水棲傾向の強いカメを飼育していると、春から夏先で、水中で産卵してしまうことがあります。
これには幾つかの原因があります。
一番目は、産卵場がないまたはあっても不適切な場合です。 カメ自身がどこに産んで良いかわからず、結果水中での産卵になります。
水中産卵された卵でも有精卵なら孵る可能性があります、産卵後24時間以内に取り出して孵化環境に移せば孵る可能性は大きいです。
二番目は、無精卵だけど体外に出したい場合、これは卵も未成熟で小さい場合が多いです。 産卵出来る身体ができた証拠ですので、繁殖させたいなら相方を探してあげましょう。
自然下では、だいたい5月から9月頃までが産卵期になりますから、今の時期のメスの餌には栄養のあるものを与えたいものです。
産卵場所の用意も大事ですが、なかなか常設させるのは難しいです、メスの産卵の兆候を見逃さず産卵場への移動も大事です。
メスが頑張って体内で育成した卵、上手に産ませてやりたいものですね。