亀に限らす生き物は、自分が生活する場に順応していきます。
比較的爬虫類は、順応性が高い生き物が多いです。(一部順応性が低い種類もいますが)
さて、亀です。 種類によってポイントを押さえておけば、飼育環境に順応させることができます。
亀が望む環境を100%は用意できないので、亀の順応性とできる飼育環境のバランスが大事になります。
例えば、ショップでは数多く管理するため、プラケースに水深を甲羅の厚さ程度にしてキープしています。
そんな環境の亀を、この種類は泳ぐの上手だから、水深20センチの自分の飼育環境に入れたら?
例えば、ショップでは全体温度をエアコンで管理しています。
冬場に購入した亀をこの種類は冬眠するから、自分の冬眠環境へ入れたら?
順応性があると言っても、急激な変化には順応できません。
時間をかけ、慣らしていかなければならないのです。
亀を購入する時、どんな状態で飼育・キープされていたかは、最初の重要な情報になります。
その情報と自分の飼育環境を照らし合わせ、どのように慣らしていくか考えないと、不幸な結果になることもあります。
これは、自分の飼育環境のバージョンアップやレイアウト変更の時も同じだと思います。
水深、水質、水温、陸場へのアプローチなどなど、段階を追って変化させる事が望ましいです。
飼育者の都合と亀の順応性を上手くバランスさせ、亀にあまりストレスを与えることなく、飼育したいですね。