生息地と飼育環境 | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
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新たな種を迎える時、飼育環境をどのように作るか悩みます。(この悩む時間が楽しかったりしますが)


最近は、ショップでもこんな風にしてあげてくださいと言われることもありますが、是非生息地の自然を考えてみてください。


例えばインドホシガメ、本とかで調べると、インド・スリランカ・パキスタンと出ています。どんな環境を想像しますか?


もっと簡単に考えましょうか。ニホンイシガメならどうでしょう。


ニホンイシガメは、日本の本州四国九州が生息地しかも、川の上流の水が綺麗な場所になります。


て考えると、水質に気を使いあまり高温にならない方が良いなってなると思います。日本って国を知ってるから考えられることです。


では、先ほどのインドホシガメ、インドのどんな場所に生息しているのか考えないと環境は作れません。


生息地は、国を知るのではなく、その国のどんな場所かまで知る必要があります。


とは言え、飼育環境は自然環境とは別ものとして考えることも重要です。(突き詰めて環境を考えたら、とてつもない広さが必要になります)


自然環境のどのポイントが必要なのか、似た環境を作るにはどうしたら良いか、などを考えて飼育環境を作りたいものです。


生き物には、その場の環境に適応する力を持っていますが、あまりそれに期待することなく、環境を考える必要がありますね。



昔、インドホシガメの飼育は難しいと言われてました。(今でも難しいですが、昔とは比べることはできません)理由は、間違った知識から、リクガメだから乾燥させて飼うってことが信じられてた時です。


間違った情報により、短命に終わった数は沢山いたと思われます。


是非、生息地(国ではありません)を考えポイントを抑えた飼育環境を作ってやりたいものです。