まず最初に写真を見てください!!
日本には居ないタイプのカロリナです。これらは、海の向こう(香港、中国、韓国)で繁殖されている個体達です。写真の傾向を見る限りでは、白いものはより白く、柄は大柄なドット模様になるように選別交配されているようです。
(カロリナだけじゃなく、オルナータ、テキサスも様々です)
「なぜ?このようなタイプが?」
海の向こうでは、養殖場(繁殖場って規模ではないです)で、毎年何千、何万もの子亀が繁殖されています。似たタイプの個体では、「飽きられてしまう=販売が右肩下がりになります。」何か特長も見つけながら、その特長を際立つ方向で選別交配が繰り返し固定化されているようです。
New Typeは、海の向こうでも高額で取引されています。(ベビーで100万円~200万円、アダルトは10倍?ぐらい)
「養殖技術」
日本の繁殖に至る時間は、ベビーから育成して4年~6年程度の時間をかけているのが現状だと思います。海の向こうでは、3年程度だと聞きます。保温の仕方、餌の与え方(量と質)、飼育環境(広さと水流)でより短い時間で累代繁殖をさせています。数や繁殖に至るまでの時間の短縮でこのような「New Type」が作出されるのだと思います。
「趣味と投資」
日本では爬虫類の飼育を投資として捉える人はいないと思います。(極一部には本業で繁殖をさせていますが)飼育を始めるキッカケは、「この種が好きだから」が99.9%だと思います。また、日本の考え方は「血筋を守っていく」ですが、海の向こうでは「綺麗なものを作出して高額で販売する」です。だから投資になるのです。
「モルフの作出」
日本では、亀についてはモルフの作出は難しいと思います。(血筋を守るって考えから)海の向こうでは、綺麗なら売れる、だから、いろいろ試してみるって考え方です。アカミミガメのモルフを見れば、短期間であれだけのものを作出するパワーがあるのです。
「日本への輸入」
「New Type」の輸入は?100万円でも購入する(できる)人は日本には・・いないような気がします。ベビーまたはヤングペアで100万円が限界じゃないかな。(いや、そんな事はない、私は購入するって方は、メールください(アドレス:tohira_1017@yahoo.co.jp)。香港の友人が来日する時に正規輸入します。
「希望」
「New Type」への希望は、選別漏れした、同じクラッチの個体を輸入する事ではないかと思っています。模様の表現で価格は変わりますが、これなら日本に輸入して販売しても、それなりの価格で販売できると思っています。興味あるかな?