好適温度と日射病 | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
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亀を含む爬虫類は変温動物で、自分で活動(動いたり食べた物を消化する活動)のための熱を作れません。


外部から吸収した熱で活動のための熱源にしています。


好適温度は、細かく見れば種類によって異なりますますが、概ね20℃~30℃程度です。


例えば、ダイヤモンドバックテラピンなどは26~30℃ぐらい、キボシイシガメは22~28℃ぐらいが良いようです。(上限・下限を超えたから直ぐにダメージがある訳ではありません)


また、バスキングスポットも熱め(40℃ぐらい?)が良かったり低め(30~35℃ぐらいかな)が良かったりも種で違います。


生息地(砂漠、森林、渓谷、沼、湖、標高など)によっても、好む温度は異なります。 まずは飼育している種の好適温度を知りましょう。


このような好適温度を知ることで、日光浴をさせる時の工夫も変わってきます。


あまり神経質になる必要はないと思いますが、短時間に強い方が良いとか、木漏れ日のような感じで長時間が良いとか、種で違うと思います。


どんな種でも注意すべきことが、直射日光に当たり過ぎによる日射病(熱射病)です。


爬虫類は自分で熱が作れないと同時に、冷やすこともできません。人間なら汗をかくことで体温調整しますが、爬虫類は暑過ぎる時は涼しい場所に行くしかありません。


よく「飼い方」の本に日光浴には日陰を作りましょうの理由です。


難しいのは、活動温度と熱射病になる温度の境目です。熱射病になる直前が一番活発に動ける温度になりますから、なかなか難しいですね。


これからの季節は、気温も上がり日差しも強烈になります。日光浴の時は日陰を必ず用意し、こまめに様子をみてやりたいですね。


ちなみに、日陰でも紫外線は届いてますので、日陰での紫外線浴でも良いかもしれないですね。