カメの気持ち その130 亀を迎える準備 | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

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亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
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誰にでも最初って事があります。 最初は誰もが初心者です。


亀を初めて迎える時準備するもの。 亀を飼育するには意外なほど周りの機器が必要です。


水棲亀の場合、水槽(入れ物)、照明としてのライト、熱を与えるライト、陸場を作る石や流木、水を回すフィルター、水を温めるヒーター、水温計と温度計、そして餌類になります。


昔あるお店での会話

『1週間前に買った亀が元気ありません。 この亀生きてます、寝てるだけですよね。』

『いや、これは……、死んでますね』

季節は冬の始まり11月の中旬の頃、亀の種類はクサガメの3センチほどの幼体です。

『え、死んでるですか……』

その女性からは涙が流れてました。

『どんな風に飼っていたんですか?』

『このプラケースに入れて傾けて、寒そうな時はお湯を入れたりしてました。 3日前まで餌食べてました』

『……、それでは飼えないですよ。 今の時期冷え込みますし、幼体は体力ないですからね。』

『…、そうなんですか? 買ったお店では、家の中ならこれで大丈夫って……。 そうですか、死んでますか…』

『残念ですが、そうですね。』

『ありがとうございます、連れて帰って埋めてやります。』

『あ、はい、そうですね。』


どう思いますか?


最近は、法律の改定で販売時の説明があるはずですがこんな事も起きます。


売り主、買い主、飼い主それぞれが自分の役割を行わないとこんな事になるのでしょうね。


亀との出逢いは、人それぞれですし、飼う動機も違います。


でも、共通してるのは、亀を飼うためには周辺の機器に意外にお金がかかるってことです。


こんな話しをすると、「うちではタライだけで充分に飼えてるし、大きく成長したよ」なんて言われる方もいます。


春や夏に購入された亀は、餌を食い成長しますし、抵抗力もつきます。


春や夏は基本になる温度があるので、飼育できるのです。


生体を購入する時は、周辺の機器を購入する予算も考慮すべきなのでしょうね。


亀は勝手に長生きしてくれる訳ではありません。天寿を全うするのではなく、我々飼育者が天寿を全うさせるのです。 そのために周辺機器は必要な道具なのです。