことで妻のゴールデも大いに喜んだが、
当のツァイテル本人には仕立屋のモーテル(入野自由)という相思相愛の存在があった。
ツァイテルとモーテルの熱意に心を動かされたテヴィエは、ついに若い二人の結婚に同意する。
が、結婚の許しを同時に二つも出してしまったテヴィエ、ゴールデやラザールに
何と切り出せば良いのやら…。
さらには、次女ホーデルは革命を志す学生のパーチック(広瀬友祐)を追ってシベリアへ旅立ち、
三女のチャヴァはロシア人学生のフョートカ(神田恭兵)と結婚したいと
言い出し駆け落ち同然で家を飛び出す始末。
そしてテヴィエ一家にも、革命の足音と共に、故郷を追われる日が刻々と迫っていたのだ―。

最後までご覧頂いた方へオマケ写真!


何やら五姉妹でコソコソ…
(※男子禁制とのこと。笑)
話している内容は、ヒ・ミ・ツ♡らしいです。笑

次回の更新もお楽しみに〜!