飼育環境と自然環境 ミネラルについて | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

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亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
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飼育環境と自然環境では、異なる事が数多くあります。異なる部分をできるだけ自然に近づけようと飼育環境に悩んで創意工夫をされていると思います。

 

テレビの動物番組でたまに見る、「生き物の土喰い」の映像、「?え、土食べるの?」って思ってましたが、土に含まれているミネラル分を摂取するために食べているとの解説、なるほど、自然下だと、そういう手段で必要なミネラルを補給しているんだと納得しました。

 

私も、テラピンの飼育を長く続けています。本来この種は汽水域に生息しています。塩分濃度や汽水域や海水域で摂取されているであろう、いろいろな物を考えて、海水を汲んできて飼育環境に投入しています。

 

先日Twitterで見た、「にがり温泉」、簡単に言えば塩分濃度の薄い海水のようなものです。(豆腐を作る時に使用されます)成分を見ると、実にミネラル分が豊富に含まれています。ネットで検索すると良い事ばかり書いてあります。

 

早速購入して試してみました。飼育環境が急に騒がしくなりました。「え?、発情?」って感じで、オスがメスを追いかけています。その後メス達は陸場に避難していました。

 

種によって投入する量は加減していますが、どの飼育環境にも投入してみました。なんか色艶が良くなり元気になったように見えます。

 

ある方のTwitterの記事によると、2021年の孵化子は4頭、2022年に使用した結果30頭になったとありました。オスの生殖能力の向上、メスの身体の内部での卵の育成状態の向上に影響を与えたのかもしれません。1年時間が経過すれば、オスもメスも成長するので、その影響だけとは言えませんが。

 

実は、私も毎年いくつもの無精卵、発生停止、死籠りの卵を廃棄しています。産卵された卵の状態(オスが頑張って受精させている、メスの体内でしっかり育成されている)が良くなれば、こういった廃棄も減るのではないかと期待しています。

 

ミネラル分は、身体の中で作ることができないものが多いです。経口摂取に頼るしか手段がありません。配合飼料にも含まれているし、自然の餌にも含まれていますが、不足している可能性はあります。お試しの価値はあると思います。