今年もこの日が来ました。
忘れられない、忘れてはいけない東日本大震災…。
年明けには能登半島地震も起きて、
一気に13年前の感覚に引き戻されました。
自分や身近には命に関わる危機はなかった、
それでも思い出すと胸がキューっと苦しくなる緊張感。
映像の中の惨状への恐怖、何も出来ない無力感…。
毎日の数え切れない余震、仕事で連日被災地に行く夫の無事を祈って送り出した日々…。
毎年3.11が近くなると思い出されます…。
今年も複雑な思いが湧き上がり、心身の調子を崩してしまいました。
そんな私に心友の智琉さんがいたわりや共感と一緒に伝えてくれたこと。
「湧き上がったり感じることは無理に抑えず、
吐き出すことも必要なんだよ」
「失われた命のためにも、3.11は忘れてはいけないし、何かしたいと思ってイラストを描いているよ」
「絵を描いていると気持ちが落ち着いてくるんだ」
私もイラストを描いてみました。
おかげで気持ちが少し楽になりました。
★絵馬イラスト
石ノ森章太郎「ファンタジー画集JUN」表紙模写
このイラストの題名は「躁鬱」です。
私が抱える障害の過去の呼び方でもあります。
(現在は双極性障害と呼ばれています)
無理に明るくすることはない…、
気分が沈む時は沈んだままに、
明るい気分になった時は明るいままに…。
私は自分だけが大変、みたいについ視野が狭くなりがちです。
智琉さんはそんな私を温かく見守ってくれました。
ありがとう心友!
もちろん夫やリア友、
そしてここで交流してくれる友達も言葉では表さなくてもそういう優しい気持ちでいてくれた…
夫にも友達の皆さんにも心から、ありがとう!
誰かと一緒にいられること、
気持ちを分かち合えることは当たり前じゃないんですね。
鳥山明先生やTARAKOさんの突然の訃報はショックでしたが、そういうことや生きていること自体が奇跡なのだと教えてくれました。
今なお能登の被災地では、
大勢の方々が日常を取り戻せず厳しい毎日を送っています。
SATOEMAとしてマンガブログを書けるのは
平和な日常を送っていられるおかげです。
本当にありがたいことです。
【SATOEMA共同作品】
(線画・絵馬&色塗り加工・櫻井智琉さん)
「JUN~春の針~」
今が大変な方も、日々の暮らしで気分転換したい方も
SATOEMAマンガブログで懐かしさや楽しさを感じて貰えたら…智琉さんとそう話していました。
震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、
日常への復興に向け必死に生きている皆さんへ
せめて気持ちだけでもお届け出来たら、と思います。
ひとりひとりの小さな気持ち…、
集まれば支え合うチカラになります。
読んでくださってありがとうございました。