昨日は仔亀の育成環境について書きましたが、今日は餌です。
理想は、なんでも嫌がらず沢山食べてくれることですが、なかなか思うようにいかないことも。
どんな餌を食べるかは、その後の成長を大きく左右しますので大事です。
仔亀の餌に求められるのは、まずは食べること。どんなに栄養満点でも食べなければ意味がありません。
うちで孵ったミズガメ(キボシ、ニホンイシガメ、ニオイガメなど)の場合は。(卵黄の吸収が終わらないと餌は食べません)
冷凍赤虫から始めます。赤い物への反応が良いようです。イトミミズも良いですね。赤虫を食べていることが確認できたら、沈むタイプの配合飼料を一緒に与えられます。
その後、乾燥エビ(細かくして)やブタハツ(細かく切って)を与えて、何を良く食べるか観察します。
あとは1日2回できるだけ決まった時間に決まった場所で与えるようにして、このタイミングが餌の時間だと覚えさせます。
大事なのは、餌のバランス、いろいろな栄養を摂取できるよう、また好き嫌いをしないようメニューを考えて与えます。
この時期の食性が、その後成長や好き嫌いに大きく左右されますから、いろいろ考え見てやりましょう。
この時期に気を使うのは訳があります。卵から孵って卵黄を吸収しきったこの時期が一番弱いからです。
だいたい1ヶ月て二回り成長させるぐらいの目標が良いですね。二回り成長すると弱々しさが薄れてきます。
あとは、清潔な環境を保つことにも注意ください。沢山の餌を食べるってことは、排泄も沢山していますので、環境に合った定期的な水替えも必要になります。
仔亀の育成は、怖い面もありますが、成長の過程を見守り、その個体の性格を掴むには良いことだと思います。