前回は,夏から秋の準備について書きました、今回はその続きとして、秋から冬のイメージです。
実は、秋から冬をどのように飼育するかで、夏から秋のことも変わってきます。
今年孵ったばかりの子ガメ、成長を促したい2年目、熱帯産の冬眠させられない種類なら、加温飼育になりますので、栄養を貯めさせる餌のやり方は不要です。
加温飼育環境なら、水温が24℃を切るようになったら、ヒーターを入れて温めてやれば良いですね。
だいたい、9月の中旬頃でしょうか、地域や設置環境でも異なりますので、水温計や気温に注意して準備しましょう。
さて、加温飼育しない場合は?
外での飼育なら自然任せになりますので、定期的な状態確認にだけになります。
室内飼育の場合の予めイメージしておくべき要素は?
水温は何度ぐらいまで下げるか?
期間はいつまで行うか?
ホットスポットの点灯はどれくらい?
餌はどうする?
などですね。 これらを予めイメージしておくと、いざという時慌てないで済みます。
ポイントは、毎年変えないこと。 小変更はかまいませんが、大きな変更はしない方が良いですね。
以前、室内で飼育し毎年産卵していたヒメニオイガメを、室外飼育にしたら翌年は産卵しませんでした。 あまり大きな変更は、よくないようです。
また、水温が下がることが刺激になりオスの発情を促します。 産卵を狙っているなら大事にしたい時期ですね。
そのベアだけ隔離するのも良いかもしれません。
飼育環境では、いつ・なにを・どれくらい・どのように行うかは、飼い主がコントロールすることになります。
もちろん、飼育方法は何を目的にするかで変わってきますので、自分の目的を持ちそれに合わせてイメージを膨らませること、そして何が必要か考えておくと良いですね。